フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

煙突掃除だ!薪割りだ!

2012-09-29 | 薪ストーブ・焚火

今日は朝から、頼りになる煙突掃除3人組がやってきた。台風17号と18号がダブルでやってきているのに、今日は幸運にも、いい天気になった。我が家に到着するや否や、休憩することもなく、ただちに「やりましょう!」と煙突掃除を始めるではないか。我が家の煙突掃除は去年に経験しているので、極めて手際がいい。用意していたロッドをつなげ先にワイヤーブラシを装着する。ロッドはフレキシブルなので、曲がっている煙突も楽々入っていけるのだ。

ずは、ストーブに直結している煙突を外す。最下部から一つ上の煙突を上部にスライドさせると、最下部の煙突を外すことができるのだ。

その後にナイロン袋をガムテープでくくりつける。

屋内に一人が残り、屋外の二人は、するするすると屋根に登り、煙突頂上部の蓋を外して、そこから、掃除用具を入れる。後は、ごしごしこすって煙突内の煤を落とす。

はというと、「成程、フムフム」とただただ感心して見守るだけである。それではあまりにも情けないので、外した煙突や頂上部の蓋の煤を落とす作業をした。煙突を外した薪ストーブの上部にも煤が溜まっているので、掃除機と専用ホースを使って奇麗に掃除してくれた。

煙突掃除から出てきた煤は、去年の半分ぐらいだった。それでも、煤は溜まっていたので、やはり煙突掃除は毎年やるのがいいということが分かった。煙突掃除のついでに、屋根の庇にできていた蜂の巣もロッドを使って、落としてくれたのはありがたい。

外した煙突などを装着して、部屋の掃除をすると、全ての作業は終了だ。この間1時間弱で終わってしまった。その手際の良さに、ただただ驚くだけである。

煙突掃除が終わると、続いて「薪割りをやりましょう!」となった。薪割りをやってくれるときいていたので、昨日までに、薪小屋前にたっぷりと丸太を運んで置いたのだ。それらが、次々と割られていく。薪小屋に積んでいた薪は、ガレージ内の薪置き場に運んで積み上げる。冬を前にしてたっぷりの薪を見るのは、心がうきうきしてくるではないか。

薪小屋の下のタルキが重みに耐えかねて、折れてしまっていたので、3人がかりで、底板を持ち上げ、その下にブロックを2個挟みこむ。これで、薪置き場の耐久性が高まったのが嬉しい。

それらが終わってようやく昼食となる。その昼食も用意してくれていた。まずは、韓国風冷麺、トマトキムチがトッピングされている一品だ。

山芋のキムチがコリコリして美味しい。

次に出てきたのは「うどん餃子?」。何かなと思っていると、餃子の具にうどんを細かく切って、ハンバーグ風に焼いたものだ。これが不思議な味と舌触りだったので、「旨い!」と大好評だ。

昼食を食べると、「腹コナシをしなければ」と、またしても薪割りをやってくれた。今度は家の西側に積んでいた丸太を割ってくれるのだ。軽々とどんどん薪が出来上がっていくのが嬉しいではないか。

それを、薪小屋に運んでいくと、薪小屋は、ほとんど満杯になった。これだけのことを、ひたすらやってくれる彼らには、ただただ感謝する、ことしきりだ。

私は、その横で、炉に火を入れる。

薪割り作業が終わったら、そろそろ夕食に取り掛かろう。炉端においてあるかまどに炉の火を移し、そこで秋刀魚と焼き鳥を焼く。ほどなく、あたりは、秋刀魚の油が滴って、美味しい香りが漂ってきた。それらをアテに、いつ果てるともしれない炉端宴会が続いたが、さしもの3人組も、酔いが回ってきところでお開きとなった。


林望 謹訳「源氏物語」第6巻読了

2012-09-28 | 濫読

9月も終わろうとしているときに、台風17号と台風18号の二つの台風がやってきている。台風18号が東日本の東側をかすめて通過している。その影響か、今朝は昨日より4度高く、外気温は14度だった。

早朝は曇っていたが、9時頃になると、いい天気になってきた。しかし、風は強い。庭のホトトギスが満開になってきた。

林望謹訳「源氏物語」第6巻を読み終える。第6巻は、若菜の上下になっている。

若菜上は源氏39歳~41歳、40歳の祝いが盛大に行われる。霧壺の女御(明石の姫君、)が若君を出産する。(東宮の長男)

若菜下では、冷泉帝が即位後18年、26歳で突然、位を東宮に譲る。それにより、東宮が天皇となり、霧壺の女御の若君が東宮となった。紫の上が37歳の重き厄年をむかえると、突然胸の変調をきたす。重体となり、とうとう息を引き取るが、源氏は「もののけ」のしわざとして、霊力のある験者を呼び、必死の加持祈祷をすると、紫の上は息を吹き返した。しかし、病弱の身であることに変わりなく、紫の上は、出家の願望を源氏に頼み込む。源氏は、断りきれず、在家のまま入道させる。

一方、源氏の正室三宮に恋心を抱く衛門の督は、源氏が紫の上の病の看病につきっきりになっているすきを狙って、三宮に言い寄る。その後、三宮が懐妊すると、俄かに衛門の督が病臥に伏し、重篤となる。

源氏は、位は準天皇として人臣を極め、孫が東宮になるなど、これ以上もないほどの栄達を図る一方で、最愛の紫の上が病に倒れ、正室が道ならぬ懐妊をするなど、身辺に不幸が出来する。はてさて、今後はどんな展開になっていくのであろうか。

ガマズミが赤く実ってきた。


来春のカタクリを思う

2012-09-27 | ガーデニング

今朝もスッキリと晴れ渡った。外気温は10度まで下がってきた。薪ストーブの出番が近づいてきたかな。

朝食後、N子さんのご両親が来られた。昨日、こちらの方に引っ越されて来たので、そのご挨拶に来られたのだ。お父さんは、82歳とは思えないほど、お元気なご様子だ。以前住まわれていたところで野菜作りをされていたのでこちらでもやってみたいとのこと。色んなことに興味を持たれていて、パソコンをやり始めたいとおっしゃっていた。

午前中は、引き続き、南側の庭の整備を行った後、カタクリを植え付ける。今年は、まれにみる日照りの多い年だったので、カタクリを育成しているところでは、苗が痛んだところが多く、カタクリの苗自体がないらしい。Kさんが、青森県の育苗家から、なんとか取り寄せてくれたものだ。

球根は、いずれも、太く育ったもので頼もしい。

庭の北側斜面にカタクリが育っているのだが、今年の春、そのエリアに生えていた樹齢30年ほどのコナラを3本倒したために、夏に直射日光が当たるようになってしまった。

それで、南側の森に新たにカタクリが咲くエリアを作ることにした。昨日までの作業であらかたエリアを整備したので、今日は細かい木の苗などを奇麗に切って、カタクリが育ちやすいように地面を均した。

そこに、アトランダムに、カタクリの球根をうえていく。昼過ぎまでかかって、全てのカタクリの球根を植え付けた。

 植え付けたエリアを忘れないように、木で囲っておく。来年の早春、カタクリの花が咲き誇るのを思うと嬉しくなってきた。

夕方、妻が昨日拾ってきた栗で栗ご飯を作り始めた。渋皮剥きが大変だ。そうこうするうちにもち米と栗が上手く絡まった栗ご飯が炊き上がった。

栗ご飯を食べてみると甘く、山里の秋の香りが漂ってきた。


澄みきった秋の空

2012-09-26 | ガーデニング

今朝はすっきりと晴れ渡った秋の日になった。南アルプスの山並みはどこまでも美しい。

蕎麦畑では蕎麦の実が黒く熟れてきた。その向こうに八ヶ岳も端然と聳えている。

近くの路にびっくりするほどの栗が落ちている。

放っておくと直ぐに虫が付くので、早速拾い集めた。

庭作業を始めようと庭に出ると、シュウメイギクが秋の日差しにまぶしい。

午前中は、今日も、森の南側の下草刈りを行う。カタクリの球根が手に入ったので、植え付け場所を整備した。北側にカタクリが咲くところがあるが、今年の春に、大きなコナラを3本伐採したため、夏の間、直射日光が当たるようになってしまった。それで、新たにカタクリを育てる場所をつくることにした。春先の日当たりと夏の遮光のバランスを取れる、樹木の下に植えることにする。下草を刈ったり、伐採木を整理したりすると、大分、すっきりしてきた。

昼からは、フルートの練習をする。メニューは基礎練習の後、バッハの「ポロネース」「メヌエット」「パディヌリ」の3曲。

妻は、今日は朝のうちから、月に1度の料理教室に行った。朝から料理を作って、それを昼食に食べて、ゆっくりおしゃべりする、というパターンとのこと。カボチャの宝蒸し、鶏レバーの生姜煮、イチジクの味噌かけ、牛肉のたたき、蕪・サーモンの博多押し(この料理が一押しか)、トロロ汁、何やら手の込んだ料理のようだ。


秋の野の花

2012-09-25 | 趣味

昨日、山野草の愛好家に我が家を訪ねていただいた時、付近に咲いていた秋の野の花を教えていただいた。
森の中の庭は、花数もそう多くはないのでひっそりとしているが、野に出ると、そこここに色んな花が咲いているのに驚く。

妻が、それらの花のいくつかを摘み集めてきた。ワレモコウ、ノハラアザミ、ユウガギク、ヤマゼリ(?)、ミズヒキ、ミゾソバ、ヤマハッカ(?)。

一つ一つの花は、大きな花ではないが、集めるとなかなかの見栄えになる。秋の深まりを感じさせてくれた。