フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

楽しく温かいホームコンサート

2013-12-14 | フルート

今朝7時の外気温はマイナス5度と冷え込んでいる。青空が広がっているものの、南アルプスや八ヶ岳は雪雲に隠れている。

今日は、今年のフルート演奏の締めくくりとして、「チャミタクハウス生徒有志のおさらい会」だ。11時に皆さんアダージョの森に集まっていただいた。お越しいただいたのは、鈴木先生ご夫妻(チャミさんと卓さん)と悪戯ざかりのトム君、Yさんご夫婦、Fさん、私たち夫婦。それに今回初めて、ピアニストの井出さんにお越しいただいた。まずは、皆さんに軽く自己紹介をしていただく。

その後、いよいよ「おさらい会」が始まった。最初に、生徒三人でフルート三重奏。曲は「故郷」「魅惑のワルツ」「一週間」の3曲。「故郷」のハーモニーが美しく響いてまずまずの出来だった。

 

続いて、Fさんと私のドュエットでバッハの「G線上のアリア」、私とYさんのドュオで「アメイジング・グレース」を演奏した。三重奏を終えた後なので、肩の力もぬけてスムーズに演奏をすることができた。

その後、ソロ演奏に移る。Fさんは、アルテの練習曲と「情熱大陸」をチャミさんとの二重奏で演奏した。Fさんの演奏は練習の時より格段に良かった。
Yさんは、バッハのBWV1033からメヌエットを演奏する。テンポの乱れがない落ち着いた演奏だった。

私は鈴木先生とのドュオで、ヘンデルソナタNO9から、「largo」「Vivace」「Adagio」「Alla breve」の4楽章を演奏した。「Vivace」の途中で、音が擦れてしまった。何とか戻そうと思っても、曲が進行していてコントロール不能の状態に陥いるので困った。「Adagio」になって、ようやく落ち着きが出てきて、音も元に戻る。「Alla breve」の最後に、自作のカデンツァを入れたのだが、慌ててしまって、トチッたのが残念!練習の時には上手く入ったので、少し調子に乗りすぎたかな。

生徒の演奏の後は、お待ちかね、先生の演奏に移る。曲はドップラーの「アンダンテとロンド」。井出さんの伴奏も入り迫力のある演奏になった。伸びやかさ、煌めき、をたっぷり聴かせて頂いた。惜しむらくは、会場が狭く、十分な響きが得られなかったことだ。次回は是非、コンサート会場で聴きたいものだ。

フルートの演奏が終わると皆さんが持ち寄った料理をテーブルに並べて楽しいお食事タイムに移る。Yさんの奥さんの手作りのちらし寿司が圧巻だ。たくさんの具が散りばめらていて、実に美味しい。Fさんの大きな花豆の煮もの、手作りのベーコン、素朴な豆腐、我が家からの豚まんも好評だった。

 

鈴木先生の手作りのドイツ・パンもよくできていた。

始終動き回っていたトム君もご満悦の表情。

食事の後は、アフタヌーンティ&コーヒータイムとなり、楽しい会話が続く。小さなホームコンサートなので、親密で温かい雰囲気が良かった。

夕方になって、かなり冷え込んできたが、皆さん森に出て、トム君のクリスマスツリー用に、モミ属の木(シラビソ(?))を掘りあげた。丁度良い大きさなので気に入っていただけうれしい。名残惜しいものの、陽が沈み一段と寒くなってきたので、散会した。


「縄文土器」を焼き上げる

2013-12-12 | 日記

11月14日に「縄文土器」を作ってから、約1か月部屋の中で乾燥させておいて、今日はいよいよ、焼き上げる日だ。少し風があるもののいい天気になった。

朝9時から炉の中の落ち葉を掻き出し、耐火煉瓦を敷く。その周りにいつも通り、太い薪を井桁に組む。
その上から細い枝を置き、火をつける。こうして、炉の中を予熱しておく。

10時には、KitahoさんとTMTMさんご夫婦がやってきた。皆さん揃ったところで、一度炉の中の薪を取り出して、耐火煉瓦の上に「縄文土器」を据える。その上に、もう一度細い枝を置いて火をつける。予熱していたので、細い枝はすぐに勢いよく燃え上がった。少しずつ薪の燃やす量を増やして徐々に炉の温度を800度に高めていく。本当に800度の温度を作ることができるかがポイントだ。これがうまくいかないと、土器が割れてしまう恐れがある。

2時間ほど燃やし続けると、縄文土器が半分ほど燠に埋もれて、赤くなってきた。これが、目標通りの800度になった目印らしい。土器も何とか割れずにある。うれしいことに焼き上げは上手く進んでいるようだ。

それを見極めて、昼食にしよう。炉のそばで、キノコ汁、おにぎり、それに炉の中に放りこんでいる焼き芋などを食べる。

薪はもう新たに入れるのは止めて、「縄文土器」を燠の中に埋めて、ゆっくりと冷ましていく。

午後4時過ぎ、燠の温度が大分下がったので、静かに燠を取り除くと、「縄文土器」が出てきた。火箸で軽く叩いてみると「カンカン」という金属音がする。どうやら「縄文土器」は焼きあがったようだ。

炉の火がほとんど治まってきたころ、夕暮れになってきたので、部屋に入る。

Kitahoさんはわざわざ、コーヒーの焙煎機を持参してきてくれていて、早速コーヒー生豆(品種はブルマン・ピーベリー)の焙煎が始まった。

焙煎しあがった豆は、「コーヒーの美味しい淹れ方」講座を受けたTMTMさんに淹れてもらう。雑味のない、薫り高いコーヒーを味わいながら、楽しい会話がひとしきり続き、6時過ぎに散会した。

「縄文土器」など本当にできるのか、と半信半疑だったが、Kitahoさんの実行力のおかげで何とか完成させることができた。


輝く山々

2013-12-11 | 日記

昨日は、「ゴー」と唸る暴風が吹いたあと、いい天気になった。ところが夕方から冷え込み今冬シーズン初めて、小雪が散らついた。

今朝は、一転して穏やかな冬の朝を迎えた。山々は、一段と美しさを増して来た。

南アルプスの峰々

 甲斐駒ヶ岳

 

 

北岳

 

 

八ヶ岳


焚き木集めと薪割り

2013-12-09 | 日記

このところ八ヶ岳は晴れが続いている。朝6時30分の外気温はマイナス3度。
ほとんど毎日、昼過ぎから森の中を散歩する。足元は落ち葉でふかふかだ。木々はすっかり葉を落とし、森の中は明るくなった。

こうして眺めると、まだまだ細い木が多く、伐採していく必要がある。

その後、薪ストーブ用の焚き木を拾い集める。森の中には、強風で倒れた木や落ちた枝、日光を奪い合う生存競争に敗れて枯れてしまった木など、焚き木になるものがそこらじゅうに有る。それを集める作業は、いい運動になる。

それらが適当に集まると、チェーンソーで40センチにカットする。山の中で自然に乾燥したものでも、薪ストーブの焚き木には十分使える。

次いでに以前丸太にしておいておいたコナラの薪割りをしておこう。薪を割っていると体がだんだん温まってくるからうれしい。

一休みしたくなった頃、薪割り作業も終わった。太い薪は薪置き場に置いておき、細いのは今夜の薪ストーブ用に使おう。

4時を回ると日が傾いてきて寒くなってきたので部屋に入ることにする。


アルテ第30課 「テレマン二本のフルートのためのソナタ」(2回目)

2013-12-06 | フルート

今日の八ヶ岳もいい天気だ。木の間越しの北岳は真っ白に輝いている。


昼からフルートレッスンがあるので、午前中練習しておこう。「一応終了した」ことになっている「ヘンデルソナタNO9」を復習する。アルテ30課」に掲載されているのは
「Largo」「Vivace」「Adagio」「Alla breve」の4楽章だけだ。残る「Prest」「Andante」「A temp di Minuet」の3楽章がないので、インターネットサイトからダウンロードした。
「Prest」は難しいが、「Andante」と「A temp di Minuet」は旋律が美しい。

 その後、本日のレッスン内容である「テレマン二本のフルートのためのソナタ」の練習をやる。「Andante」「Allegro」は、アーティキュレーションがややこしいので苦労する。
何とか一通り吹き通したので「まぁいいか」。

午後、明野の「チャミタクハウス」へ。
「二本のフルートのためのソナタ」は、まず、「Andante」をやる。テンポは60だったが、運指がややこしいところで躓くので、56にダウンする。
一人でなんとか吹けたので、先生と二重奏する。二重奏していただくと、調子づいてきて吹きやすくなるから不思議だ。引き続きアーティキュレーションの練習が宿題だ。
次は、「Allegro」テンポ72におとしてやってみただ、これは難物だ。いい加減な出来だが、これも先生と二重奏する。
二重奏はの響きが美しい。ミスはあるものの、これは、吹いていて楽しかった。

次に初見で「Largo」をやる。旋律が美しいい、いい曲なので練習のし甲斐がる。
残る「Vivace」は三連符があり動きが速い。これは先生に模範演奏をしてもらって曲の感じを掴む。

トータルこの「テレマン 二本のフルートのためのソナタ」は難しい曲だが、吹いていて調子づいてくる曲なので、練習し甲斐がある。こんなことを先生と話しながら、今日のレッスンが終わった。レッスンルームを出ると、次の生徒のYさんがやってきた。「14日のおさらい会」ついて、しばらく話をしてお別れする。

コマユミの実