フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

レイコック、バース、テットベリーへ

2010-06-30 | イギリス旅行

今日は曇っている。天気予報でも一日中曇っているとのこと。

B&Bの朝食は数種類のメニューから選んでオーダーすることになっている。今日はイギリス名物の「キッパー」を注文した。出てきた料理はきれいな色をしていて、美味しい。まさに日本のご飯にぴったりだ。オーナーに言うと、美味しいでしょうとの返事だった。

朝食後は水をボトルに詰め、雨具を用意して出発だ。今日はコッツウォルズの南方面、レイコック、バース、テットベリーを回る。

昨日と同じ道をチッペナムまで走り、レイコックへの道に入っていく。レイコックの駐車場で係りの女性の方と話しをする。この施設はナショナルトラストが管理しているがイギリス全土に多くのナショナルトラストの施設がある、もし会員になるとすべて無料に成るが入らないかと言われる。旅行中なので断ると、それでは駐車場料金をカンパしてほしいと言うので、2ポンドカンパする。

レイコック・アビーはハリーポッターなどさまざまな映画のロケ地になっている。もとは13世紀に女子修道院として建てられ、16世紀に修道院解散後は、邸宅として使われてきた。現在はナショナルトラストで管理されている。

受付で5ポンド払う。アビーの庭園は実に美しいところだ。ペンキを塗る人、草を抜く人、芝を刈る人など多くの職員が私たちのそばで作業している。アビーの本館は実に広壮な建物だ。本館左側が赤、右側が白のバラが植えられている。

内部は修道院を思わせる廊下がめぐっていた。

アビーを離れ町に来ると、教会の尖塔を中心にレストラン、土産物屋、カフェなどが並んでいる。私は記念にナショナルトラストのマーク入りの帽子を買った。

昼食はパン屋さんに入ってパゲットを飲み物を買う。店の奥が庭園になっていてそこで食べた。昼食後は、バースへ向かう。

バースへの途中に実に美しい田園風景が見られたが、残念ながら車を止めて写真を撮るところがない。何しろものすごいスピードで車が来るので、車を降りてうろうろしていたら危ないのだ。

バースに着いた。ところが中心部はすごい渋滞で車がほとんど動かない。おまけに目指すローマンバスやロイヤル・クレッセントがどこにあるのか全く道路上に表示がなくて困った。肝心のインフォメーションの場所も分からない。レンタカー会社からは地図をもらっていなかったので、探しようもないので行くことをあきらめる。おまけに街中が坂だらけで、坂道発進が不慣れなので、何度かヒヤッとした。

仕方がないので中心部から少し離れた丘のほうからバースの写真を撮る。

大分時間がたってしまったので、帰路に付く。帰りはテットベリー周りだ。途中田園が果てもなく続いている。

テットベリーへ着くまでにも小さな村を通過したが、どこものどかで、美しい町並みだった。どの家の庭も美しい。

テットベリーは中世に羊毛の取引で栄えた町だ。町の中心に修道院がある。現在ではアン王女、チャールズ皇太子などが別邸を構えていることでも知られている。

町のマーケットプレイスで野菜や花の苗を売っていた。テットベリーを後にして、サイレンセスターに帰ってきた。

町に入ったところに大きな「Wait Rose」というスーパーがるのでそこで買い物をした。ハムは安くて美味しい。もちろんワインはズラーっと並んでいたのを買う。他に、コロッケやサラダを買った。

今夜の夕食は簡単だが、十分満足した。

 

 


レンタカーでカースルクームへ

2010-06-29 | イギリス旅行

今朝の天気は曇っている。天気予報を見ると、昼からは晴れてきそうだ。日本から来ているお母さんと娘さんは、今日は、ケンブルからテットベリーへ行くとのことだ。

私たちはどうしようか思案してバスの時刻表をみるが、どうもうまくいかない。それではレンタカーはどうか、と考えてB&BのオーナーのGaryに話をする。Garyが話をつけてくれたのはマニュアルの車だ。この20年ほど運転していないので大丈夫かな。心配していも仕方がないので、借りることにする。

Garyの車でレンターカー会社に行き、乗る手配をする。2日間借りることにした。34ポンドだった。まずは慣らし運転をしてみよう。ギアの入れ方は分かったが、バックが入らない。困ったので事務所に戻り教えていただく。聞いてみると、手元に引くレバーがあり、それを入れなければ、「R」に入らないという仕組みになっている。次の問題は坂道発進だ。どうもずるずる下がってしまう。何度かハンドブレーキとクラッチの入れ方を練習して、ようやく、自信が出てきた。

それではと、「最も古い家並みが保存されている」というカースルクムへ向かうことにする。走り出すと、やはり、道がわかりにくい。大丈夫かなと走っていると、今度は燃料タンクが空になっているとの表示が出た。よく見るとほとんど燃料がない。「満タン」ではなく、反対の0近くだ。そういえば店の人は、燃料は、ここまでにして車を返してくださいといっていた。日本とは反対だ。

仕方がないので、もと来た道を引き返して、ガソリンスタンドへ行く。ところが、燃料の入れ方が分からなくて困る。他のお客さんに聞くと、ここでは、先に燃料を入れ、ガソリンスタンドの隣のスーパーへ行くと、そこのレジで金額が出てくることになっているそうだ。とりあえず満タンにして、レジへ行くと、そのとおりだった。ついでに昼食のサンドイッチと飲み物を買う。

その後、A429をチッペナムへ走る。交差点はラウンドアバウトになっていてこれが慣れていないと厄介だ。ほかの車はどんどん走っている。こちらは瞬時に方向を確認してその道へ入らなければならない。何度か周回することもあった。

途中、隣のナビゲーターがトイレに行きたいというので、表示があったので止まる。入っていくと少し雰囲気が違う。車を止めてよく見ると「To let」となっているではないか。これは土地の貸付会社のこと。「I」が抜けているだけで大違いだ。仕方がないので我慢してもらって、先を急ぐ。

チッペナムからB4039に入り、ようやくカースル・クームに着いた。パーキングには全く人はない。出てきて車道を行くとアイスクリームの店があったので入る。そこで、アイスクリームを買って、ついでにトイレも借りて、カースルクームの中心部への行き方を聞く。その方向にいくと、どうも離れて行っているような気がする。すると犬を散歩させている青年が来たので、聞くと、違う方向だったのでびっくりする。どうも、地図を反対に見ていたようだ。

教えてもらった方向に歩いていくと、ようやく、古い町という雰囲気が出てきた。

さらに行くと、カースル・クームの中心である、セントアンドリュース教会に出てくる。ここからがガイドブックに出てくる古い町並みである。残念だが、道の補修工事をしていた。しかし、本当に美しい町並みが続いている。どの家の前にも、美しい花が咲いている。

緩やかなカーブを描いている道を行くと、川に橋が架かっている。

このあたりが、有名なところである。それをしばらく行くとフットパスの道が出てきたので、引き返すことにする。

もう一度同じ道を引き返す。反対側から同じ景色を見ながら帰り、駐車場に着いた。カースルクームは、バイブリーより美しい気がするし、見ごたえがあった。

そこで少し休憩をして、Cirencesterへの道を引き返す。今度は大分慣れてきたので、ラウンドアバウトでも、迷うことはなかった。

途中は、一面の牧草地だ。適当なところで休憩し、写真に撮る。実に広々とした、美しい光景である。イギリス郊外をドライブすることの楽しさが実感できる。

ようやく、Cirencesterに戻る。問題は、街中の走り方だ。やはり迷ってしまって、うろうろする羽目になったが、何とかB&Bに到着した。

バスに入り、夕食を食べに町に出る。町中のホテルのレストランに入る。お勧めメニューはすべて魚ばかりだったので、他のメニューを見せてもらい、牛のリブ・ステーキを頼む。その前にギネスを注文し、ググッと飲み干す。細やかな泡と独特の苦味がいい。飲っているとステーキが出てきた。

 

これにポテトチップスが付いてているのでボリューム満点だった。これでイギリスのドライブが病みつきになりそうだ。

 

 

 


バイブリーへ

2010-06-28 | イギリス旅行

今日も朝から実にいい天気だ。今日はコッツウォルドを語るときには欠かせない、バイブリーへ行く。

まず朝食はしっかり食べよう。このB&Bの朝食は、まさにイギリスの本格的なBreakfastだ。肉厚のベーコンが2枚どーんとあって、それを食べるだけでも、結構お腹がふくれる。隣の席に日本から来ている母親と娘さんの二人連れがいて驚く。ロンドンでもほとんど日本人に会わなかったのに、CirencesterのB&Bで会うとは不思議なものだ。その方たちも今日バイブリーへ行くというので、バスの時間とかを教えていただいた。

朝食後用意をして、バス停のあるチャーチ前に行く。困ったことにバス停は2ヶ所あり、どちらにバスが止まるか迷う。すると、若い女の方(KKさん)から「今日は!」と声がかかった。「あれ!」B&Bであった娘さんかなと思ったが、よく見ると違う人だ。そうこうするうちに、もう一人の日本人女性(KTさん)が現れた。日本では、Cotswoldsというとやはりバイブリーなのであろうか。そうこうするうちにバスが来た。バスの中で、自然と親しくなった。

Cotswoldsに着く。ガイドブックそのままの美しさだ。19世紀の著名な工芸家ウイリアム・モリスが「イングランドで一番美しい村」と言ったとのこと、イギリス郊外の原風景がここにある。

KTさんは、Cotswoldsは2度目だといい、さっさと先に歩いていく。私たち夫婦とKKさん3人で、付近を歩きはじめる。バラの世話をしているおじさんに声をかける。

その後、アーリントン・ローへ川を渡る。アーリントン・ローは17世紀に織物職人の住まいだったところで、現在ではナショナル・トラストによって管理されている。バイブリーと言えばこの景色が出てくる。

その後Yさんも合流して、村を一巡りする。今でも実際に澄んでいる家がほとんどだが、その家の庭を通ったり入ったりしているということになる。

昼食の時間になったので、4人でスワンホテルのレストランへ行く。そこには、母親と娘さんの親子連れのお二人も来ていた。Cotswoldsでは有名なマス料理を注文する。ビールを飲みながら少し待つと、びっくりするほどのボリュームのあるマス料理が出てきた。

食べきれるかと思ったが、味がやさしくおいしい。もう少しビールがほしかったが、我慢して水を飲むことにする。お話をすると、KKさんは、自転車で世界旅行をしているという。既にアフリカのケニア、スペインなどを回ってきて1年になるという。イギリスで庭園を見学し、将来はガーデンデザイナーになりたいと言う夢を持っている方だ。お若いが実に落ち着いていて、明るい方だ。もう一人のKTさんは、一人で世界旅行をされている。今回はヘルシンキからイギリスに来て、次はバンクーバーへ行くとのこと。びっくりするほどの行動力である。実に社交的で足も健脚なのに驚いた。海外旅行のノウハウが豊富なのでいろいろ教えていただいた。

昼食が終わると、もう2時近くになった。帰りのバスが来るのでバス停で待っていると「860」がやってきた。それに乗り Cirencesterに帰る。バイブリーへの旅にご一緒できて楽しかったこと、また会うことがあるかもしれませんね、と言ってお別れする。

その後、町の中心部を歩く。昨日と違って平日なので人が多く、店も開いている。教会の裏に抜ける道が気になっていたので行ってみると、そこは、びっくりするほど広い芝生の公園になっている。

赤ちゃん連れの若夫婦、若い人のグループ、犬の散歩をする人など、市民がゆっくりくつろいでいるのが実感できる場所だ。歩いていくと奥のほうに池があり、カモや白鳥が泳いでいた。そこからの教会の眺めが美しい。

池の周りを一周する。今夜の夕食が問題だ。歩き疲れたので、もう一度町に来る気がなくなってきた。それで、途中のスーパーで夕食を買うことにした。部屋で食べる夕食は落ち着くことができてよい。

 


大英博物館、サイレンセスターへ

2010-06-27 | イギリス旅行

今日もいい天気だ。Continentalの朝食を食べた後、荷物を整理する。朝食後、荷物をホテルに預け、大英博物館へ行く。

近くのラッセル公園を歩いていると、リスが食べ物をねだりにやってきた。大英博物館には既に多くの見学客が来ている。

10時にオープンし、まずは「ロゼッタストーン」を見る。

実に多くの展示室あるので、到底すべての展示室を見て回るのは無理だ。しかも、今日はCotswoldsに移動する日なので時間も1時間少ししかないので、重点的に回ろう。

エジプトや古代ローマのコーナーを見て回る。

 

大英博物館を後にして、Vicoria Coach Stへ行く。駅のトイレは1回20ペンスで有料だ。

インフォメーションに行き、何分前に待つ必要があるのかと聞くと15分だとの返事。そのとき、二人の男が走ってきて、後ろの男が前の男を組むふした。どうもスリのようだ。すぐに警官が呼ばれていた。

乗り場できょろきょろしていると、高齢の女性の方が、どこへ行くのか、それならこの場所でいいと親切に教えてくれた。

バスは13:30分に発車した。Cirencesterには15:45着。

バス停前はトイレがあるが案内図も何にもない。困っていると、バスに一緒に乗っていた女性が声を掛けてくれた。ようやくB&B「The Old Bungalow House」に着く。オーナーのGary&Hannah Smith夫妻が明るく迎えてくれた。

入浴後、夕食を食べに町に出る。といっても、歩いて5.6分のところだ。ぐるっと回ると真ん中に古い教会があった。ちょうどミサをしていた。

夕食を食べに、パブに入る。ここでもワールドカップで盛り上がっている。私はパスタとビール妻は水とパゲットだ。

 

その後コンビニにより、ワインとチップ、水を買って帰る。

 


バッキンガム宮殿からトラファルガー広場へ

2010-06-26 | イギリス旅行

今日のロンドンもいい天気だ。ホテルの朝食のカードには「Continental」とスタンプが押されている。食堂の受付でカードを示し中に入る。朝食はバイキングなので料理を取ろうとすると、受付の女性が飛んできて「Continenntal!」と大きな声で叫んでいる。よく聞くと、ここはイングリッシュ朝食のコーナーでそれを利用するためには5ポンドほど出さねばならないとのことだ。「えっ」と思ったが、あまりお腹も減っていないので、Continentalにして置く。Continentalではハムや卵、野菜などが付いていなくて、ひたすらパンとジュース、コーヒーだけだ。

 

食後、ロンドンを歩く。ホテルから近くに、美しい公園があった。巨大なフウが茂っている。さぞかし秋は美しいであろう。

その後、サイレンセスターまでのバスチケットを買いに、ヴィクトリア・コーチステーションへ。ここがものすごい人で、切符を買う人の長い列ができていた。ようやく、切符を確保してから、ヴィクトリア駅近くのイタリア料理店に入る。ピザとスープ、ビールなどを注文する。別途パンが付いてくるので、お腹は十分膨れた。

その後バッキンガム宮殿へ。ものすごい人が来ていた。

それを過ぎると、セントジョーンズ公園を通り抜ける。カモやアヒルが自由に群れている美しい公園だ。

その後、トラファルガー広場から、

テムズ川進み、国会議事堂、ウエストミンスター寺院などを遠望する。かなり疲れてきたので、ウエストミンスター駅からホテルへ帰る。ホテルでテイクアウトの食料品を食べる。