フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

サラシナショウマ 風に揺れる立ち姿が美しい

2020-10-06 | 山野草
秋口から庭にサラシナショウマが咲き始めた。
風に揺れる立ち姿が美しい。
 
 
 
名前は、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来する。
ショウマというのは生薬のことで、胃腸薬として効果があるとされている。
 
北側エントランス
 
 
中ガーデン
 
 
夕日に輝くサラシナショウマ
 
 
種が落ちていつの間にか株が増えてきた
 
 
甘い香りがするので、虫たちが競って花の中に入っていく。
一つ一つの花は小さいが、ほんのりピンク色をして美しい。
 
 
 
 
長い雄しべが目立つ。全体としてブラシのように見える。
 
 
 
 
サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)
キンポウゲ科 サラシナショウマ属
学名:Cimicifuga simplex 
 

リンドウ~紫が美しい

2020-09-30 | 山野草

今朝はすっきりした秋晴れとなった。放射冷却でなんと、6時前の気温は、5.7℃まで下がった。

秋が本格的になってきた。あまり寒いので、セーターを羽織ることにした。

庭のリンドウが美しくなってきた。

北岳とタイワンホトトギス

ベンチに朝陽が射してきた。

朝日に輝くシュウメイギク

エゾリンドウだろうか、種名が分からないが、スクッと立ち上がって、先に紫色の美しい花をつけている。

まだ咲いているカライトソウ、シュウメイギクをともに連れて。

これは、違う品種だが、こぼれ種から咲いたリンドウで背が低い。色が薄い青だ。

これは、色は濃いが、日当たりが悪く、茎が弱弱しく立ち上がれない。もう少し日当りのいいところに移植しよう。

秋が深まるとリンドウは一層美しくなるので、また紹介することにしよう。


テンニンソウ(天人草)~高山の雰囲気が醸し出される

2020-09-24 | 山野草
北ガーデンで、テンニンソウが咲いている。
どうも今年は、花の形があまりよくない。
 
 
何年か前に「○○倶楽部」でミカエリソウとして売られていたのを買ったものだが、花の色がピンクではなく白なので、どう見てもミカエリソウではなさそうだ。
 
テンニンソウは、学名からもわかるように、貴重な日本固有種である。
 
 
長い雄しべが突き出していて、ブラシのようになっている。
 
 
こんな小さな花だが、虫たちは、競ってその蜜を吸いに来ている。よほど美味しいのであろうか。
 
 
あまりの美しさに振り返ってみるという「ミカエリソウ」というのもいいし
高山の雰囲気を感じさせる「天人草」~テンニンソウの響きも美しい
 
こうなれば、ピンクの花が咲くミカエリソウをいつか手に入れなければ、この悩みは解決しそうにないな。
 
 
夏の前には、ライムグリーンの美しい葉が広り明るくするのも、この花の魅力だ。
 
 
 
テンニンソウ(天人草)
 
学名 Leucosceptrum japonicum 
シソ科 テンニンソウ属
日本固有種

シュウカイドウ

2020-09-21 | 山野草
秋が少し進んできた。今朝6時の気温は13.4℃まで下がった。涼しいを通り越して、体をシャキッとさせる気温だ。
中ガーデンの花も少なくなってきたが、まだ元気に咲いているのがシュウカイドウだ。
 
シモバシラと競い合いながら咲いている。
手前のリンドウはまだ蕾ができていない。
 
ピンクの個体と白の個体を一緒に植えているので、混ざり合ったようになってきた。
 
春に咲く海棠という花はクラブアップルの仲間だが、それに似ている(?)花が秋に咲くということでシュウカイドウと名付けられた。
江戸時代に中国から渡来した帰化植物で、熱帯~亜熱帯に原種が多く存在するベゴニアの仲間だ。
 
ベゴニアの種類は寒さに弱いが、このシュウカイドウは耐寒性は至って強い。
 
 
夕日が当たるとシュウカイドウの葉は独特の風貌となる。
 
 
 
 
 
シュウカイドウ(秋海棠) 
学名:Begonia grandis
シュウカイドウ科   シュウカイドウ属(ベゴニア属)

シモバシラ~冬は文字通り霜柱になる

2020-09-19 | 山野草
庭のあちらこちらでシモバシラが咲き始めた。
一つ一つは小さな花で、雄蕊が突き出しているので、鋭く見える。
 
 
花序は真上に伸び、花はその軸に茎の先端側に偏ってつく。
 
これも日本固有種の貴重な花だ。
 
 
初めはデッキ下に植えていたのだが、よく増えるので株分けをすると、そこでまたどんどん増える。
 
成長力が旺盛なので少し手に余ってきた感じだ。
 
 
これは最初植えつけたデッキ下の花壇。そろそろ、ここのシモバシラはなくしていく段階に来たようだ。
 
 
 
シモバシラが面白いのは、冬になると本当に「霜柱」ができることにある。
これは地上部が枯れても根が生きていて、水を上げ続け、気温が氷点下になるとそれが凍って霜華ができるからだ。
この変化が楽しくて、シモバシラは二度楽しむことができる。
 
シモバシラ(霜柱)
 
学名:Keskea japonica
シソ科 シモバシラ属
日本固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布する。