フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

夏の終わりの庭

2019-08-31 | アダージョの森

今日で8月も終わりになるので、夏の庭を綴ってみる。

朝陽が小屋に差し込んできた。写真にするとどうも見た目のようには撮れない。

アナベル、ボルドーギク ベンチの風景

カシワバアジサイ フウチソウ ヤブカンゾウ

二本コナラに巻き付くツルアジサイ

中庭の風景 

ミソハギ オミナエシ

夕暮れの南側花壇 夏の花から秋の花に移り変わりつつある

銀葉のラベンダー・センティヴィア 黄色いイトバハルシャギク


レンゲショウマ 日本固有の1属1種

2019-08-30 | アダージョの森
今年もレンゲショウマが咲いた。花径が細く長いのであたかも空中に浮いているかのような、儚げな姿が何とも言えない。
 


 
花が蓮=蓮華に似ていて、葉がサラシナショウマに似ていることから、レンゲショウマと名付けられた。
 
 
 
日本固有種でしかも1属1種という貴重な花だ。「夏の森の妖精」と呼ばれているのもなるほどという感じだ。
 

外側の萼に守られた中に、縦型の先が紫色の花が咲いている。その内側から2~4本の雌しべが突き出ていている。これは、花が枯れてからも残る。


雄しべは外から出は見えず、花の奥の方にびっしり並んでいる。残念ながら上手く撮影できなかった。

アダージョの森には、何時しか赤とんぼが増えてきた。


 レンゲショウマ
学名:Anemonopsis macrophylla 
和名:蓮華升麻  
キンポウゲ科  レンゲショウマ属
日本固有の1属1種の花だ。


ミソハギ 夏の終わりをピンクに染める

2019-08-25 | アダージョの森
庭にオミナエシと競うようにしてミソハギが咲きだした。
紅紫色6弁の小さい花を先端部に多数つけるので、良く目立つ。
 
 
といっても、これが「いつの間にか咲きだしてきた」というような移り変わりで、
夏の初めのころには、ほとんど気づかないような状態だった。
 
 
ハギに似ていて、禊(みそぎ)に使うからとか、溝に生えているからとか、ということで名づけられたと言われている。
 
 
自然に広がる(根で広がり、種が飛んで広がる)力はたいしたもので、一番遠いと思われるのは、南側の庭にもミソハギの株が見られるようになってきた。湿ったところが好きな花だが、乾燥している我が庭でも元気に育っている。邪魔になるほどの数ではないので、しばらくは広がるに任せようと思う。
 


ミソハギ(禊萩)
ミソハギ科 ミソハギ属
学名:Lythrum anceps
別名:ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)

鹿避けネットを張る

2019-08-24 | アダージョの森

梅雨明けから暫くアダージョの森を不在にした時、今までなかったことだが、庭のホスタやヤマユリ、フシグロセンノウなどの山野草などが食べられてしまった。冬にはよくやってきてコシアブラやカエデ類の樹皮を食べることはあったが、夏にはこんなことはなかった。

何とかしなければと、とりあえず、鹿避けネットを買ってきた。長さは50m×1m。鹿は東側の森からやってくると思われるので、森の東側にネットを張った。

南側は道になっているので、そこで西側に折り返して、括ることにした。これは庭の東半分からの庭への侵入を防いだだけなので、もし西側から入ってこられれば、ひとたまりもない。ただ西側は、農地になっていて、そこは電柵が張り巡らされているので、鹿が入ってくる可能性は少ないと思える。

 

今回は試しということで、北の方はネットを張っていない。その代わりに、これは、あまり効力はなさそうだが、細いロープを張ってみた。

鹿たちの目に入り、進入を控えさせることができるだろうか。

 

来年の春に向け、少しずつ、効果も考えながらネットを張り方を研究していかねばと思っている。


オミナエシ 秋の訪れを告げる花

2019-08-23 | アダージョの森

いつしか、アダージョの森もオミナエシが満開になってきた。

オミナエシは、秋の七草のひとつであり、万葉の昔から愛好されてきた花だ。

女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛(クズ)、萩(ハギ)この中では、やはりクズだけはどうも好きになれないな。
 

 花の上の線が横に真っすぐになるという咲き方が面白い。

最初に一株買ってきて庭に植えたものが、今では庭のあちらこちらに飛んだ種から花が咲いている。

「女郎」は若く美しい女性という意味で使われてきた、と言われている。

オミナエシは秋になって咲く花ではなく、秋の訪れを告げる花として咲いている。

 

オミナエシ(女郎花 )
オミナエシ科 オミナエシ属 
学名:Patrinia scabiosifolia
別名:チメグサ、敗醤(はいしょう)
分布 中国、東シベリア、沖縄を除く日本全土