フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

アオハダの赤い実~雌木が少ない

2020-10-01 | 雑木林
秋が深まってくると雑木林の木々の実が色づいてくる。
これはアオハダ、赤い実が美しい。
 
樹皮が薄く、爪先で削ぐと青緑色した内皮が現れるので、青膚(アオハダ)と呼ばれる。
 
 
枝という枝に美しい実をびっしりつける。
アオハダは雌雄異株なので、もちろん実を着けるのは雌木だ。
 
雑木林にアオハダの個体数は多いが、どうしたことか、雌木は至って少ない。
しかも、背が3m未満のような小さい木では、まだ花も実も付けないので、それ以上にならなければ雌雄はわからないので成長を待たねばならない。
 
それで、庭~森を歩いてアオハダの雌木を見つけたときには、喜びはひとしおだ。
 
 
これは、進入路に覆いかぶさるように生えているアオハダ雌木
 
 
これは、南側に生えているアオハダ雌木、だいぶ大きくなっている。
 
 
南ガーデンで休憩するときのテーブルはアオハダの陰になって涼しい。
 
鹿避けネットがうるさいな・・
 
 
これは、アオハダの雄木、もちろん実は着かないが、
秋の黄葉は美しい。
 
 
アオハダ(青膚)
 
学名:Ilex macropoda
モチノキ科 モチノキ属

栗の実拾い~収穫の秋

2020-09-28 | 雑木林

今朝は晴れて、なんと9℃まで冷え込んだ。
しばらくは南アルプスが見えていたのだが、稜線は次第に雲に覆われてきて見えなくなってしまった。

秋の雑木林の愉しみは、色んな実が稔ること、なんといって栗は嬉しい。

と言っても山栗なので、実は小さい。

昨日、雑木林の中を散策して落ちている栗を拾ってみたが・・
残念ながら、先に虫が入ってしまっているものが多かった。

南側の日当たりのいいところ、ここは毎年よく栗の実が取れるのだが・・

綺麗なものもあったが、ちょっと時間が経っている。

小さいながらも実を少し拾うことができた。

見上げると、まだ青いイガが割れて中から栗の実が覗いている。

上の方では沢山なっているので、これからは、毎日の栗拾いが楽しみになってきた。

アダージョの森の周りを巡る用水路のススキも美しくなってきた。


久しぶりに気持よく晴れる 

2020-09-27 | 雑木林

久しぶりに青空が広がってきた。

今朝5時30分の外気温は、12.3℃まで下がった。涼しいどころではなく、冷え込んだという感じだ。

久しぶりに顔を出した北岳。

北岳~南アルプスを望む

ヤマザクラの葉が紅葉し始めた。

タカノハススキ

コバルトセージは少し花が少なくなった

存在感抜群のホスタ・サム&サブスタンス

シュウメイギクとカシワバアジサイ

タイワンホトトギスも咲きそろってきた

これは、中ガーデンで育てているロサ・シノウィルソニー 花友さんから頂いた枝を昨年の秋に挿したら、嬉しいことに根付いて大きくなってきた

「約7000年前の時を駆ける原種バラ」~これからバラが始まったといわれる話題のバラだ

小屋の周りも秋めいてきた

しばらくすると中ガーデンに朝の光が射しこんできた。


ツリバナ~吊り花~赤い実が花のようだ

2020-09-26 | 雑木林

秋が進んでくると雑木林の木々の実が色づいてくる。

ツリバナは漢字では「吊り花」と書くが、ぶら下がった実が花のように見えることから名づけられたという。

少しの風でも、ゆらゆらと揺れる姿が何とも言えず風情がある。

ツリバナが面白いのは、ぶら下がっている実が割れて、そこから更に5つの朱色の種が出てくるところだ。

あたかもくす玉が割れるような感じがいい。

こんな微妙な実なので、雑木林の外側の、風がまともに当たるところは実がどんどん落ちてしまう。
雑木林の中で生えているツリバナはその点、落ちないので、ゆっくり楽しむことができる。

ところが、鳥たちもこの実が好きなので、食べられてしまうということもある。

アダージョの森には、鳥が運んだ実によって育ったツリバナがいろんなところで育っているのが嬉しいところだ。

これは北側エントランスにあるツリバナ、多くの実をつけている。

これから、秋が深まるにつれツリバナの葉が深く・渋く紅葉していく。

ツリバナ(吊り花)
 
ニシキギ科 ニシキギ属
学名:Euonymus oxyphyllus