フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

山野草の庭訪問、姪達がやってくる

2010-10-09 | 庭探訪

今日は朝から細かい雨が降っている。姪が友達とやってくるというのに、非常に残念だ。

姪たちは、梅田発のバスで14時30分頃茅野へやってくるので、茅野まで迎えに行くことになっている。それまでの間に、私が参加している「オープンガーデン・オブ・信州」の塩尻にあるKさん宅のお庭を訪問した。

Kさんの庭は「エンドレスガーデン」と称されていて、広い庭が山野草で埋め尽くされている。25年にもわたって山野草の庭づくりに励まれているのだ。

私は、ネットで知り合った方から頂いたササユリとベニバナヤマシャクヤクの育て方を知りたかったので、最初、電話でお聞きすると、「うちの庭でも育っているので、実際にどんな環境で育っているか見ていただければよくわかります」とのお返事をいただいていた。

塩尻郊外のKさん宅に行くと、雨が本降りになってきていたのにもかかわらず、玄関先で傘をさしながら私たちの到着を迎えていただいた。非常に温厚で明るい方だ。
あいさつもそこそこに、山野草の話になった。入り口から奥の方にかけて、沢山の築山や庭石、枯れ木などが配置されていて、それらが全て山野草で覆い尽くされている。残念ながらほとんどの山野草はシーズンを過ぎていたが、これらがの花々が咲いた時は、どんな美しい光景になるのか想像すらできない。


早速、私がお聞きしていたササユリを見せていただいた。隣にあるヤマユリより実の形がふっくらしている。ササユリも自然に種が飛んで、小さな芽を出していた。種から花を咲かせるのに5年ほどかかるそうだ。意外と明るい庭で育っていることを知った。土地もあまり選ばないそうだ。

続いてベニバナヤマシャクヤクも見せていただいた。築山の陰のようなところに生えている。ベニバナヤマシャクヤクでも、沢山の色の花があるとのこと。意外と直射日光が射すような所にも植えられていた。

アツモリソウやクマガイソウと言った、絶滅種も一面に直う植えで育っている。お聞きすると、育てるのに大変な苦労をし、さまざまな失敗や試行錯誤の連続だったそうだ。

中ごろの所に、Kさんご自身が建てられた休憩所があり、そこでコーヒーを淹れていただいた。奥さんが栗ご飯のおにぎりと奈良漬をもってお庭に来られた。頂戴した栗ご飯は栗の実が一杯入っていて、おいしかった。

自身の経験に裏打ちされたKさんの山野草のお話は大変参考になる。まことに残念だが、姪たちを迎えに行く時間が来たので、また、来年の春、山野草が咲き誇っている頃に寄せていただくことをお約束し、お暇させていただいた。

3連休の雨ということもあり、バスは予定を1時間30分も上回って、4時に茅野駅に到着した。2人は長いバス旅に疲れも見せず元気だった。茅野から、長坂まで高速をひと走り、割引で500円だった。

生憎の雨のため予定していた、バーべキューは明日にお預けとしよう。冷え込んできたので、今夜は韓国宮廷料理サムゲタンで温まることにしよう。それとお二人に餃子を包んでいいただき、焼き餃子作ろう。

薪ストーブに火をいれ、サムゲタンを煮る。美味しい香りが部屋に広がってきた。包み上がった餃子を焼くのは私の役目だ。今日の餃子の皮は厚めタイプなので、少し水の量を多くする。この水の量、火加減、焼く時間のバランスが難しい。焼き上がる直前に、ごま油を回しかけ、香りを引きたてる。

餃子が焼き上がったところで「乾杯!」となる。若い女性の弾む声が部屋に響く。
そうこうするとサムゲタンも出来上がってきた。それを切り分けコラーゲンたっぷりのスープと一緒に食べると身体がホカホカになってきた。

ガンガン薪ストーブを焚いていると部屋は、徐々にホコホコになってきた。雨音が激しくなってくる中、夜が更ける。明日はなんとか天気が回復していほしいものだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿