フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

八ヶ岳西麓でお食事会を愉しむ

2014-09-19 | 人々との交流

今日は、八ヶ岳西麓にいるTMTMさんご夫婦、Ohimajiさんご夫婦とご一緒に食事会を愉しんだ。

行先は、昨年4月にオープンした「トライアングル」というお店。

この店は、「ワークショップ」「アトリエ」それに「カフェとランチ」をやるという多機能の店だ。
行ってみると、ベージュ色の外壁の綺麗な店だ。

奥に入ると真新しいダッチウエストの薪ストーブがで~んと据えられている。

庭からの西面の八ヶ岳の眺めが美しい。

ランチメニューはいろいろあったが、ビーフシチューを注文すると、「おっ、これはいけるな」という感じ。

久しぶりに会ったので、いろんな話題に話が弾む。今の時期は何といっても畑作業の収穫の話だった。

食事の後は、Ohimajiさん宅へ。奥さんに庭を案内していただく。アーモンドの実が成っているというので見せていただいた。

山野草花壇にはいろんな花が植えられていて、余りに私がほしそうな顔をするので、ツルボ、バイカイカリソウ、青色のアスター、藤色のヨメナをいただいた。
庭を歩いていると、「リュック」が遊んでほしいと、甘えてくる。

部屋に入って、奥さんが焼いてくれていた甘いフルーツケーキ(申し訳ないが写真を撮り忘れた)をいただきながら、子供さんやお孫さんの話などに花が咲いた。
夕方、あたりが薄暗くなってくるころまでお邪魔し、お暇した。


美しい音はフルートの構えから(フルートレッスン9月第3回目)

2014-09-17 | フルート

秋風に揺れるコスモス

今日は、9月第3回目のフルートレッスン日だ。

9時過ぎにアダージョの森を出て、10時前に明野の「チャミタクハウス」に到着。

さて、今日もケーラーMedium DifficultのNO1だが、まずは一通り吹いてから、ポイントを絞って練習した。
課題は低音から高音、高音から低音への跳躍。それを美しく決めるために、フルートの構え方を再度チェックする。

3点確保のうち、左手人差し指で唇に抑える力が弱い。これが弱いと、フルートがぐらつき、安定した音が出ないということになる。
下顎を少し引く感じで、フルートをピタッと唇の下にくっつける。それを意識して、低音のG、中音のG、高音のGをスラーで下~上~下に吹く。
これがなかなか滑らかに鳴らないのだ。低音は輪郭のある音を意識して鳴らす。
最後に、右手の小指に力がかかり過ぎているので、それを抜き、小指を自由に動かせるようにする。

高音を出すときに、息の量を増やして鳴らそうとせずに、小さくてもいいからきれいな音を出すように心がけること。唇の穴を小さくして、音が響くポイントを見つけそこに向けて息を出す。

これもなかなかむつかしい。高音のF♯からAへの音の移動がなかなかできないので困った。

ケーラーMedium Difficultの後は、「ハンガリー田園幻想曲」第1楽章の最後のハーモニックスの練習をする。
唇の力を抜いて、小さく澄んだ音を響かせるのだ。これの微妙さが難しい。
何度も繰り返し練習していると時間が経ってしまった。

今日の課題は、これからの日々の練習に意識して取り組んでいくことにしよう。

花豆の蜜は美味しい?


倒れたシラカバを輪切りにする

2014-09-16 | アダージョの森

アダージョの森は40年ほど前に、すべての木が伐採された。その後、生えてきたのがシラカバだ。シラカバは伐採や山火事後にいち早く侵入する植物=先駆樹種=パイオニアプランツと言われている。

明るいところが好きな木だ。ところが、森が成長してくると、暗い森の下から這い上がってくるミズナラのような陰樹に負けてしまって、次第に活力を失っていく、という弱さを持っている。

森の東側でシラカバの巨木が倒れ、近くのミズキやヤマザクラをなぎ倒した。

あたりは、木と木が絡み合っていて、整理するのに手間がかかるためしばらく放置していた。
ところが、シラカバは腐りやすいのでいつまでもそのままにしておくわけにはいかない。
それで、今回は腹を固めて、整理することにした。
まずは、絡まっている、ミズキ、ホウノキ、ヤマザクラを根元から伐採して2メートルの長さにカットする。

次にシラカバの細い枝を払う。シラカバがようやく太い幹だけになった。

薪ストーブの薪用に40センチの丸太にカットするだけではもったいないので、それを端から3~5センチぐらいの厚さに輪切りした。
鍋敷きにすることもできるし、ちょっとした飾りに使うこともできる。

少し休憩を取ろう

35枚ほど作ったところでチェーンソーの燃料がなくなったので、作業を終えることにした。
40センチの丸太を作ることよりも、この薄い鍋敷きを作ることの方が手間がかかってしんどかった。

作業が終わると夕方になった。西から射しこんでくる、落陽を受けて、森の中は一瞬の華やぎを見せる。
今日も、一日中アダージョの森の中にいて、誰とも合わず、静かな一日が終わった。


秋の野の金平糖 可愛いミゾソバ

2014-09-15 | アダージョの森

野原の少し湿っぽいところに、ピンクの可愛いい金平糖のような花が一面に咲いている。

ミゾソバ(学名 Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii )だ。よくわからないが、タデ科タデ属 (Polygonum) に属するのか、あるいはイヌタデ属 (Persicaria) に分類されるのか論議があるようだ。

 他のタデ科植物と同様に花弁に見えるものは萼とのことである。

下のほうが白くなっているので、パッと見ると蕎麦に似ていることから、溝に生える蕎麦から和名ができたとか。
葉をよく見ると、形が牛の額にも見えることからウシノヒタイ(牛の額)と呼ばれることもある。

野山を歩いていて、何か、気分をルンルンさせてくれる花だ。

 


不思議なアキノギンリョウソウ

2014-09-14 | アダージョの森

林の中に、面白い植物が顔を出してきた。アキノギンリョウソウだ。

ギンリョウソウは、初夏から夏にかけて咲き、アキノギンリョウソウより透明感があるようだが、アダージョの森では見かけない。

正式な名はギンリョウソウモドキ(学名:Monotropa uniflora)と言われ、シャクジョウソウ科シャクジョウソウ属の多年草だ。

林の中の薄暗いところに、2,3本、あるいは固まった咲いているところもある。「ユウレイソウ」とも呼ばれている。
腐植質を養分としていて、いわゆる光合成は行わない。不思議といえば不思議な花だ。しかし、なんとなく、面白げでもある。

毎年出てくるところはほぼ決まっているので、そのあたりは、踏まないように避けて通ることにしている