今年は、例年より、いろんな植物の生長が早い。森の中では、マイヅルソウの新芽も少し大きくなった。
春の山菜では一番おいしいといわれているコシアブラも、日当たりのいいところは、葉が開きすぎてしまった。
森の中に行くと、食べごろなのを見つけることができたのでどんどん、今のうちに摘んでおこう。
天ぷらにすると、春の息吹が伝わる山菜の苦みが何とも言えない。
家の東側のヤマザクラの大木も花が咲きだした。
森の新緑もだんだん進んでいる。
アダージョの森の南側にレンギョウが咲いてる。春は、やはり黄色が目立。
レンギョウを植えたときは、一番前の明るいところだったのだが、その後、前の方のコマユミの背が高くなってきて、いつしか日当たりが悪くなってきた。
毎年、レンギョウを前の方に植え替えてやらねばと思うのだが、咲いているのが終わると森の中で目立たなくなるため、いつも忘れてしまう。
そのため、成長が芳しくないんだな。
アカゲラがやってきて、シジュウカラの小屋をしきりにノックしている。シジュウカラは見かけないので、もう巣立ったのであろう。
それも飽くと、隣の木に飛び移って、虫をつつく作業をやりだした。
すると、もう一羽のアカゲラがやってきて、仲良く並んで虫をつついている。こんな光景を見たのは初めてだ。仲の良い二羽のアカゲラを見ると心が温かくなってきた。
その後、畑に出て、菜の花を摘む。このあたりの畑で菜の花が咲いているのは、我が家だけだ。何故かというと、他のところはきれいに耕うんされているからだ。
我が家も、今年の夏野菜の植え付けが始まるので、その前に菜の花を摘んでおこう。
これぐらいあれば、２，３日は、美味しいお浸しにありつけるな。
春の森の躍動を紹介していく
オオハナノエンレイソウ
花が大きく存在感がある。森の中３か所に咲いているが、毎年同じところに、一輪だけ咲く。増えもせずなくなりもしない、孤高の存在だ。
シロバナエンレイソウ
花が小さいエンレイソウで、固まって咲いている。そろそろ株分けしなけば。
エイザンスミレ
細かく分かれた葉と薄いピンクの色合いが美しい。
プルモナリア・シルベラード
葉の色とブルの二色の花が美しい。
ムスカリ・ラティフォリア
二色咲きのムスカリ
クマシデの花
アダージョの森には疎水が巡っているが、その周りにクマシデが沢山茂っている。花は柔らかく垂れ下がる。
コブシ
北側エントランス、やや日陰のエリアだが、大きくなったコブシが毎年春を告げてくれる
３月２５日にアダージョの森を離れて、１か月弱ほどたってしまった。４月２１日に戻ってみると、既に春の躍動が始まってしまっていた。
南アルプス方面を見ると、秀峰北岳が春霞の向こうに白く輝いていた。ヤマザクラの開花も始まっている。
庭ではスイセンが咲き、キョウガノコの葉が勢いよく伸びだしている。
南側花壇のカタクリはほとんど終わりかかっていたが、北側花壇のカタクリはまだまだ咲いてくれていた。
スノードロップに続いて咲く、スノーフレークも満開だ
北花壇では、ユキヤナギ、シバザクラ、ミツバツツジが咲いている。木々の葉は萌黄色に染まっている。
東側「Silent Garden」ではマイヅルソウの群落が、小さな芽を出し始めている。
これから、アダージョの森の春の様子を少しずつ紹介していきたい
春の日の陽気に誘われて、今日は久しぶりに京都を訪れた。
淀屋橋から京阪電車に乗る。特急はすべて横座り車両で、中ほどに「プレミアム」の有料座席があるが、今回は使わなかった。
出町柳に着いて、高野川を渡る。
高野川と鴨川が合流するところには、糺の森がある。
新緑が目に眩しい
北の方に歩いていくと、下賀茂神社に行き当たる。観光客も少なく、静かだった。ここでぐるっと回って、出町柳まで戻る。
叡山電車の出町柳駅に出る。ここから比叡山や鞍馬に行くことができる。外国人観光客が多かった。
そこから、東の方に歩くと百万遍だ。京大の角には立看板が立てかけられている。
そこから、清水寺の下、清水道までバスに乗る。
このあたりに来ると、観光客がどっと多くなる。最近、貸衣裳屋が増えているためか、和服姿の方が多い。
清水寺にはいかず、左折して三年坂を下る。
青龍苑というところだろうか。この一角は、急に静かになっていて、池には鯉も泳いでいた。
高台寺を通り過ぎると丸山公園、八坂神社に出てきた。
西楼門をくぐると祇園に出てきた。ここでも、和装の人が多い。
そこから四条通を西方面に歩く。祇園四条からの鴨川の眺め、四条河原町でお茶を飲む。帰りは阪急電車で梅田に出た。
久しぶりの京都もなかなか良かった。どこへ行っても観光客の多さに、いささかうんざりするが、場所を選べば、静かな京都を楽しめるところもある。
また、機会を見て、京都を訪ねることにしよう。