とうとう届きました、いや、お散歩がてらコンビニへ行き、ネットを通じて注文していた本を手にすることが出来たんです。
むたゆうじ著:『雨もいい天気』
梅雨時にピッタリな本のタイトルだよなぁ~と思いながら、包を開きます。 2003年発行とあって、新品なんだけど、ちょっとだけ月日の流れを感じさせる表紙の周囲。 でも、本はある意味、生もの。 出版社もよくぞ保管して下さっていました~初版ですよ! 手に出来て嬉しいです。 ずっと読んでみたかったからね。
北欧で始まり、今では日本でもお馴染になった認知症の方を対象にしたグループホーム。 グループ(小人数)で暮すホーム(家庭)だから、グループホーム。
まだ、グループホームの存在が日本では一般の人に殆ど知られていなかった頃のお話が最初の章で語られています。
私自身もグループホームに勤務していた経緯もあり(今現在はディサービスです)、とっても興味深く読み勧めている最中です。 今、70ページ程、一気に読み勧めました。
登場人物の内、数人には実際に「お会いした」ため、へぇ~、はぁ~、そうだったんだ~って感じで親近感が沸きます。 たとえ実際に存じ上げない方だったとしても、むたゆうじさんの読みやすく分かりやすい文章によって、手に取るように分かるんだよね。
作詞家だけあり、(作曲家であり、歌い手でもあるんだけど) あの軽快なリズムのような文章は、流石だ~って思います。
そてにしても・・・
特養を辞職し、グループホーム設立だなんて、普通なら、理想を掲げて見ても、「夢」で終わっちゃいそうな バカでかいことを行動に移す。 読みながら、あの、夜勤の時の一瞬でも気が抜けない緊張感とバタバタ感がよみがえってきて、
「よくやったなぁ・・・・。立ち上げ、そして、経営・・・・確かに眠れなくなるわ・・・・」と深呼吸。 そう、ため息はつけないので、深呼吸ね。
そして多くの方が土地探しから、設計、建設まで 「協力」し、立ち上がったんだ~と その「すごさ」にあっぱれ
私が知るグループホームの立ち上げ方は、空家になった現存の家をグループホーム用に「改造、改築」し、スタートさせる。 或いは、企業や社会福祉法人などが ビルの中のディの隣にグループホームも設置するような方法だけだったの。
最初から、グループホーム設立のために、土地から探し、設計し、立てたんだ|!とそれだけでも驚きでした
では、続きを読むとしましょう
すず