こちらのブログに時々、登場して頂く 近所の浦島さんから とっても可愛いお人形を頂きました。
勿論、近所の浦島さんの手作りです。
とても小さいので、一つひとつ 着物を縫うのも大変そう。
その名も “苦難去る”人形
ナンテンの木に 九人の可愛いお人形たち
このお人形を拝見し、思い出したのは、今から九年前、両親が飛騨高山へ二泊三日の旅行へ出かけた当時のこと。
郵便局の旅行で両親が揃って出かけることになったのですが、当時まだ二歳のお誕生日を迎えたばかりの甥っ子は、「乳幼児不可」という郵便局の決まりで、私と二人で自宅でお留守番することに。
それまで生後七カ月で沖縄旅行、二歳のお誕生日を迎える前に 佐賀の吉野ケ里遺跡、長崎のハウステンボス、大分の別府、高崎山、地獄めぐり、鹿児島の霧島、出水の鶴、宮崎えびの高原、熊本の湯の児温泉、そして福岡ドームや北九州市内(小倉城、門司港レトロ地区、グリーンパーク、スペースワールド、いのちのたび博物館etc…) 九州一周していましたし、三歳になってからは 更に本州を脱出、山口県下関市、萩、りんご狩り、島根県出雲大社、鳥取県、広島県ワイナリー、そして北海道札幌、小樽市、その他、諸々…今、思いつくだけ上げましたけど…旅してきました。
旅慣れていて、ツアーの場合は、「いつも誰とお話してるの? 綺麗な日本語ねぇ」 「女の子みたいにソフトねぇ」 「お利口さんねぇ、可愛いねぇ、しっかりしてるね」 数々の褒め言葉を頂き、まさに旅のアイドルでした。
ほんとうは私とゆうちゃんも一緒に飛騨・高山へも参加したかったのですが、なにせ主催者側からお許しが頂けず、 郵便局の旅行は泣くなく諦めお留守番。 ゆうちゃんにも見せたい風景が広がっていたでしょうに。 (でも人生長い。また、いつか機会があれば・・・ね)
しかし、両親が買ってきてくれたお人形は今もお部屋に飾られています。
そのお人形が こちら↓↓
赤い顔が お猿さんの 「さる」 「去る」
あれから 色々ありましたが、ちゃんと御利益はあったようでして、苦難はしっかり去ってくれた気がします。
では、近所の浦島さんに 教えて頂いたお人形の作り方…というよりも 興味深いのは、お人形の材料です。
お人形の お顔の部分ですが、何だと思いますか?
前から二番目のお顔を見ると分かりやすいですが、富士額です。
この富士額の美人顔。
材料は、これなんです。
ふうせんかずら
この中に 富士額のお顔が3つ~4つ 入っているんですって
それが、こちらです
今回は、三つの種が入っていました。
小指の先より小さい。 とっても小さいので作りづらいと思うのですが、 上手く考えたものです。
私は最初にお人形を見た時、ハート型に ペイントしたのかと思いましたが、自然だったんですね。
真黒に 薄いピンク色のハート型の お顔
この種をお人形の顔にしよう、と最初にひらめいた方が凄いアイデアですよね
玄関に飾らせて頂きました。
種が出来る数も限られていますし、毎日、種の出来具合を確認しながら、お人形作りに励んでいらっしゃるそうです。
ずらっと九人並んで 九難去る
台風被害を受けた方へお見舞い申し上げます。
どうか難が去っていきます様に…