日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

塩の街 著:有川浩

2018-03-26 23:04:53 | 読書

 

もしも世界が塩害にあい、滅びるとしたらー?

だけど。

もし、

「自分の命と引き換えに、世界を救うことが出来るかもしれないんだ」

自衛官で、大人で。

いざという時、命を捨てる覚悟の自衛官と。

高校生でしかない自分には手が届かない、

いや、その前に、そもそも民間人の自分と非常事態でなければ出会いの接点なんて、なかった筈なのにー。

 

「行かないで。あなたが生きていなきゃ、世界があっても自分が生きる意味がない」

高校生の真奈は、そう思ってしまうんですね。

純愛ラブストーリーであり、

「好きな相手を失う代わりに、世界は救われる」

それとも

「滅びゆく世界を目の当たりにしつつ、好きな人と最期を迎える」

あなたは どちらを選びますか?と問われるのね、作者である有川浩さんに。

 

人が塩の結晶になる、なんていう奇想天外なストーリーなのに、無茶な感じがせず、最後まで一気に読まされてしまいました。

ほぼ、休憩なしで。

 

自衛官、秋庭30歳。

彼より10歳年下の高校生、真奈の純愛ラブストーリー。

現役高校生か、大学生の頃に読んでいたら、(無理ですが…なにせ作家と私はほぼ同世代ですから)もっとリアルに感動しただろうなぁ…と。

個人的には、デビュー作である『塩の街』よりも、先に読んだ『空の中』の方が、ずっと琴線に触れました。

数ある有川浩作品の中で、私が一番好きなのは、「空の中」です。瞬とフェイク。今も自分の中で自由に生きているみたい…

 

 

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