昨年の記事です↑↑
そもそも、”戦後””なんてあったのだろうか?
沖縄の慰霊祭に出席し、心情を語っている沖縄の人々の声を聴いていると、今も尚、戦争は終わっていない気がする。
現在の制作
今年の夏も小倉昭和館では戦争を扱った映画をいくつも上映予定で、その中でも昨年好評だった『この世界の片隅に』
今年度も上映するそうです。是非、親子で観て頂きたいです。
現在、九州国立博物館にて開催中の「至上の印象派展」を記念し、一週間限定(今週金曜日まで上映)で「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2018年公開 フランス)」「セザンヌと過ごした時間(2017年公開 フランス」2本立て1100円にて上映中です。
いずれもフランス人の画家なので、映画はフランス語。(字幕スーパー)フランス映画には馴染みがなかったものの、静かに、時に情熱的に、フランスらしく画家が関わった人々との生涯が描かれていました。
ゴーギャンは制作の場を求め、フランス領のタヒチへ移住。家族は移住に反対し、結局、彼一人で旅立つことに。フランスの家族に残した絵画には買い手がつかず、遂には仕送りも途絶えてしまう。森の中で自給自足の暮らしをしようとするゴーギャン。木の枝の先に石をロープで巻き付けた手作りの道具で魚を得ようとし、(その姿はまるで石器時代!)それが上手くいかなければ鉄砲で水の中の魚に向けて発砲し…
「いつか子供達は、自分たちの父の名を誇りをもって聞く日が来るだろう」
「芸術家を分かっていない」
と、森の中で独り、つぶやくゴーギャン。
持病の糖尿病と心臓病の彼は倒れてしまう。そんな時、出会ったのが現地の娘、テフラ。彼女を妻とし、再び創作活動に没頭するゴーギャン。
「彼女は飼いならされてはいけない。楽園のイヴだ」
…ここから 色々あるのですね。現代の日本であれば、スプリング・センテンスが喜びそうなことが…。(ベッキーおめでとうございます)
来月にはゴーギャンが描いた絵を実際に博物館で鑑賞する予定。映画のお蔭で、どのような状況で描かれた絵画なのか事前に知ることが出来て、「あぁ、こんな風に描かれたんだなぁ…」と理解もより深くなりそう。
『セザンヌと過ごした時間』
こちらは少年時代から友人であるポール・セザンヌと文豪エミール・ゾラとの友情を描いた映画です。ゾラが画家をモデルにした小説を描いたことから、二人の関係に変化が…。ゾラの小説は売れ、セザンヌの絵は思うように評価されず…
エミール・ゾラという小説家の名前は、聞いたことはあるものの、実際に手にとって読んだことはありません。彼の小説の方も是非とも読んでみたいものです。
映画、絵画鑑賞、小説へと広がる世界。大人の密かな楽しみです。
そして今日は、いよいよ運命の日本vsポーランド戦!