来月、小玉精子先生門下の4つの会派の合同展が開かれます。
今月は主に、そのための準備に取り掛かります。
数年前、甲斐路を旅したとき印象に残った光景で、展示候補の一枚です。
絵のテーマは「生命力」。
昇仙峡は仙娥滝が有名ですが、その近くに屏風岩というところがあります。
屏風といわれるだけあって、薄い板のような断崖をなしています。
その絶壁岩の頂上や壁に、へばりつくように必死に根を張っていた松が印象に残り、これを描いたものです。
その逞しい生命力に思わず唸ったことでした。
絵としては、立体感が出なかったり、松そのものが小さすぎるなどの欠点はありますが、
この絶壁全体の雰囲気を出すためには、今回のような構図もまたありかな、と。