身の程知らずもいいところ、美空ひばりの「悲しい酒」(石本美由起作詞、古賀政男作曲)
にチャレンジしてみました。(25㎝×50㎝)
麻生区の老人福祉センターで、来月中旬から開かれる、「書道教室」の作品展用に準備中の一枚であります。
次の二つのことを考えました。
一つは、この曲の雰囲気を書に活かせないものかと考えました。
ド素人ながら、ギターでこの曲を弾くのが好きです。
そこで試してみたのが、曲の音の高低に合わせて、書としての高低をとることです。
勿論、曲には1フレーズの中での上下があるため、厳密にはとれず、あくまで概略のところではあります。
また高低だけでなく、流れとして高揚するところ沈むところ、あるいはちょっとした間のとり方など、
できるだけ曲に合わせてみました。
やってみて、曲と書とは、共通する何かがあるように感じられたことでした。
二つは、(メインは書ながら)薄暗い居酒屋の中で、寂しげにひとり酒をする女性の姿をいれたいなあーと。
そこで用紙は水彩用の画用紙を使い、上掲のように描きました。
書とバック、どちらを先に描いてもいいでしょうが、本作は書を先に書いています。
こういう曲と書と絵とを組み合わせた試みは、自分としては初めてで、他人様の作品でも見たことがありません。
他にもやってみたいと思っています。
またまた新たな挑戦ですね。歌の音調に合わせ書のバランスを取るとは思いもつかないことでした。言われてみると強弱は間違いなく合いますね。
絵も中々雰囲気を盛り上げていると思います。