先週の4月6日に絵画教室(小玉精子先生)が再開されました。
皆さん3か月ぶりの再会を喜び合ったことでした。
自分もモチーフ担当の一人でした。
普段大変お世話になっているけど、
自ら描かれることはほとんどない画材さんへのお礼を込めて、
これを描いてみるのも一興かなと、提示させていただきました。
かって、「レッスンあとの主役さん」(2010.7.25付)として、
教室の掃除用具を描いたことがありますが、それと似たような気持ちでもありました。
本作は、担当の特権で、主に教室の前日に我が家で描いたものです。
手前の三つの大きなチューブは買って間もないアクリル絵の具で、
その後ろは10年来の古びた水彩絵の具のケースです。
脇役たる筆立ての主役にはこれも古びた刷毛(水張用)をもってきました。
他の筆はあまり細かく描かない勇気で・・・。
水彩紙の黒色は、最初は絵具の混色だけで作っていましたが、
まだら模様になって均質性がとりづらく、
教室が終わって、墨を少々入れてみました。
結果、水彩紙でありながら、水彩画からは一寸離れたものに、・・・。
まだら模様になって均質性がとりづらく、
教室が終わって、墨を少々入れてみました。
結果、水彩紙でありながら、水彩画からは一寸離れたものに、・・・。
・・・とここまで書いて、フトあることに気が付きました。
実は、教室では二つのモチーフ(他は春のお花)が準備されていましたが、
こちらを描いていただいたお方は十数人の参加者の内、お二人のみでした。
扱いにくい黒がテーマだったり、
チューブや筆などゴチャゴチャしたものが多かったからかもしれません。
が、もっといえば、画材を描きたいと思うのは自分の画材をであって、
他人の画材に食指が動くのを期待する方が間違っていたのではないか、と。
主観が入りやすいモチーフを皆さんに提示し、空回りをしてしまいました。
わが浅慮に恥じ入る次第です。
お付き合いいただいたお二人には感謝あるのみです。
[追記]
快挙なり!!!
松山、マスターズ優勝
描かれた作品は非常に丁寧にリアルに仕上がっていると思います。チューブなんか一つ取り出して絞ってみたい感じになります。バックの色合いも絵を落ち着かせていると思います。
スケッチブック表紙の「黒」が好きです、三つの大きなチューブが特に浮かび出てくるのはこの「黒」の効果か、光の反射の描き方ののでしょうか。
全体が立体的で、日常がそのまま絵になって、ほっこりです。
松山マスターズ優勝!!見てました、感激です。