古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

新緑溢れる 称名寺の浄土式庭園(横浜)

2011-05-12 06:48:22 | 風景(全体)

先日GW間、横浜の称名寺を訪ねました。
恥ずかしながら、本寺の庭園が“浄土式庭園”と呼ばれていることを初めて知りました。
現存するものとしては関東では珍しいとも。

重ねて恥ずかしながら、それがどういう庭園なのかも知りませんでした。、
どうやらそれは、極楽浄土の世界を地上の庭園で再現すべく構成されたものとのこと。

本庭園でいえば、金堂(画面の奥中央)の前には池が配され、
この金堂に至るには、朱塗りを施した反り橋や平橋をわたって、
金堂すなわち浄土へと誘(いざな)っていただける、という趣旨のようでした。

数日後、家でこの絵を描いているとき、東北の平泉が世界遺産に登録されるとのニュース。
その推薦理由はといえば、平泉の、浄土思想に則った建築や庭園が世界遺産としての価値あり、
と認められたからだと。

この大御所、必ずや、東北復興の推進役になることでしょう。
ネットによれば、この平泉の資産のひとつ・毛越寺(もうつうじ)は浄土式庭園として有名で、
ここ称名寺の庭園はその流れを汲んだものでは、とも。

日頃はおよそ宗教にも、庭園にも、世界遺産にも縁遠く、浅知恵の自分が、
たまたま遭遇したヒトコマではありました。

手前の木々の間から垣間見た、ミドリ一杯の世界です。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2011-05-12 07:49:35
緑あふれ、季節感たっぷりですね。コメントを読んで初めて極楽浄土の再現をしていると分かりましたが、なんとなく昔の日本の風情が出ていると思いました。追:今故郷に帰っていますが、昨年頂いた勢いよく巻いている鳴門の渦潮、良い思い出になっています。本当に有難うございました。
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Unknown (キンジ)
2011-05-12 22:48:22
新緑きれいな季節になってきましたねー。 何か例えば「水彩画」を描くとしてもそれから派生していろいろな知識が入ってくるものだなーと感心。 こちらは「安全」原発の件でこれからの日本の安全も妥協しないでもっと突っ込む様になれば良いのですが・・・。「のど元過ぎるとすぐ忘れる」日本人。何か体に叩き込んで置く方法はないものでしょうか。 ギャといわねば駄目でしょうなー。 「庭園」これは難しいくすっかり忘れていましたネー。 「緑」少し青過ぎませんか。 黄緑かかっていると思いますが。 絵を描いている時が楽しそうですね。
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Unknown (富子)
2011-06-10 18:49:09
緑の香りがこちらまで届きそうな!深呼吸したくなる一枚ですね!
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