古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

今年も立派な柿が(教室にて)

2018-11-19 07:01:11 | 静物(全体)
先日の教室(11.8 小玉精子先生)です。
私が住んでいる川崎市の麻生区は、日本最古の品種の甘柿(禅寺丸)が発見された地とのことです。
その原木が残っている「王禅寺」というがお寺があったり、(同名の町名も)、
小田急電鉄の「柿生駅」はわが隣駅です。

モチーフ担当の方がご自宅で採れたたくさんの柿をご準備いただきました。
どうやらこちらは次郎柿のようです。
さて、どうやって描くか、数個を選びそれだけを描くのももちろんありましょうが、
担当の方のご意図を拝察すれば、“たくさん描いて!”ではないかと。
それに、太陽の暖かい光を浴びて育った、柿ひとつひとつが、“私も描いて”
と訴えているように覚えました。

芥川龍之介の短編「蜜柑」にでてくるフレーズ
“・・・忽ち心を躍らすばかり暖な日の色に染まっている蜜柑が凡そ五つ六つ・・・”
を思い出したことでした。

また、教室の先輩の方から教わったこと、それは
スーパーで売っている柿のヘタは、柿本体にべったりと密着しているけど、
採れたて直後のヘタは、めくれたように反り返っていると。
成程、ナルホドと、言われて初めて気付いた次第・・・。

そんな“沢山の採れたて感”を、まさに心を躍らせながら描かせていいただいた一枚です。

[追記]
今、百田尚樹さんの『日本国紀』を読んでいいます。
自分たちの先祖の皆さん達の、失敗したことや悪かったこと、そこは鋭く指摘しながらも、
この本全体を流れるものは「日本という国や日本人への深い愛情」だと思われます。
自虐一辺倒の他の歴史書と決定的に違うところで、
また、ポイントになるところを実に的確に押さえておられ、
“凄いなー”を連発しながら読んでいます。


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2 コメント

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Unknown (サガミの介)
2018-11-19 17:00:04
家庭菜園の地主さんが柿を2本植えており、今年もたくさんお裾分けいただきました。
確かに、ヘタの部分が反り返っています。
とても美味しそうな次郎柿、それぞれの柿の個性を考えながら描かれたものなのですね、教室では描いた後皆でいただくのでしょうか?こんなに丁寧に描いた後は食べるのがもったいないですね。
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Unknown (mori)
2018-11-20 20:22:26
見事ですね。絵も柿の出来具合も。中でも右下の柿が一番美味しそうですね。相変わらず食い気が先走って済みません。それにしても本当に美味しそうに描かれていると思います。色合いと言い、テカリ具合と言い、立体感と言い、手を伸ばしても取り出せないのが残念です。
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