引き続き高木厚人先生の大字かなの教本に則って学んでおります。
“古典から創作”というコーナーで、昨秋は“関戸本古今集”を練習しました。
今回は“本阿弥切”を集中的に練習してみたいと思います。
江戸初期の本阿弥光悦が所蔵していたことからこう呼ばれているとのことです。
まことに不躾ながら、僭越ながら
素人の私なりに例えさせていただけば、
高野切は、スタイル・気品良しの、いわば正統派の“ミス・日本”
関戸本は、書家(玄人)が好む“年増の女性”
本阿弥切は、肉感躍動する“ルノアールが描く女性”
といったところでしょうか。
上掲している冊子。
右側の見事な題簽(だいせん 書名などを記した細長の紙片)は 日比野五鳳先生の筆。
左側は、原色、原寸大(縦16.7cm 横24cm)に編されたものです。
本冊子最初の歌は
題知らず 小野小町
“思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを”
二番目、三番目の歌にも“こひし”という字が垣間見え、
なにやら恋歌から始まっているようです。
実際に私が勉強する教本は、上掲のものとは別のもので、
習技者用に編纂された「かな古典の学び方9[本阿弥切古今集]」(高木聖鶴編)です。
関戸本古今集で学んだものと同じシリーズとなります。
ともに二玄社からの発行です。
しばらくは小字での練習です。
“古典から創作”というコーナーで、昨秋は“関戸本古今集”を練習しました。
今回は“本阿弥切”を集中的に練習してみたいと思います。
江戸初期の本阿弥光悦が所蔵していたことからこう呼ばれているとのことです。
まことに不躾ながら、僭越ながら
素人の私なりに例えさせていただけば、
高野切は、スタイル・気品良しの、いわば正統派の“ミス・日本”
関戸本は、書家(玄人)が好む“年増の女性”
本阿弥切は、肉感躍動する“ルノアールが描く女性”
といったところでしょうか。
上掲している冊子。
右側の見事な題簽(だいせん 書名などを記した細長の紙片)は 日比野五鳳先生の筆。
左側は、原色、原寸大(縦16.7cm 横24cm)に編されたものです。
本冊子最初の歌は
題知らず 小野小町
“思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを”
二番目、三番目の歌にも“こひし”という字が垣間見え、
なにやら恋歌から始まっているようです。
実際に私が勉強する教本は、上掲のものとは別のもので、
習技者用に編纂された「かな古典の学び方9[本阿弥切古今集]」(高木聖鶴編)です。
関戸本古今集で学んだものと同じシリーズとなります。
ともに二玄社からの発行です。
しばらくは小字での練習です。