古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

本阿弥切古今集 : これからチャレンジします

2016-02-29 06:32:41 | 書道
引き続き高木厚人先生の大字かなの教本に則って学んでおります。
“古典から創作”というコーナーで、昨秋は“関戸本古今集”を練習しました。
今回は“本阿弥切”を集中的に練習してみたいと思います。
江戸初期の本阿弥光悦が所蔵していたことからこう呼ばれているとのことです。

まことに不躾ながら、僭越ながら
素人の私なりに例えさせていただけば、

高野切は、スタイル・気品良しの、いわば正統派の“ミス・日本”
関戸本は、書家(玄人)が好む“年増の女性”
本阿弥切は、肉感躍動する“ルノアールが描く女性”
といったところでしょうか。

上掲している冊子。
右側の見事な題簽(だいせん 書名などを記した細長の紙片)は 日比野五鳳先生の筆。
左側は、原色、原寸大(縦16.7cm 横24cm)に編されたものです。
本冊子最初の歌は

題知らず 小野小町
“思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば 覚めざらましを”

二番目、三番目の歌にも“こひし”という字が垣間見え、
なにやら恋歌から始まっているようです。

実際に私が勉強する教本は、上掲のものとは別のもので、
習技者用に編纂された「かな古典の学び方9[本阿弥切古今集]」(高木聖鶴編)です。
関戸本古今集で学んだものと同じシリーズとなります。
ともに二玄社からの発行です。

しばらくは小字での練習です。

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1 コメント

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Unknown (mori)
2016-02-29 07:15:17
書道版ルノアール開始と言ったところですね。頑張って下さい。ここ数日2010からアップされている作品を楽しんだり、懐かしんだりしながら見させて頂いています。今2011年まで振り返りました。それにしてもこの積み重ね凄いですね。何時でも楽しめる身近な良書と言った感じです。
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