goo blog サービス終了のお知らせ 

クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

大道峠から小池山 H-19-10-13

2007-10-14 09:06:01 | 中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川
今日は大道峠から稜線伝いで「小池山」を狙う。53号線で
岩本山への分岐を直進、富沢家入り口を過ぎて(8.50)


峠に着くが市町村境界標識はあるが大道峠の看板はない。
百体観音入り口看板のある空き地に駐車して周辺を観察。


目指す西側は何とも取りつくしまも無い広い畑だけ。確かに
左手に稜線かな?と思わせる木立はあるが。民家裏に畑に向かう道を発見して
取敢えず西に向かう(9.12)。
ナビは稜線が160m南と表示。だんだんそちらに寄りながら進むと案の定、
畑の端で道は消滅。仕方なく畑を突っ切って南へ。オッと、直ぐに林道に
飛び出した。歩き易く轍跡もある。やがて杭の所で切り返しで左へ。
ぐんぐん行くと何時の間にか稜線を越えて下りに入ってしまったので
慌てて引き返し稜線真下に潜り込む。ここで林道は終点。
赤杭に釣られて目を上げると一段上の稜線に向かって崖に細い踏み跡。
10㍍程這いあがると嬉しい事にブルー紐の目印と406の数字が刻印された石柱。


西へは刈りこみ十分な奇麗な尾根道が延びている(9.40)。
地籍調査杭が沢山。


やがて「公共」と刻まれた石柱を過ぎると下りに入る。これ図根点?


暫くで401石柱とリボンの所から尾根が急に細くなり藪道に変貌。
雑木を掻き分けて鞍部のような第1ポイントに来ると「397-ホ」の
石柱とテープ、ハッキリとした道が北ヘ分れている。


「300山」に「379」とあるのは間違い。「379」は頂上直下にある。
だが、手前の藪で南から来る道
が合さるとされる「小池峠」を見落としたので帰路に確認する事にした(9.56)。
その先に爺イの嫌いな岩隗がデンと稜線に居座っている。


ここは迂回、南側の斜面にある細い踏み跡をソロリと辿って通過。続いて
狭い岩尾根を慎重に渡ると稜線は左に曲がる。


ここからは小さいけれどもコブとピークの連続で些か息が切れてくるが
帰りは楽だぞと自分に言い聞かせながら何とか踏ん張る。
これ村長さんの目印?

大きな三叉ピークに来ると標高は約1012㍍。あと221m。鞍部に下ると
再び三叉、左から稜線が合さるところに「379」杭。


目の前にはお定まりのトンガリピークへの距離の短い急登。
これが小池山だろう。
稜線から観察すると北側は剥き出しの岩の塊、稜線から南は土に被われている。
その南からは大きな稜線が来ているが、そっちの方が傾斜は緩い。
ひと登りで狭い頂上に到着し標識にご対面(11.05)。大道への直線距離1.72k。


真中に三角点、展望は東南から北西までの範囲。


眼下に稲穂が輝く集落が見える。「入須川」のあたりらしい。


地形図にある沼を探すが山の影になっているのか見当たらない。
山の写真を何枚か。

やや西寄りの山


正面の山



方角は「雨見山」「高畠山」や上信越の連山だろうが、例によって分らない。
今、通過して来た市町村境の稜線を降り返ると1012㍍峰が意外に大きく
見えるのでこの境界尾根は雄大だ。


時間は早いが休憩がてら昼食を済ませて出発。とは言っても少し右アキレス腱が
痛むので予定の「宮の峰」タッチは断念して帰路に付く(11.41)。
急降で足元ばかり見ていたら、何か視界に入る。ギョッとして右脇を見ると
僅かの距離に未だ小さいカモシカ、向こうも凍りついたように微動もしないで
こっちの様子を窺っている。静かに写真を撮っても相手は動かない(11.44)。
何か食い物で手なずけ様としてザックを下ろそうとしたら脱兎の如く走り去った。


岩尾根を通過し(12.07)、北への分岐の赤杭に到着(12.15)。
さて、往路に見逃した南に下る「小池峠」を探しに藪の稜線を東に僅か。
峠だから鞍部と思って小ピークを降りた所を探すが見付らず、引き返した小ピーク
にブルー紐の小枝が地べたに落ちていた。ピークから稜線が南に延び、彼方にも
ブルー紐の目印が見える。峠というよりピークの分脈(12.21)。


分岐に引き返して一休み、北へ出発。此れからが迷って悪戦苦闘だった。
案内書に25分で大道峠とあったので気楽になりすぎた。細道を辿ると広い
斜面、少し右目に進んだら杉林を外れたので慌てて戻って出なおし。だが
古い林道が見当たらない。仕方なく踏み跡辿ってぐんぐん西北へ進んだ。
もう、ここで迷っている。樹葉が濃くてナビは弱受信で役立たず。
物凄い荒れ道になって困惑した時、右下に草原が見えた。刺のある雑草が
繁茂する中をバリバリと引っ掻かれながら草原に降り立つ(13.01)。


大道との距離1.5kだが山越しなので距離は全く意味が無くなった。
草原の端を東北に進むとやがて林道に飛び出す。やれやれだ。
右折して進むと何やら小屋の所で「小池沼」の表示。


迷ったお蔭で珍しいものを見られると、雑草を掻き分けて僅かの距離で
芦の茂った小さな沼(13.07)。


これが地形図にある沼かな?こんな山懐では頂上から見えないのは当たり前。
戻って林道を進むと行き止まり。前面にコンクリートの水路。
差し渡しを渡って対岸の林の中をヤケクソで北ヘ。南北の稜線が迫っているので
出口は北しかないのだ。なるべく水路に沿って大荒れの林の中を突き進む。
藪馴れの爺イも疲労で些か不安。山の中でこんな石柱、何だろう?(13.42)


オッと、下にガードレール、山中の老人行き倒れをのがれた感じ(13.50)。


林道を右にテクテクと。やがて「湯平橋」、脇に「村道・大影秋鹿線」標識。


覚悟はしていたが、これは「遊神館」から「四万」へ抜ける道。最悪。


遊神館前に到着(14.11)、


ここから駐車場所まではかなりの急登53号線を登り放しで3kか4k程。
とても駄目だ。だが、こんな時、助ける神は存在する。
丁度、前庭で雑談を交わした遊神館の高橋さんと言う方が、見かねて
峠まで車で送ってくれた。大助かりでご親切に感謝(14.25)。
峠脇にあった百体観音を探したが見付らず帰途につく。
今度は17号線回りで「たくみの里」や「永井食堂」に寄ったりして
帰宅。往路走行距離56.5k、復路64.5k。



ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 湯殿山で悩んだ H-19-10-10 | トップ | 音羽山新周回コース H-19-10-17 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大道峠からとは さすがですw (おっち村長)
2007-10-14 18:13:28
  以前 大道峠から 小池山へ行けるかな~ と 思って 入り込めそうな場所を 探したのですが 私には わからなかったのです。

 さすがは 爺ィさんです! 私なんか まだまだ 大先輩には及びません。

 私は 南から 379の杭に 直接出ました。


 帰りは 小池沼に出たのですかw
 これは すごい!!

 林道から 車で小池沼へ 行ったことは ありますが 湿地の中に ほんとに 小さな 水溜りが ありますよねw
 小池沼の 北東は 牧草地のようです。

 お疲れ様でした!
返信する
少々慌てました (爺イ)
2007-10-14 19:51:27
榛名周辺や甘楽・藤岡・吉井なら山が浅いので
迷ってもどうにでもなりますが、あの辺の山は山容が深いし
不案内と言う事もあつて一寸慌てました。
寒くならないうちに四万から霧峠に出て川手山に行ってみたいと思っています。毎回、後追いで済みません。

返信する

コメントを投稿

中之条・小野上・みなかみ・沼田・渋川」カテゴリの最新記事