クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

覗岩にタッチしたのかな? H-25- 5-22

2013-05-23 19:18:01 | 榛名山麓
どうも気になって仕様が無い幡矢ケ岳南端の「覗岩」にタッチして来た。
いや、正確に言うと「覗岩らしきものに」タッチして来たのである。

国土院の地形図には確かに「覗岩」の表示があるが生憎のことに文字が太い上に
大きいのでその岩が文字下にある岩壁マークなのか、更に文字左上の稜線の
中なのか? 若しかすると文字に隠されてしまっているのか? 判然としない。
ネット上の記録を見ても覗岩の位置をはっきりと示したものは存在しない。
地形図を拡大して調べたら「覗」という文字の下部に上部・左右からの等高線が
集まっている半月形のようなスペースが在るらしいので爺イはそこが該当すると
睨んで調べることにしたーーという誠に些細な試み。

かってH-19年頃、初めてこの覗岩に興味を持って北の天目山の南鞍部から幡矢ケ岳を
南に乗り越えて接近して見物したことがあるが余りに急斜面だったので直接タッチは
出来なかったが東西に数個の岩の集合であることは確認した。
その時の写真。




その後、地蔵峠手前での振り返り写真。



H-22年頃、鐘原ケ岳を通過中に見えた写真。



そして今月初めに地蔵峠から北への稜線からのもの。その位置の傾斜は相当なもの。



これは「とらZ」さんからの借用写真、だがとらZさんのページは去年の9月以来更新が
途絶えているので借用願いを出しているが未だ返事を貰えていないので
連絡が付いた時点での事後承諾願いになる。



前置きが長くなったが先日と同じに榛名神社への峠道入り口に駐車。
ここの脇にある大岩の側面をよく見ると黒字で「左 山道」と書かれている。
その右には何か朱色の文字が薄く残っているが読み取れない。



殆ど読めないほど錆付いた注意看板には「工事用資材運搬道路」とある。多分
峠道を途中まで堰堤工事用に拡張して利用したものと思われる。地形図の破線と
実際の道が二箇所に亘って大きくずれているのはその為かも知れない。



目印の道標通過。



峠道を進むと左に渓流の土手のようなものが平行して走っている。



脇に一寸それて沢を覗くとその真ん中に赤テープのマーク、何の印かは判らない。



右の植林地帯へは何本も作業道が分岐するが夫々名前が付いている。
これは「地蔵三号」。



こんな土橋で渓流とクロス。



その先に「地蔵四号」の作業道、



右の樹葉の間から一瞬、覗岩が見えた。



やがて漸く笹原に差し掛かり峠道の雰囲気がでる。



何時も目印にしている刻字不明の石碑、ここら辺から入ろうかとも思ったが
まだ位置が低いのであと100m進む。この辺の道は西向きではなく西北向き。



峠道が破線から大きく離れて地蔵峠へ左折して西進する角を突入点にする。



こんな林間を東に向かうと直ぐに小さな沢を渡る。



その先は驚くほど開発された植林地で作業道が縦横に走っていた。一番右のは
さっきの地蔵四号の延長かも知れないが、東に向かう道を選択するが直ぐに消滅。



此処からは地形図で見る限り等高線がギザギザなので多くの小沢や窪が入り組んで
いると覚悟。それらを横断して行かなくてはならない。
出来るだけ、高度を上下しないように水平移動を心掛ける。



最初の沢に下りる突端にブルーマーク、こんな所にG 氏マークかと思ったが末端が
結ばれていないのでどうも唯の林業用らしい。急降して対面の同じ位の高度の位置に
這い登る。



先に進むにつれて傾斜がきつくなり歩行には足首に相当無理がくる。



落ち葉の場所から草のエリアに来るとうっすらと踏み跡。或いは獣道かな?



傾斜は益々増して注意しないと進路はどうしても下方に下がり気味。



山の襞とも云える連続の小沢は見上げるとこんな感じ。



前方にやや明るい場所。



そこは小さな尾根の突端で平ら地。両側は窪が走っている。この貴重な平ら地で
休憩がてら地形図を見ながら進路を検討。
ここはもう目標の真下で直ぐ右上には岩壁マークの岩場の場所。



この近辺の地形図。



周囲は意外にもつつじの花が目立つ。



目標は岩壁マークを避けてその左を直登すれば良い。但し極め付きの急傾斜。
おまけに下地が軟らかいのは良いが足元の岩が殆ど浮き石で中々進めない。
大木のある度に背中を預けて一呼吸、次の足場を探す。
こんなところにも花が多い。





下ばかり見て登っていたら突然岸壁が目に入る。いつの間にか覗岩の直下に居るのだ。
位置はN-36-27-07-2 E-138-52-00-5



木の根に足をかけて上をずっと観察。

MVI_8917.AVI


あれっ、余りに接近していて奥の岩の突端が見えない。ほんとに目標の岩の基部なのか?
それとも稜線の途中の岸壁なのか? ここは確かに「覗」の字の下なんだが。
確認するには岩の裏側か左右どちらかで頂点が見える場所を探さなくては
ならない。最初は左を調査、だが怖い思いをして回れたのは40度たらず。
進行不能で今度は右から。右には岩棚があったのでそれを辿る。



だが、20Mも行かないうちに段差が出現、とても歯が立たずに撤退。



結局、これ以上の事は何も出来ずにさっきの平ら地に退却して軽食と休憩。

ここは早めに済ませて鐘原ケ岳から唐沢に降りようと思っていた計画など
あっさりと撤回して帰宅することにした。
平ら地から右の窪を急降する。僅かの距離で作業道始点に出た。ここにさっき見たと
同じのブルー紐、ヤッパリこれは作業用だ。林業はオレンジかピンクに統一して
もらわないと登山用と間違い易いんだがな。



作業道を下ると沢に平行した立派な林道と丁字でぶつかる。
右は山に向かっているので地蔵四号の延長かも知れない。



目の前の沢を渡って笹薮を僅かに歩けば峠道だ。位置は石碑から少し下だった。



下りながら未練たらたらで覗岩の姿を探しながら。



誰にも会わずの数時間だったが路傍にも時折ツツジ。



どうもすっきりしない6000歩の遊びだつた。


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