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日暮山にしようか?八風山にしようか?と迷いながら、ベテラン諸氏のHP
を色々と読んでいたら、妙義・荒船林道を使えば爺イ程度のハイカーでも
両山を一度に登れそうな事に気付いた。先ず、手強そうな日暮山をコナして
帰りのおまけで八風山と決めこんで先日も通った下仁田43号線へ。
小平を過ぎるとセンターラインも消えて俄然蛇行の厳しい山道となる。
傾斜と言い、曲り角度と言い榛名周辺の県道とは比べ物にならない厳しさ。
西牧の43号入り口から14K程で右から軽井沢インターからの道を併せると
県境標示(10.12)。
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其の少し先に「和美峠」の看板、名の知れた峠の割には標示が寂しい。
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峠から長野側へ林道入り口を探しながら下ると、間も無く入り口到着。
が、何とナント、通行止めだ。ここまで60Kも走行してアウトとは。
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良く見ると迂回路の案内がある。ローソン先を左折しろと。仕方なく
直進、ゴルフ場やら別荘地やら先行き不安。途中で聞いたら八風郷入り口
を左折したら良いとの事。これは大変な大回りだと思ったら一般道なのに
所々、荒船林道の表示もある。やがてレイクニュータウンの中をクネクネと
進むのでもう方角も何処に居るのかも判らない(10.28)。
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突然、丁字路で本来の林道に戻ったと思ったら和美峠から丁度6K地点。
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目指した日暮山登山道入り口は峠から2.4K地点の筈なので大分
通り越し。
おまけに戻ろうにも生憎ここも封鎖されている。封鎖要因は落石らしいが
良く看板を確めると完全封鎖は6K中の一部となっているし、封鎖ゲートの
片側は通行出来るように開いていた(10.50)。
行けると所まで行ってやれとゲート内に入り落石跡を避けながらノロノロ
運転。と、ホンの数百㍍で「八風山登山口」看板。
「牛伏山岳会」氏もここから登ったらしい。
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ここは林道からニ路ある登山口の東寄りの入り口。コレを見て急に気が
変わって八風山を先にすることにして早速、山手に入っていく。
ダラダラ登りで峠風な稜線着。
乗り越しは「牧場方面」とあるので「矢川峠」を通過する県境の尾根かな。
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峠から尾根を右手に前方のピークへ。僅かの登りで広場の頂上。
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一等三角点がデンと構えている傍に頂上標識(11.21-11.32)。
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三角点も一等となると45K毎であるし全国に972ヶ所しかないので爺イ
などはそう簡単にはお目に掛れない代物。赤久縄や榛名富士くらいしか
記憶にはない。
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展望は余り良くない。甘楽方面が僅か。
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乗り越えで道があるが多分ニ口登路の西側の道だろう。暫く休む積りが
ラジオで盛んに雷雨注意報を流しているので少々焦り気味で下山(11.50)。
さて、再び車で林道の石ころを避けながらソロソロと前進、丁度林道が
下仁田に入ったところで今度は本格的通行止めで万事休す(12.03)。

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ここから歩き始めると確かに落石跡は酷く通行止めは当然。緩い下りを
和美峠方面に戻っていく。目標は下仁田から再び軽井沢に入るために
林道が県境をクロスする地点。途中で右手下に高速道路が見える。
高立トンネルと日暮山トンネルの間で僅かに地表に出る区間だろう。
(12.16)
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漸く軽井沢の看板で登山道入り口着だが別に道標があるわけではない。
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(12.23)北に向かう林道に別れを告げて目の前の尾根に入りこむ。
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左手は「丸紅南軽井沢別荘地」で別荘の直ぐ脇を通るので変な気分。
専用道路も直ぐ下で稜線と平行して登ってくる。
やがて背丈以上の笹藪を両手を挙げて摺り抜けるとやっと尾根道らしく
なる。傍に別荘人種の愛玩動物のものらしき可愛いお墓。

途中で図根三角点などを見ながら
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幾つもコブやピークを越えていくと漸く正面から日暮山と向き合う位置。
「あおちゅう」さんは東北側からここに来て居る筈。
成る程、噂通り凄い登りに見える。
一昔前にここに立った重鎮さんが一言触れた看板はこれ。
郵便貯金などからの借入れ金で造林したとある。現在では叉かと「?」が
付く事も昭和五十年代では上手な運用だったのか。

一旦下って登りに掛ると(13.05)
最初のコブは正に崖、コブ上から水平距離327m、高度差120m。
雲の流れを気にしながら急ごうとするが標高1121mで足が動かない。
少し休んで、小さな岩ピークは右横から巻いて、一寸厭らしいヤセ尾根を
通過するといよいよ最後の登りだが、先程よりは少し楽とは言えザラ場。
藪を掻い潜ったら「八海山神社」の石碑がある頂上の西端に到着。
(13.44-14.12)

雑木に被われた頂上には埋もれている三等三角点(點名・日向山 1207m)
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石宮
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標識多数を見られて来た甲斐があつた。乗り越しで下仁田へ下る道を覗い
たら此方も同様の急登。「あにねこ」さんは真冬にこんな断崖を登って
きたのか?脅威の登攀力。
爺イご贔屓G氏の小型版はお馴染み。
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先日、御場山でも見た地元同好会の新品
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明大ワンゲルの古い標識、先日、小野子山頂でも同タイプを見ている。
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MHCさんの手数の掛った一枚。
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相変らず雷雨予報に追いたてられたが昼食・休憩は十分して下山開始。
ザラ場の下りは登りより脹脛に堪えるし、鞍部からの登り返しも
一寸辛い。一目散に下って笹藪を回避して早めに別荘専用道路に
降りて登山口へ(14.56)。
ここからは往路に下りで楽をしたツケの林道ダラダラ登りの苦行を
堪え、日暮山の山容を振り返ったり
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東南には凄いトンガリ山、こんなのには近寄らない方が良さそう。
其の右奥は御場山なのかな?良く判らない。
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てな事で気を紛らわせながら駐車場所の閉鎖ゲートに15.21着。
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少し休んでからノロノロ運転で分岐に戻る。(15.40)
帰途は今まで通過した事がないので林道を牧場方面に向かう。「有料」の
標示が気になつたが、せいぜい数百円と多寡を括ったし閉鎖しておいて
有料とはトンでもないと思いながら。
直ぐ先で八風山西登山口、此方の方が立派な整備状態(15.45)。
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矢川峠・香坂峠の近くを通過。
長い林道を走行して佐久地区で料金所、色々文句を言ったが結局規定通り
全行程分九百円也をふんだくられた。詐欺に近いと独り言。
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牧場近くになると物見山・物見岩・神津牧場の看板多数。
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近くのウシ君も牧草が豊かのせいか実に愛想が良い。
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林道・物見線やら聞きなれない県道をくねくね道で急降して白井平付近から
254線に出てのんびり走行。結局雷雨は脅かされただけ、尤も群馬北部の
話しだったのかな。まあ、簡便コースとは言え、兎に角予定通り二つ
コナして至極満足。
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を色々と読んでいたら、妙義・荒船林道を使えば爺イ程度のハイカーでも
両山を一度に登れそうな事に気付いた。先ず、手強そうな日暮山をコナして
帰りのおまけで八風山と決めこんで先日も通った下仁田43号線へ。
小平を過ぎるとセンターラインも消えて俄然蛇行の厳しい山道となる。
傾斜と言い、曲り角度と言い榛名周辺の県道とは比べ物にならない厳しさ。
西牧の43号入り口から14K程で右から軽井沢インターからの道を併せると
県境標示(10.12)。
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其の少し先に「和美峠」の看板、名の知れた峠の割には標示が寂しい。
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峠から長野側へ林道入り口を探しながら下ると、間も無く入り口到着。
が、何とナント、通行止めだ。ここまで60Kも走行してアウトとは。
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良く見ると迂回路の案内がある。ローソン先を左折しろと。仕方なく
直進、ゴルフ場やら別荘地やら先行き不安。途中で聞いたら八風郷入り口
を左折したら良いとの事。これは大変な大回りだと思ったら一般道なのに
所々、荒船林道の表示もある。やがてレイクニュータウンの中をクネクネと
進むのでもう方角も何処に居るのかも判らない(10.28)。
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突然、丁字路で本来の林道に戻ったと思ったら和美峠から丁度6K地点。
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目指した日暮山登山道入り口は峠から2.4K地点の筈なので大分
通り越し。
おまけに戻ろうにも生憎ここも封鎖されている。封鎖要因は落石らしいが
良く看板を確めると完全封鎖は6K中の一部となっているし、封鎖ゲートの
片側は通行出来るように開いていた(10.50)。
行けると所まで行ってやれとゲート内に入り落石跡を避けながらノロノロ
運転。と、ホンの数百㍍で「八風山登山口」看板。
「牛伏山岳会」氏もここから登ったらしい。
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ここは林道からニ路ある登山口の東寄りの入り口。コレを見て急に気が
変わって八風山を先にすることにして早速、山手に入っていく。
ダラダラ登りで峠風な稜線着。
乗り越しは「牧場方面」とあるので「矢川峠」を通過する県境の尾根かな。
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峠から尾根を右手に前方のピークへ。僅かの登りで広場の頂上。
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一等三角点がデンと構えている傍に頂上標識(11.21-11.32)。
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三角点も一等となると45K毎であるし全国に972ヶ所しかないので爺イ
などはそう簡単にはお目に掛れない代物。赤久縄や榛名富士くらいしか
記憶にはない。
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展望は余り良くない。甘楽方面が僅か。
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乗り越えで道があるが多分ニ口登路の西側の道だろう。暫く休む積りが
ラジオで盛んに雷雨注意報を流しているので少々焦り気味で下山(11.50)。
さて、再び車で林道の石ころを避けながらソロソロと前進、丁度林道が
下仁田に入ったところで今度は本格的通行止めで万事休す(12.03)。
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ここから歩き始めると確かに落石跡は酷く通行止めは当然。緩い下りを
和美峠方面に戻っていく。目標は下仁田から再び軽井沢に入るために
林道が県境をクロスする地点。途中で右手下に高速道路が見える。
高立トンネルと日暮山トンネルの間で僅かに地表に出る区間だろう。
(12.16)
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漸く軽井沢の看板で登山道入り口着だが別に道標があるわけではない。
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(12.23)北に向かう林道に別れを告げて目の前の尾根に入りこむ。
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左手は「丸紅南軽井沢別荘地」で別荘の直ぐ脇を通るので変な気分。
専用道路も直ぐ下で稜線と平行して登ってくる。
やがて背丈以上の笹藪を両手を挙げて摺り抜けるとやっと尾根道らしく
なる。傍に別荘人種の愛玩動物のものらしき可愛いお墓。
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途中で図根三角点などを見ながら
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幾つもコブやピークを越えていくと漸く正面から日暮山と向き合う位置。
「あおちゅう」さんは東北側からここに来て居る筈。
成る程、噂通り凄い登りに見える。
一昔前にここに立った重鎮さんが一言触れた看板はこれ。
郵便貯金などからの借入れ金で造林したとある。現在では叉かと「?」が
付く事も昭和五十年代では上手な運用だったのか。
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一旦下って登りに掛ると(13.05)
最初のコブは正に崖、コブ上から水平距離327m、高度差120m。
雲の流れを気にしながら急ごうとするが標高1121mで足が動かない。
少し休んで、小さな岩ピークは右横から巻いて、一寸厭らしいヤセ尾根を
通過するといよいよ最後の登りだが、先程よりは少し楽とは言えザラ場。
藪を掻い潜ったら「八海山神社」の石碑がある頂上の西端に到着。
(13.44-14.12)
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雑木に被われた頂上には埋もれている三等三角点(點名・日向山 1207m)
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石宮
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標識多数を見られて来た甲斐があつた。乗り越しで下仁田へ下る道を覗い
たら此方も同様の急登。「あにねこ」さんは真冬にこんな断崖を登って
きたのか?脅威の登攀力。
爺イご贔屓G氏の小型版はお馴染み。
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先日、御場山でも見た地元同好会の新品
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明大ワンゲルの古い標識、先日、小野子山頂でも同タイプを見ている。
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MHCさんの手数の掛った一枚。
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相変らず雷雨予報に追いたてられたが昼食・休憩は十分して下山開始。
ザラ場の下りは登りより脹脛に堪えるし、鞍部からの登り返しも
一寸辛い。一目散に下って笹藪を回避して早めに別荘専用道路に
降りて登山口へ(14.56)。
ここからは往路に下りで楽をしたツケの林道ダラダラ登りの苦行を
堪え、日暮山の山容を振り返ったり
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東南には凄いトンガリ山、こんなのには近寄らない方が良さそう。
其の右奥は御場山なのかな?良く判らない。
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てな事で気を紛らわせながら駐車場所の閉鎖ゲートに15.21着。
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少し休んでからノロノロ運転で分岐に戻る。(15.40)
帰途は今まで通過した事がないので林道を牧場方面に向かう。「有料」の
標示が気になつたが、せいぜい数百円と多寡を括ったし閉鎖しておいて
有料とはトンでもないと思いながら。
直ぐ先で八風山西登山口、此方の方が立派な整備状態(15.45)。
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矢川峠・香坂峠の近くを通過。
長い林道を走行して佐久地区で料金所、色々文句を言ったが結局規定通り
全行程分九百円也をふんだくられた。詐欺に近いと独り言。
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牧場近くになると物見山・物見岩・神津牧場の看板多数。
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近くのウシ君も牧草が豊かのせいか実に愛想が良い。
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林道・物見線やら聞きなれない県道をくねくね道で急降して白井平付近から
254線に出てのんびり走行。結局雷雨は脅かされただけ、尤も群馬北部の
話しだったのかな。まあ、簡便コースとは言え、兎に角予定通り二つ
コナして至極満足。
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トンガリ山は、高立トンネル(八風山トンネルと日暮山トンネルの間の短いトンネル)の真上のピークのようですが、なかなか尖っているので、写真を見て誰か登るかも(^^)
トンガリ山の写真の左端の奥に写っているのは、荒船山のトモ岩のようです。
当初は「あにねこ」さんの2006-1-15の日暮山、
2006-12-16の八風山で検討しましたが、小生の
登り所要時間は(あにねこx2)ですので無理と判断。
探しまわって「あおちゅう」さんと「重鎮」さんの長野側からの
日暮山と「牛伏山岳会」さんの「八風山」を見つけましたが、
別荘地の迷路走行は不得手ですので林道の県境クロス地点
からと計画、通行止めは全くの誤算。
当日の登山中には平日のせいか誰にも逢わず、帰途の有料林道走行中にも一台の車も見かけなくて、目にした唯一の生き物は牧場の牛だけという一日でした。