孤独に映し出された 細い吐息
言葉を交わし 愛を紡ぎ合う 胡乱な唇
突然の目眩は 蝶が舞うように 酔い痴れ
滴る涙の 冷たさを 震えるその手に 添えた
悲しみ 動けないままで居る 言葉が欲しくて
傍に居たい 感情の綻びを 包容し合い
愛は融解する あなたの腕の中で 見る夢のように
触れられない この身体に流れる 血のぬるさを 感じたい
月のような 憂いを秘めた その唇
湿潤する 淫らな 包容
冷めて行く この身体が 求める 安楽
それは死の前触れに 飛び去る烏のような 冷たい情愛