汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 恋空

2010年08月31日 | 歌詞
匂い豊かな あなたを思わせる静寂に 華が咲き誇る
小さく折りたたまれて 紙に描かれた 降りしきる雨の冷たさよ

恋空に馳せる 一筋の記憶の滴
さんざめく想い 消えない傷を抱え 気持ち癒されない距離を感じる
羞恥心など捨てて この両手から零れ落ちた涙を あなたに見せること
共に傷つけ合いながら 交わされる契りを 忘れさせる苦悶を感じる

薫り鮮やかな 秋に拉がれる虫の声に 声が枯渇する
奇妙に歪んでいる 愛に寄りかかる 盲目さにもがく切なさよ

ゆとりが互いに 想い交わされる季節に 潤いが訪れるのなら
時化に狂うこの時間が 繋がりに終止符を打つ勇気さえも 朧にするから

夕空を駆ける 一筋の茜色の雲
時折見せる 冴えない笑い顔に 一瞬の切なさがこみ上げる
執着心など捨てて この両手に抱かれた愛を あなたに捧げながら
一緒に歩き確かめ合う 繋がりと 隔たりを思わせる憂愁の恋路

気持ち揺れ動く あなたの声色に感じる 孤独が恐い
奇跡を願いながら 愛に包まれた 歓びの唄を奏でるから 

共に歩んでいく季節 二人恋に焦がれた 秋の夕暮れ
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みやすけの詩 華

2010年08月30日 | 初期中期の詩
沈み行く気持ちを この空へと投げ出して
言い尽せない感情を疎かにした この夜が寂しい
雪はこの世界に どれだけの歓びをもたらすのだろう

無為に蓄積されて行く砂をかき分ける作業でさえ
河に降りしきる氷雪に 心を赦したふとした感情は
この世界を形作る標本となるだろうから

片思いの気持ちに 矢が刺さり痛みを発するように
誇張された言葉は その重みで 深海に降り注ぐ光になる

悄然とした顔に やり切れない思いが込み上げてくるのを感じる
しらを切ってにやけた表情が この想いの影で 新たな形を創り出す
それは一途な気持ちが作り出す幻影
一人身で行く当てもない娼婦の涙である
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みやすけの唄 黒い空

2010年08月29日 | 歌詞
どんな言葉でさえ あなたの記憶に 僕を呼び覚まさないだろう
いろんな角度から眺めた あなたの残像に 傷ついた心

さよならを言ったきり 消えてしまった言葉の源
歩いた道に残された轍が 音を立てて鼓動しているのに
気づかずに通り過ぎていく 孤独な心とそのしこり

壊れモノに抱かれ 意気消沈とした景色が 色を落として歪んでいく
ケリをつけた筈の心が 尚もあなたの存在を求めている
頭の中を駆け巡る苦痛でさえも 本当は愛を求めているのに
素直になれない 自分の姿が この夜に泣いている


どんな言葉の中に 僕は愛の意味を 探し続けていたのだろう
繋いだ手に幽かに残る 感情の記憶に 涙した昨日

ありがとうを伝えても 心にいつも蟠る後悔と苦悶
歩き疲れた脚に優しく掛かる あなたの冷たい手の感触に
ふと顔を上げて見上げれば 見えないあなたは愛を探す 

雨音は容赦なく 二人の繋がりを 孤独へと流していくから
明日を想うこの淋しさは 新たな繋がりを求めている

風に阻まれながら 虎視眈々とした瞳に あの時の景色を焼きつける
救いを求めた心も 今は暗い海原でたゆたっている
あなたを想い馳せる抑揚の無い日々も 本当は孤独を求めているのに
一人に慣れない 自分の心が この夜を切なくする
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みやすけの詩 眠り

2010年08月27日 | 初期中期の詩
哀しい言葉に乗せて 塞ぐ途に絶望抱いた 昨日の霧雨
無情な眼差し もがく両手に零れ落ちた 斜陽の切ない胸の内

二人の歩幅が 音も立てず離れていく
それぞれが虚空を眺めて 溜息を吐いた午後の日差し
愛しさ込み上げて 泣き晴らした感情に
幾つもの峠を越えて 成就されたあなたとの愛の交わり

連れ添う人々の影が 街に拡がって行く
今にも消えそうな 命が声を上げて泣いている
言葉に出来ない感情に翻弄されて うめく声色は何処か空ろで
眼に見える景色でさえも 途方もない夢を映し出している

寄り添う二人に 過ぎ去って行く時間の必然
しどろもどろに抵抗してみても 現実に対する叛骨の気持ちは
ある筈の無い美を描き続けている
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みやすけの唄 心通わす気持ち

2010年08月26日 | 歌詞

 「心通わす気持ち」

か細い声で語りかける 肩に置かれた手の優しさ
壊れるくらい泣いた夜に 消えていく雲の儚さ

優柔不断な態度に ほとばしる感情の乱れが 君との奇跡を願うから
時間の枠さえ超えた 温かな両手に籠められる絆
それは君と僕が願う 未来の姿を 思い描いていく偶像

素直な君の心が 僕たちの幸福の在りかを 探している
やがて訪れる サヨナラに抵抗しても 空しくなるだけだから 


か細い声が耳に描く 君の笑顔と未来の孤独
見えざる手に導かれて 暮れ行く夕日の静けさ

悔しさで霞む視界 消えていく君の後姿が 戻らない過去を想うから
謝り悔しむ僕に 君の瞳が言葉を探している
冷たいまま動かない 時計の針が 僕らの夢を遠ざける

季節に抗う僕ら 奇跡を望む言葉を求めて 寄り添っている
愛を想うが故 涙を流した歓びも 今は一人彷徨うから
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みやすけの唄 幽かな希望

2010年08月25日 | 歌詞
優しい言葉の裏に まどろむ過去の憂鬱
あなたの幸せを願って 放たれた未来の想い
傷つけ合った事を 今でも引きずって 垂れる手に落ちた涙

煌めく明日を願って 空回りする心
その一挙一心の手探りが 一つ一つの言葉を紡いでいく
それがあなたにとって真実なら その胸の奥に蟠る追憶の影

白々しい表情に 曇る空の色は 何処か淋しさを醸し出している
この冷たい大気に晒された あなたの頬は ただ冷たくて
無理に解き放った幸せに 後悔している


新たな言葉の誕生に 暮れ行く夕日の切なさ
あなたの不幸になびく 閉じられた未来の鼓動
さり気無い気持ちを 罪と感じている 華奢な指に伝う吐息

揺らめく昨日の記憶に 見えなくなる愛情
その一進一退の孤独が 一人一人の繋がりを見えなくする
それがあなたにとって現実なら この胸に溢れる涙の訳

ありきたりな迷信に 崩れ落ちる 信用という響き
全てが風のように 流れていくのなら それも一種の歓び
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みやすけの唄 偽りの感情

2010年08月23日 | 歌詞
溜息を吐けば どれだけ 僕の気持ちは救えるだろう
打ちひしがれた 君の心を感じるだけで
僕の気持ちは あどけない君の面影を探している

声を出して泣いて 昂まる感情に 言葉は散っていく
君との追憶に触れる勇気も 今は 深海に眠る夢のようだけど

巡り廻る 互いの愛に感じる 抑揚の無い日常
それが全てに行き渡る 君への愛なら
僕はそれを抱えて この空へと消えてしまおう
そうすれば 互いの苦渋でさえ 甘美に変わるだろうから


壊れた心に どれだけ 僕は真摯になれるのだろう
戻る事の無い 君の姿を想うだけで
閉ざされた日に 救いを求める出口はまだ見つからない

声をからして叫び 消え行く愛情に 君はまだ気付かず 
戯れで築かれたこの友情も 今は 水面に揺れる葉のようだけど

曇り霞める 互いに隔てた傷に 零れる時間の悪戯
それが全てに行き渡る 僕への愛なら
締め付けられる首に 窒息する友愛はいつか
崩れ去る 想い出に寄り添い 共に奇跡を願うから
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みやすけの詩 現

2010年08月17日 | 初期中期の詩
手先に伝わる 微動の心がまた一つ
行く末もない未来の弧を描いて 堕落していく
人はある筈の無い 幸せの途に赴いて
その首に流れている 血の味さえも忘れている

この世の中に奇跡を待ち望んでいるとすれば
凡人は その傍にいる少年の身体を切り裂き
迸る体液に そうした愉悦を感じるであろう
それがこの世界における 幸福の意味なのだとしたら
人が感知する 認識の浅さに由来するのなら

酌み交される酒は 愛情の枯渇を意味している
男は その杯に満たされた愛をすすりながら
涙を流して 朽ち果てていく
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みやすけの唄 ノスタルジア

2010年08月15日 | 歌詞
夕日が涙に滲み
虚空を彷徨う ノスタルジアの感情に
いつも心は 悲嘆に苛まれている

無邪気な眼差しだけの この世の中で
落ちこぼれた少女は 今 何時の未来に泣いている

強がりを見せてためらう あなたの顔は
震える手に落ちた 言葉を探し続けているから


夕日が涙で霞み
唐突に過ぎ行く この想い出とは裏腹に
いつも心は 暮れる空を見つめている

感情に浚われて行く この季節に
夢を見ていた少年は 今宵 何処の場所で笑っている

幼い心が通い合い 赤らむ顔は
雨音に聴こえる 愛情を求め続けているから

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みやすけの唄 影

2010年08月01日 | 歌詞
影に映える哀しみを詩に変え
聴こえる事の無い涙の旋律を奏でている
風が穏やかに 塵を運んで行った
遥かな希望を託した紙飛行機も 今は何処を飛ぶ

何もかもが厭らしい束縛ならば
その追憶を打ち壊してしまえばいい
雨に濡れた偶像は その瞳を更に静謐にさせる

心の隙間に紛れ込んだモノは
消える事の無い傷を刻み込むのだろう


水に映る後悔を無に帰し
交わる事の無い直線に哀愁を感じている
凪に佇む人が遠くに行った
壮言な欲望に盲になる年齢も 今は昔の事

何もかもが寂しい忠告ならば
その鉄槌を打ち砕いてしまえばいい
霧に紛れた彫像は その肉体を更に妖艶にさせる

頭に描いた夢の情景は
触れる事の無い愛を確かめるのだろう


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