汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 愛詩

2011年11月22日 | 初期中期の詩
お互いの距離に 眼をつむった 雲のように軽い言葉
好きにならなければ良かった 後悔しても 見えない空
でも この胸に焼き付けた 愛情を いつか誰か 他の人に 行くのなら
綻びかけた指と指の赤い糸を ギュッと掴むの

変わっていくのは 世の中の習いだから 怖がって手を差しだした
それぞれの夢への飛行 まだ柔らかな心が見つめる 哀切の景色があるから
またこの季節がやって来る 寒さに震え たばこの煙を見た
あなたの姿を想い出す ふかふかと宙を見つめて 背中を丸めていた あの頃

いつかまた 会える時を この手で掴み取る 愛が冷めやらぬ時
帰り道の途中 私の手をふと握って微笑みかける 大きな瞳が 涙に潤んだ
泣きたくなかったけど 泣けない自分が嫌いだった 時を超えて
二人歩いた距離が またふりだしに戻っても 消えない痛みの方が
私の心を塞いでしまう 彷徨う二人の 柔らかな心 これからを想う 気持ち

さり気無い微笑みの 遥か彼方の未知へ 愛は胎動する まるで震えるように
あなたの背中を想い出す 丸く大きな哀愁 私はまだ 本当のあなたを知らない
いつまでも二人寄り添って 静寂の彼方へと 遊覧する
あらぬ方向へと曲がる 運命の存在にかけてみたいから
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みやすけの唄

2011年11月21日 | 歌詞
振り向きざまに あなたの姿を見た
木枯らしが吹き 髪が揺れる そんな時

共に愛した日々を また歩くとき
さり気無い微笑みの意味を 教えてほしい

初めてのキスに どぎまぎしていた
潤む瞳の はにかむあなたの 小さな唇

交わした言葉 あなたの涙を見た
冷たい雪が 町を覆う そんな頃

共に刻んだ想いを また感じるとき
その流れる涙の意味を 教えてほしい

時間の果てしなさに 孤独を感じてた
乾く空気の 流れのような 一瞬の寂しさ

初めてのキスに どぎまぎしていた
潤む瞳の はにかむあなたの 小さな唇
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みやすけの詩 愛切詩

2011年11月18日 | 初期中期の詩
空に映る星 冷たい手が あなたの頬を摩る
抱え過ぎた過去を 未だ引きずって 孤独に震える
どこに居ても見守っている そんな声さえも届かなくて

眼に見えない不安に 押し殺した悲しみが 覆い被さる
温もりを教えてくれた 初めての恋に 戸惑う心が痛い

互いに 体温を分け合って 聖なる夜に捧げた唄を唄う
いつまでも一緒だよ 眼に見えるモノばかりが 真実じゃない
いつだってお星さまは あなたの傍に 愛を語りかけているから

淋しさは さり気無い言葉に救われる 砂漠の景色の 夜の帳
本当の気持ちは 言葉にならない あなたの頬に落ちる雪が
哀しく融けて行くような そんな愛の気持ち

愛してる ささやかだけど 確かな愛を感じる 星の降る空に
掲げた手が震えている
泣かないで 温めてあげるから 私の小さな体温で あなたは一人じゃない
きっとこの夢は 遥か彼方を流れる 風に誘われ 運ばれて行く
強くなりたい 儚い希望に 冷たい涙は流れる 偽りを重ねた夜に
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みやすけの詩 愛切詩

2011年11月17日 | 初期中期の詩
ぼんやりの眠気 居心地の悪さに 辟易していた
最後の言葉を 想い出す あなたの優しさ
声にならないほどの 友愛 埃をかぶった双葉

奇跡を望んでは 偽り続けていた 
遥かから舞い落ちる夢の結晶が 乱反射する 夢は終わったはずなのに
さり気無い一言が 私を惑わした 緩やかな季節の中で 咲いた花

愛おしい人 あなたの声に導かれ 私は大人になった
破れたポケットから落ちた 淡い紅色の水晶 優しさに包まれて
一緒に眠った 結晶が融ける頃には 夢が醒めていた

黄色い太陽が昇る この朝の静けさの中へと 光はまだ迷っていた
冷たい抱擁 涙があふれ あなたの指が 小さく震えた
ほんの些細な刺激にさえ 臆病に身を丸める 可愛い子供のように
愛らしい瞳が 深い雲の流れに淀む まだ明日を知らない 清純に満ちた星

もう二度と こんな淋しさを味わいたくはない
もう 切なさに満ちた 夢を彷徨いたくはない 光が言った
「無常の愛は 救えない心を満たしはしない あなたとの歓びが 雪のように
融けて行く一瞬を この心で感じれたなら 愛は夢想に混ざり
永久に その想い出を あなたの心に遺すだろう」

寒さに震え 臆病な眼が あなたを見つめる
あなたに出逢い 同じ夢の軌道を描いて 西日の寂しさに消えて行った
それは儚いけど それは冷たくて 淋しい 蝋燭が揺れる
幻影に包まれて 嘘をついてひたすら謝った 後悔した日々の中で
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みやすけの詩 愛切詩

2011年11月15日 | 初期中期の詩
紫色にひしめく 欲情の兆し
なれの果て 横たえる身体 罪色に染まる
あなたの声の色 水色の憂鬱 シダに滴る水滴

ここからどこへと 愛は彷徨い行くの
穏やかな表情の あなたはいつでも星のように儚くて
花の咲く大地に潤う 寂しさは 醒めない夢を見ているよう

続く 果てしない海の果てに うつ伏せの時計が
波に溺れて 時間を刻む 
赤い実のなる 小さな園は 熟れた悲壮を流す川
涙が絶えず溢れる 欲望を感じた 愛が欲しい
そう云って飛び込んだ 闇の中へと あなたは微笑んで
私を見下している
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みやすけの詩 狂愛詩

2011年11月12日 | 初期中期の詩
夜の最中 雨は遠い雲から落ちる
まだ降り止まぬ 水玉のレース ひらひらと舞う

偶然の愛を 奇跡だという 焦れていた 体温を感じた
いつもと違う 制服に袖を通す 偽りを隠すように
街の明かりは 穏やかなオレンジ色 愛に触れた

脈打つ鼓動 生きている実感が蘇る 赤茶けた空 星が瞬く
行ってしまった 汽車は 夜霧に消える 儚く 淡く

戸惑う理由など 端からなかった あなたという存在が
私を映す月の光のように きらきらと輝いている
それは宇宙の果てから やって来た 彗星のよう
云い忘れていた 愛している という感情
あなたの温もりを 忘れられない 日々が走馬灯のように過ぎて行く

去りゆく雨雲 叫べば 何もかもが 優しく見えた
空は晴れる間近 嵐の夜は もうすぐ朝焼けに 染まっていく
二人は手を繋ぎ合い 隣で眠っている彼を見つめる
息は浅い まるで消えゆく 季節の流れのように

愛してる あなたを 遠い空からの 言の葉を
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みやすけの詩 愛切詩

2011年11月09日 | 初期中期の詩
静けさの夜 愛を欲しがる 繊細な心に 降る雪
冷たい星の光が あなたの頬に 冷たい染みを作る

枯渇することの無い 涙の湿った傷跡 消えた星のような
侘しさが残る 声にならない あなたに求める 愛の温もり
かすかな寂しさも 夜空を染める 月明かりのように
無為な言葉を 吐き続ける

眼に見えるものばかり あなたの姿を 追いかけていた
約束を交わした あの夜を想い出す 篤い抱擁 溢れる涙
受け止めて 全てを染める 月の明かりは 優しい眼差し
心を繋ぎ止めるための 寂しげな眼差し
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みやすけの詩

2011年11月07日 | 初期中期の詩
絡み合う指 愛の滴を舐める 舌が赤く燃える
愛ゆえの夢に 確かな理性は壊れる 中枢の損壊
愛が胎の中で弾ける 爪弾かれる唄を聴かせて

謎に包まれた あなたの心 完熟の胸が揺れる
あなたの指の中で 私は想う 無為に交わされる接吻の恍惚

もてあそぶ 心が狂い 愛を叫ぶ 戦慄に震える この手が熱い
身体が焦がれて行く あなたの言葉にそそのかされ 私は意識を失う
悦びに震えて 愛が名もない時間を刻む 壊れてしまいそう
あなたの愛の中で 私の形を失う 怖くはない 渦巻く熱気の激しさ

心を残しただけの 愛を頂戴 あなたの指に絡まるのは
愛を失った 人形の叫び 一つの生命 無謀の中の欲望 二つの心
この愛を見失わないように 光は照らす 二つの亡骸を 無情の華を
二人の愛 狂想に惑う あなたの指に導かれて 私は泣くの
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みやすけの詩

2011年11月06日 | 初期中期の詩
柔らかな命を 掌に乗せて
愛を吹き込む まだらな星のように
空を覆う 冷たい風のように

夜想曲の旋律 道はずれの草
慣れたはずの独り 清々しい声がする
北斗七星の首飾り 彩る花のような
朗らかな唄が聴こえる

どうしてだろう 涙が流れ
この星は悲しみに満ちている そんな景色
頬を打つような痛み かじかんだ指 
想うようにいかない 信じた証し 探している

せめてのさよなら 腫れる腕の傷
震える手で抱き留めた あなたの腕を
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