透明な瞳の中 煌めく星の焔
黒猫が踊る 月の明かりは 悲壮の奏
街は静まり返り 黒猫は月を見上げ 夢想に浸る
深々と降る雪のように 儚さの宿る 心の奥に
見つめ合う 二人の星が 悩ましげに微笑む
なびくマフラー 街明かりは 喧噪の華
あなたを抱く その温かさだけが この夜に宿る
言葉はもうすでに 聴こえない
星が廻り 静寂の中に 花は咲く
あなたは夢の中で 微睡む雪景色を見つめる
まるで砂漠のような 静けさ
手足は冷たく 不可思議な幾何模様に彩られる
見つめ合う 欲求は欲望に変わり
あなたの唇を貪る