汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 真実に耳を傾けて

2009年08月31日 | 初期中期の詩
私はただ黄昏に
狂い始めた秩序に身を固め
明日は来るかと思案する
汚れきった世界の只中に
沸き立つ清水は音もなく枯れていく
私は空を仰ぐ
悠久に流れていく真実の深淵を
この心に留めて
色褪せた体に潤いは無くなり
目に見える真実さえも
何かに化けたかのように見えなくなってしまう
私はただ空を見ている
記憶は深く
感銘は脆く
道は廃れた道楽に汚れていき
未来は果てしなく朧な希望に打ち消えていく

真実
晒される屈辱
さらわれた私の感覚
全てに溶け込む温かい名も無きモノに
私はそっと耳を傾けてみる
それが真実なのかも分からずに
それがまやかしなのかも分からずに
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みやすけの詩 時間

2009年08月31日 | 初期中期の詩
時は凄惨に
虚しく散り散りに砕け散り
無情に見つめる虚空の彼方
空は風を緩やかに送り
私達の願いは
華やかな幻想に掻き乱されてしまった
 
時は凄惨に
虚しく鼓動をちらつかせて
吹き抜ける無残な日常に
綺麗な一輪の花を咲かせる

時は残酷に
私の心を変えていく
寂しさは戦く野犬のように
私を無残に堕落させていく
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みやすけの詩 包帯クラブ

2009年08月29日 | 初期中期の詩
時代の凄惨さに傷つき
青空に見える未来の風が
朧に僕の目の前を流れていく
僕は一体どんな世界を知っているのだろう?
一体僕は、世界の何を知っているのだろう?

世界が悲しみに飢えて
僕の力じゃどうにもならなくて
ただ、僕の想いだけじゃ
人の悲しみは癒えなくて

人との繋がりが
いつか大きな悲しみに打ち勝ち
僕は虚空の彼方へと消えていく
僕は何を感じている?
僕は一体、何を思っている?
包帯に込める僕らの一途な想い
皆との繋がり
皆との語らいが
僕らのささやかな幸せに
小さな花を咲かせる

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今日は包帯クラブを見ました。
なかなかいい映画ですね('-`)
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みやすけの詩 晩夏

2009年08月21日 | 初期中期の詩
風向き変わり
秋の夕暮れに蠢く季節の変わり目
私の心は、今日も寂寞一色に色変わりし
佇んでは見上げる、寂しさ溢れる茜空に
ため息は、人知れずに擦れ出て
夕空の彼方へと消えていく

私の生き方に、何かしんみりと
湧きたつ悲しみに心は苛んで
あなたとの繋がり合いの悠久に
私は、生きる意味などを紡ぎだしていく

夏は終焉に伏して
虫たちは最後の演奏に力を入れる
そして私は顔を伏せて、眠りに落ちる
健やかな私を夢見て
柔らかな夢路へと赴いていく
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みやすけの詩 春の曙

2009年08月18日 | 初期中期の詩
私の隣に咲いている綺麗な花は
楽園に戦く揺れる小さな残像
そして、あなたの肌に触れた
柔らかく冷ややかな感触
太陽の陽に照らされた
あなたの横顔に香る至福の色目
私は急に寂しくなって
あなたの肩に、私の頭を触れさせる
魅力的な妖艶さ、春の曙、香る生命の蠢き
私たちが共に分かち合う愛の調べを
いつまでもあなたの膝の上で
はにかみながら、幸せに感じている
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みやすけの詩 霧雨

2009年08月15日 | 初期中期の詩
雨香る
心に霧雨滴る感情
あなたの頬に伝う温かい涙
空に遥かな風が過ぎ行き
私が抱いた哀しみを
やさしいあなたの腕の中で緩和していく
あなたの悲しい表情が
私の感情の奥底まで響き
雨に濡れた体をそっと
虚空の彼方へと投げ出す
そして再び戻る事のない
孤独の遊泳を
私は空しく続けている
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歌詞翻訳 John Lennon - Nobody Told Me

2009年08月12日 | 歌詞翻訳

Nobody Told Me - John Lennon


皆が話しているはずなのに 何も言葉が聞こえない
誰もが愛を語らっているはずなのに 本当は誰も愛してはいない
この階段の下のバスルームには ナチスが蠢いている
毎日何かが起きているはずなのに 何も進展しない
そこでは毎日何かが料理されているが 鍋の中には何もない
中国では飢えている人たちがいるのに あなたは全て解決したという

こんな時代が来るなんて 誰も教えてはくれなかった ※
こんな時代が来るなんて 誰も教えてはくれなかった
こんな時代がやって来るなんて 誰も教えてはくれなかった
変な時代だ 変な時代だよ

皆が走っているはずなのに 誰も動いてはいない
誰もが勝者なのに 誰も負けてはいないようだ
カマンドウの北には 小さな黄色い偶像が立てられている
誰もが空を飛べるはずなのに 誰もここから出て行こうとはしない
皆が泣いているはずなのに その声は聞こえない
僕らの居場所は映画の中さ
だからお前はその辺に居なさい

そんな時代が来るなんて 誰も教えてはくれなかった
こんな時代が来るなんて 誰も教えてはくれなかった
こんな時代がやって来るなんて 誰も教えてはくれなかった
変な時代だ、すごく変だよ ママ

皆が吸っているのに 誰もハイにならない
誰もが飛べるはずなのに 空に触れた人はいない
例えUFOがニューヨークを超えて行ったとしても 僕は何も驚かない

 ※Repeat

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みやすけの詩 心

2009年08月10日 | 初期中期の詩
心の内から
光に満ちた歓びを
感じ得たなら

心の外に
一面に咲き誇る愛を
全身で感じる事が出来たなら

私の小さな命を途絶えること
無に帰する安楽を
いつも耳そばを立てて
朗らかな悠久と感じている
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みやすけの詩 幸せ願う彼方から

2009年08月09日 | 初期中期の詩
あなたを愛してる
でも、もうあなたの隣に居る事は出来ない
哀しい日々の中で
あなたの柔らかな面影を抱いて眠る
あなたの愛に揺られ
あなたのやさしさに私の心はほてり
永遠に分かち合う愛の旋律を
いつまでも覚えている
私のすべてを愛してくれる
そして、あなたの良い所も悪い所も全て見せてくれる
あなたは私の安心する家族
愛が囁いて
あなたの温かい心に揺られて
私は幸せに眠る
これからもあなたと永遠に会う事はない
切断された運命の定め
そして、私の心の中のあなたの面影は
あの頃の時の狭間に
ずっと置き忘れたまま
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みやすけの詩 月光花

2009年08月06日 | 初期中期の詩
花の儚い命に魂は悶え
夜の刹那に過ぎゆく哀しみ
雨は切なく私の頬に流れ落ち
途絶えた息に
ひっそりと寄り添うあなた
存在自体が何か朦朧と
歪に佇む一人きりの私
血にまみれた手を掲げ
落ちぶれた残光に
希望は散り散りに消えていく
そして私は今
道の向こうへ歩みを進める
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