汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

花々の楽園

2017年07月21日 | 妖艶の詩
駆け巡る 花々の咲く楽園
誘惑 交わす接吻 それは 甘く香る罪の味

魅惑の園 微笑んで見せて
昂まる鼓動 誘う この指に遊ばれて
その可愛い瞳 もっと 歪んで欲しいから

交わす接吻 それは甘く感じる 罪の味

涙が溢れる ねぇ 分かるでしょ?
騒々しい この胸騒ぎ とても苦しくて
壊れてしまいそう だから

ねぇ どうして?
優しい言葉 この胸を刺す心地 ただ辛くて
突き放してしまいそう だから
それ以上 優しくしないで

駆け巡る 花々の咲く楽園
誘惑 交わす接吻 甘く香る罪の味

それは 2人だけの秘密

ねぇ 知ってる?
あなたの歪んだ瞳が ただ可愛くて
今にも 突き放してしまいそう

ねぇ 知ってる?
色褪せた この世界の中で 傷つきたくない
だからもう 優しくしないで
これ以上 あなたとの接吻で
悲しくなりたくはないから

駆け巡る 花々の咲く楽園
魅惑 接吻を重ねる度に 罪の華は甘く香る

それは 2人だけの秘密

ねぇ 寂しくて 接吻を重ねる
触れ合う あなたの瞳が ただ優しくて
突き放してしまいそう

だから ねぇ もっと もっと
心地良くて このまま壊れてしまいたい
もう二度と 夢から醒めたくはないから

魅惑 交わす接吻 切なくて
駆け巡る それは花々の咲く楽園

涙の流れる この胸の寂しさ
それはきっと もう二度と 触れ合えない
最期を知らせる 徴だから

駆け巡る 花々の咲く楽園
交わす接吻 それは甘く香る魅惑の華

駆け巡る 花々の咲く楽園
交わす接吻 それは永遠に続く 罪の誘惑
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凍てついた夜に

2017年03月22日 | 妖艶の詩
凍てついた夜に 聴こえる 可憐な花の咲く聲が
闇に滲む 胡乱な唇を滴らせて 見つめられる

その指に触れられ 湿潤した身に 沁みる
深い海に沈むような 漆黒の瞳に 映る死の気配を

もっと この手に触れて そして握って
味気ない接吻に まだこの身体は満たされないまま
もっとその肉体の内奥へと 融けてしまいたい
だからもっと その指で この首を締め付けて欲しい

この心が張り裂けるまで 逝かないで
身体を流れる 赤く澱んだ徴 その唇で塞いで欲しい
いつしか感情が乱れて 悶えて 恐さも忘れて
もう何も 感じられなくなるくらいに

凍てついた夜に 聴こえる
まだ逝かないで欲しいと 震える瞳の聲が

心張り裂けるまで この肉体を掻き回して
ねえ もっと感じていたい 生きてる心地さえも忘れて
深く呑み込まれていたい だからもっと接吻して
赤く瑞々しい肉体の内奥に 蕩けてしまいたいから

愛らしく微笑む瞳に 囚われたまま
深く縛られた心 その蠱惑な瞳が 欲している
もっと感じていたい 生きている証さえも棄てて
もっと甘く呑み込まれて 逝ってしまいたいから

もう二度 生きてる心地を感じないくらいに
きつく縛られていたい
そして深く傷ついたこの身体を
その甘い唇で 優しく塞いで欲しい
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蜘蛛の糸

2016年11月11日 | 妖艶の詩
澱んだ空に漂う暗雲
おびただしい雨に 身体が覆い尽くされる
雨に打たれ乱舞する花びら 黒色の薔薇が 可憐に燃えて
盛る火花は 空しく宙に弾け飛ぶ

朦朧とする意識 その燃え上がる火炎に 心が思わず躍る
降り続く雨は 生温い涙のように 悲しい...
身体中に貼り付く 黒色の花びら 溢れ出る吐息
降り止まぬ雨に埋もれ 息絶えて行くその声に
思わず耳を塞いだ

しっとりと降る雨 その淋しい瞳は
壊れ行く愛を物語る

降りかかる宿命 蜘蛛の糸に掛かった蝶は もはや
その身体を狙う無数の視線から 逃れられない
焼き付けられた刻印 あなたが咽び 苦しむ程に
黒色の愛は 可憐に燃え上がる

ねえ... この冷たい指先で もっと愛してあげるから
硬い糸の中 そんなに可愛い眼をしないで

おびただしい雨に 重く 埋もれる身体
徐々に窒息して行く姿が 何だか愛らしいから
ぎゅっと抱き締めていてあげる
絡まったままのあなたが もがき やがて息絶えるまで 永遠に
だからこれ以上は もう...

雨に打たれ 融ける顔の輪郭に沿って 流れ出る涙が切ない
愛おしい その手を決して 離しはしないから
その愛くるしい瞳を もっと感じさせて...?

せめて この命が続くまで もっと...
何もかもが 亡くなっていく
この凄惨な時間を忘れていたいから
もう どこにも行かないで...
この黒色の愛で 抱き締めていてあげるから
冷たい糸の中 そんなに可愛い瞳をしないで...

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孤独の雨

2016年10月29日 | 妖艶の詩
降り出した雨 孤独の滲む瞳に 写る涙
忘れ去られて 何もかもが塞ぎ込んでいく 不条理の渦中で
せめぎ合い 膨れて行く あなたの醜い表情

決して望んだ訳ではないのに なぜ?
この身体を呑み込んでいく 景色 あなたの嗤う姿も
色褪せて... ねえ 楽しい?
壊れて行く輪郭が こんなにも切ないから 抱き締めてあげる...

どうしてだろう 降り出した雨 涙が滲み 流れ出る
何もかもが消えてしまう 不条理の途上で 愛し 抱き締め合う

もうこれ以上 優しくしないで...
散り行く花 縛られた宿命の渦中 溢れる感情の何もかもを
せめて あなたの冷たい瞳で 終わらせて欲しいから

ねえ 何も感じないの...
あなたの指先が こんなにも愛らしいのに なぜ...?
それでも この身体を抱き締めてくれるのは きっと
この呑まれて行く声が愛おしいから

ねえ 愛してる...
ほとばしる想いよ 触れられぬ程に 燃え上がるから
潰して欲しい この胸の深いわだかまり
強張る身体 溢れる感情の全てを...

淋しいの... きっとあなたは 未だに 想い焦がれて 抱き締める
もうこれ以上 優しくしないで

消えかけた感情 それでも 寂しさを覆い隠せないのは
孤独を映すあの雨が ずっと 優しくしてくれるから
もう既に この身体は何も感じないのに どうして...?

もう二度と 触れないで...
せめて あなたの微笑に 苛まれて居たいから
お願い... これからもずっと 何にも抗えないくらいに
抱き締めて居て... もうこれ以上は 愛せないから
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最愛の徴

2016年09月30日 | 妖艶の詩
二人の秘密 秘めた瞳に映る 雨
身体を強く打たれ 冷ややかなる視線に 絡みつく口づけ
決して逃れられないように きつく縛られて
朦朧とする意識の最中に 微笑みを浮かべて 鎮む

降り続く雨は 体温を奪ってしまう
壊れてしまいたい その手に誘われ やがて溺れるまで

果てて行く もう想い遺すものなど要らないから
錆びれて行く身体に打ち拉がれ 涙を流す
もう二度と醒めないで 接吻する度に感じるの
痺れる身体が求める声 最愛の徴に滴る 頽廃の香りを

降り止まぬ雨に流されてしまいたい
きっとこの涙は あの世界の凡ゆる深刻を さらって行くから

二人の秘密 秘めたる想いは 雨に濡れ 沈む
言う事を聞かないこの身体は 冷ややかな視線に晒されて
ねっとりと絡みつく口づけに 朦朧とする

きつく縛られて このまま壊れてしまいたい
降り続く雨に心を奪われて 薫る頽廃の渦中で感じるの

やがてこの息が絶えるまで その手を止めないで
きっとこの涙は この世界に沁み渡って行くから
だからねえ もっとちょうだい...

ずっと交わし合っていたい 雨に冷たく打たれながら
降り止まぬ雨は この世界から 凡ゆる無情をさらって行くのに
ねえどうして... ?
うっとりと絡みつく口づけが こんなにも切ないのは きっと
この世界に想い遺した愛を 喪ってしまったから

秘めた瞳 降り続く雨に打たれ 交わし合う口づけは
冷ややかなる視線の最中で いつまでも絡みつく
そこから決して逃れられないように きつく縛られて
朦朧とする意識の最中に 薄く微笑みを浮かべた

頽廃の香り醸す雨は まだ降り止まないまま 願いを隠す
それは二人の秘密 最愛の徴...
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見つめれば見つめ合う程に

2016年06月03日 | 妖艶の詩
口から零れ落ちる言葉
流れてしまう 吐息を混ぜた声に 胡乱な表情

酩酊の眼差し あなたを捕まえて この瞳で絆してあげる
もう二度と這い上がれないように きつく抱き締めて
心が求める あなたの事が好きだから
見つめれば見つめる程に 熱くなるの

この赤くなる果実が蕩けてしまう前に その手で殺して欲しい
瑞々しく剥き出しの唇は まるで熟れた果肉のよう
その手で触れて そして握り潰して欲しい
あなたの泣く姿 まるで子猫のように 怯えた瞳が愛しいから

あなたの声で この唇を塞いで
ねえ もう後戻りは出来ないから
何処までも 深く朽ちて行きましょう
口元から零れ落ちる言葉が 優しさで汚れてしまわない内に
この唇で感じて居たいから

ねえ あなたの事が好き
ああ 見つめ合う程に 壊れてしまいそう
だからもうこれ以上 優しい言葉を掛けないで

唇から溢れ出す 吐息が切ないから
ずっと抱き締めて居て欲しいの
そう きつくこの身体が窒息してしまうまで

もう後戻りはしたくないから
ああ 見つめれば見つ合う程に あなたを求めてしまうの

降り注ぐ雨に打たれて
ねえ 苦痛に歪むあなたの顔が可愛いの
ああ この眼で感じてしまうから
もうこれ以上 優しくしないで
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背徳

2016年04月01日 | 妖艶の詩
噴き出した血が肌に伝う
燃え散る身体 その終焉に
あどけない温もりを感じて 恥らう
燻る硝煙に巻かれ 想いを返す
明けない夜空が 色取り取りの星の瞳で犇いて
白く肌蹴た身体の稜線が 弾く水の残響で滲む

眉を冷たく潜めて 色めく微笑は虚ろに歪む
その優しき生命を貪り喰う この眼は可憐な死を纏い 躍る
淀んだあなたへの瞳が 壊れてしまう程に
揺れ惑う夢を映す その紅い唇に激昂した

狂い咲く花 それが艶やかであればある程に
この手は あなたの優しい血の色彩に染まっていくのに

身体を迎え入れる 恥ずかしさもまた 孤独を穿つ 蜜の味
意識が混迷する 噴き出す血の流れに呑み込まれて
乱れ散る花の妖艶なる香りに唆されてしまう

冷ややかな肌に触れて あなたを想い 煩悶する
唇を重ね 響き合う温もりもまた 寂れた風に吹かれ
いずれ闇の中へと撹拌してしまうから
まだ形の遺る あなたの姿を貪っていたい

壊れた白い身体を這う無数の視線 赤い血が躍り上がり
あなたは背徳の香りを漂わせ その死に酔い痴れる
細く陰る指に 滴る 鼓動を失った鮮血
それは鮮やかに口元に飛散して 空白の感情を染める

名前を喪った表情が 生命を失くし 赤く萎びて行く
炎に巻かれ 噴き出す硝煙は風に靡き やがてあなたの死を彩る



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あなたの唇から滴る愛を欲している

2016年01月23日 | 妖艶の詩
深い場所から響く声 美しく歪み 微笑みを浮かべる 夜闇に塗れた顔
震える手を翳して 闇に呑まれる 身体の線が無くなるまで 抱き締めて居て

求め合い忍び寄る あなたの気配に怯えて 目を塞いだ
宛ての無い声が 夜風に流れて 甘く見つめるその瞳に絆される
逃れられない魔の手に きつく縛られた身体
その眼が胡乱に沈み 渇いた喉が あなたの唇から滴る愛を求めた

この感情が崩れてしまうまで どうか離さないでいて
理性に重く抑圧されている 心を解き放つ その瞬間まで
求め合う 忍び寄る魔の手に縛られた身体が 息絶えるまで
欲望に忠実な瞳が あなたの枯れた唇を 見つめ離さない

鮮やかなる花びらが舞い 冷たい夜風に流れて行く最中
やがて散る定めに抗えず もがき苦しむ

この黒く腐敗した身体が 妖艶なる匂いに包まれて 葬られる時
窪んだ眼窩の花は美しく咲き乱れて その腐敗した姿が 麗しく香り出す
縛られたまま逃れられない 闇に横たわる身体
その可憐なる花々に彩られて 息絶えるのを待っている

心が崩れてしまうまで どうか抱き締めて居て
いずれ闇の彼方に葬られる その時までは

枯れた喉が あなたの唇から滴る愛を欲している
逃れられないように縛られた身体が 美しく歪み 恍惚の瞬間を迎えるまで

夜闇に塗れた表情が 微笑みを浮かべている
求め合う度に 枯れた唇を見つめて 離さない 貪欲に色めく瞳
枯れた花々の甘い匂いに この身体が埋まって行くまで 愛してる

忍び寄る気配に抗えず もがいている
縛られたまま腐敗して行く 身体に降り注ぐ 鮮やかなる花びらの葬い
その舞い散る花々の甘い香りに 身体が呑み込まれて行くまで
この枯れた喉が あなたの唇から滴る愛を 欲している
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赤い月の墜ちる夜は

2015年12月22日 | 妖艶の詩
流星の墜ちる夜は 赤い月の微睡む気配
この瞳に煌々と輝く夜空
それはとても儚くて 惨めに散る花びらのよう
いつまでもこの手を握って居て
欲しいものは あなたのその寂しさだけだから

小さく鼓動を打ち 暗闇に咲き乱れる情愛
それは接吻を交わす程に 熱く湧き上がる運命を刻む

赤い月の気配が迫り来る中で
求め合う心が引き裂かれてしまう
その渦中 妖しく折り重なる視線は
ただその瞳を見つめている

身体が触れ合う瞬間に 儚くも崩れ去る運命の悪戯
だから いつまでも その優しさに包まれて
このまま消えてしまいたい

それでも込み上げてくる熱に苛まれる この身体が
甘く誘惑する その唇を突き放した
壊れてしまうのが 怖い
それでも匂い立つような魅惑的な想いが
この身体の隅々にまで沁み込んで来るのは
抱き締められた あの時の温もりを まだ憶えているから

やがて 暗鬱の染み込むその優しさに 身体が絆されて行く
よりきつく絡み合った心は 更に深く その甘い唇に侵食されて
二度と逃れられない 感情の迷宮に迷い込んでしまう

終焉の無い接吻
やがて赤い月が 歪んだ微笑みを浮かべる刻
身体を覆い尽くす赤い花々は 燦然と燃え上がる

繰り返される罪が融解していく最中
暗鬱な焔に揺れ 枯れた花々が 赤い月に照らされて 泣いている
壊れて行く身体は 赤い涙を流し 悲しみを膨張させる

赤い月が嗤い 可憐なる焔に 花々は散って行く
非情な運命に翻弄され それでも尚 交わし続ける接吻
心が突き放しても 身体は妖艶なる熱に呑み込まれてしまう
それは終焉の無い感情の迷宮
ねぇ お願い これ以上 優しくしないで
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アラベスクの躍り

2015年10月16日 | 妖艶の詩
降りしきる雨に その白い肌は打たれて
困惑する表情のあなたは
乱れる意識の細部に宿る 生命の傷跡を辿った

雨脚が速り 鬱蒼とする雑音が何処までも増長される
その最中に 痛みが閃光のように走り
全身の隅々にまで 硬く鼓動が満ちる

冷たい雨音に乱されて 光の混濁が蔓延する意識
やがてあなたの瞳に七色の夢が咲く瞬間
その艶やかなる華に呑まれるまでは
この手を離さないでいて

降りしきる雨の中で 身体を丸めるあなた
その虚ろな眼が 冷たくなった手を見つめる

咲き乱れた夢に 身体が埋もれて行く
全身に走る痛みに やがて狂い咲いた 生命の傷跡は
今 愛に飢えた その赤い唇を開く

入り乱れる色彩 細微の輝き
胎内で繁殖して行く身体が アラベスクな迷彩色に躍る
やがて咲き乱れる生命の息吹が 瞬く一瞬
その茹だるような夢が あなたの眼を蝕んで
やがて産まれ来る小さな身体が無数の花に 覆い尽くされる

それでも咲き誇るあなたの身体が
何処までも乱れて行く夢を求めて止まない
妖艶に開かれたあの傷跡が
あらゆる生命を生み出すから
あなたは いつまでもこの夢の中で生きられる

流れる雨水 それは美しく剥がれた表情に 降りしきる
乱れて行く意識は この赤い傷跡を執拗に弄り
その蕩けるような微笑みが 妖しく歪んで行くのに
やがて雨脚の速さに あなたは怯えて
未分なるこの景色は 全て灰色に染って行く

微細な彩光の中を躍るアラベスク
それはどこまでも終わりの無い 夢の華
そして永く降りしきる冷たい雨に
その総ての雑音が降り止むまでは
あなたを離しはしないから
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