幻に消えて行く 月の明かり
埋没する 身体は 茨の絡まる夢へ
枯れた森の奥 残骸が風に舞い
天蓋が墜ちて行くのを 観ている
天使が 嗤い 矢を射るその眼が 絢爛とする
射られた 獲物は 興奮し 血液は蒸発する
生命は 粘着く舌を垂れ 叫びを挙げ
干乾び行く身体を もてあそぶだけ
残骸は 茨に絡め取られ やがて腐食して行く
枯れた森は 呻き声を 轟かせる
腐乱した 命が 無残に彷徨う
光の無い 淀んだ空
烏の歪な 声が微睡む 夢幻の途に
蠢く無数の手が 血を求めている
捕らわれた生命は 干乾び
身体は 分散して 呑み込まれる
埋没する 身体は 茨の絡まる夢へ
枯れた森の奥 残骸が風に舞い
天蓋が墜ちて行くのを 観ている
天使が 嗤い 矢を射るその眼が 絢爛とする
射られた 獲物は 興奮し 血液は蒸発する
生命は 粘着く舌を垂れ 叫びを挙げ
干乾び行く身体を もてあそぶだけ
残骸は 茨に絡め取られ やがて腐食して行く
枯れた森は 呻き声を 轟かせる
腐乱した 命が 無残に彷徨う
光の無い 淀んだ空
烏の歪な 声が微睡む 夢幻の途に
蠢く無数の手が 血を求めている
捕らわれた生命は 干乾び
身体は 分散して 呑み込まれる