陽の当たる場所 あなたの寝顔に
ひらり 桜の花弁が落ちる
冬の足跡は 遠い沖の方へ
時間の打つ音が そこまで聴こえてくる
あなたは眠ったまま
吹き過ぎる風を感じている
時間の流れ 蒼空には飛行機雲の筋が一つ
光の中で踊る 春の小鳥が
あなたの夢に現れるとき
私は瞳を伏せる あなたと一緒に居たいから
春風はいにしえの 言葉を運ぶ
定めに泣く空は 美しい詩を知っている
それは宇宙を流れる 生命の声音
永遠を行く 孤独の旅路
桜の花が咲き誇る 無欲な季節が訪れる
あなたは夢の中で微笑む
そのあなたの綻ぶ唇に 私の幸せを重ね合わせる
冷たい哀愁を感じる その一瞬に
愛は咲き誇る
それは無限の生命の歌声を 想うひと時
声音→こわね