汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

理性の慟哭

2017年12月29日 | 奇想の詩
寄せては返し 繰り返す
波に揺られ 桟橋に掛かる飛沫

遠浅の海辺に独り
さざめく夜空 藍色の渦が揺らめく
鮮やかな星々が 踊り
沈み込む 夕闇の聲を響かせながら

静まり返る
この世の果てへ 咲き乱れし花々
混沌の夢が 今に 導かれ 暗澹と
あの世の聲が聴こえる

この世界の理 静まり返った 浜辺
打ち付けられた理性の慟哭
触れ合えぬ この世の不可思議
鮮やかな 飛沫に離散する 景色
蠱惑の色彩 見つめる程に 甘美な心地
煌めく夜空に 揺らめく狂気

寄せては返し 繰り返す
架かる桟橋 飛沫に揺られ 盲目の刻

遠浅の海辺に独り
さざめく夜空 藍色の渦が蠢く
鮮やかなる星々が 躍り
紅に潜む 夕陽が聲を響かせながら

今に 夜を迎える

この世界の理 静まり返る 浜辺に
慟哭の声 打ち付けられた 理性の抑圧
触れ合えぬ この世の不可思議は
色鮮やかな 血飛沫に離散する 景色
蠱惑に魅せられ 見つめる程に 甘美な吐息
煌めく夜空 それは狂気の薫り

寄せては返し 繰り返す
寄せては返し 繰り返す 過ちに

今に 夜を迎える

この世の理 理性の慟哭
触れ合えぬ不可思議は 甘美な程に 切なく
飛び散る 血飛沫に離散する景色
その蠱惑に魅せられ 見つめる程に 甘く
同じ道を繰り返す度に 貶し合う

この世の理 理性は慟哭する
見つめる程に甘い 蠱惑の世界に
不可思議な景色は ばらばらに離散する
飛び散る 血飛沫 色鮮やかに
煌めく夜空 寄せては返す 甘美な程に
それは狂気の薫り

内なる世界へと
内なる世界へと
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君と一緒に居たいのです

2017年12月15日 | 愛の詩
ほわっとした心地
夢のように 奥深く沈むまで

ほわっとした心地
夢のような 世界へ

ふわっとした 夢心地
雲の上を歩くような 軽やかな
気持ち抱きしめて

君と一緒に居たいのです
赤くなる頰 騒々しい日々が始まる
顔逸らして 恥ずかしい? なんて
はぐらかさないで!
そんな事より こっち 見てよ ねぇ...

ほわっとした 性格だから
夢のような道を選んだ
ふわっとした 世界に
産まれて来てしまったから

ねぇ!

君と一緒に居たいのです
言葉重ねる度に 高鳴る胸の喧騒は
騒々しい この世界で生きてる証
顔を逸らして 何か隠してる? なんて...

君と一緒に居たいのです
触れ合い 笑い合いながら 過ごすひと時が
あどけない瞳を 潤ませるから
顔を逸らして ねぇ 泣いているの?
そんな時こそ 塞ぎ込まないで...
少しでも良いから こっち 見てよ...

ほわっとした性格だから
つい 戯けてしまう
でも 決して忘れないで
素直になれず もつれたこの感情を

夢のような気持ちに 揺さぶられて
何処までも 眠りは深く
覚醒の時を忘れて 一緒に行こう?

さぁ!

君と一緒に居たいのです
空回った言葉 掛け合う程に 可笑しくて
触れられると とても嬉しいから
くすぐってしまいたくなる
ねぇ もう少しだけ
ねぇ あともう少しだけ...
でも これ以上の関係は ダメだから...

君と一緒に居たいのです...
君と一緒に居たいのです...

震える程の この気持ち どうか...
君のところに 届いて
ねぇ?
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月の満ち欠け

2017年12月15日 | 愛の詩
淡く 色めいた肌に 沿わせる
月の満ち欠け 放心の眺め
そっと触れて さあ
見違えるように 煌めかせた この星空
感じて どうか 瞳の奥に 秘めたる想いを

気にかけて いつもは 不満足だったから
そう 今夜だけはきっと
そんな嫌な気持ち 感じたくないから

その甘い声で この心 ときめかせて
ねぇ もっとあなたの事 知りたいから
ねぇ どうしたらいい?
月の満ち欠け 放心の最中
溢れるばかりの声 どうして?

その甘い声で この心 ときめかせて
ねぇ もっとあなたの事 知りたいから
ねぇ どうすれば 気付いてくれる?
月の満ち欠け 放心の心地
溢れる泉のような この声を どうか 聴いて?

淡く色づいた 肌に 這わせる
抱き締めて もっとぎゅっと あなたはいつも
そう あの時のままの 優しい瞳

その甘い声で この心ときめかせて
ねぇ もっとあなたの事 感じていたいから

気にかけてばかりで 不満足だったから
いつも感じていた 心残り
ねぇ この切なさはきっと

そう 今夜だけは
そんな嫌な気持ち
思い出したくはなかったから

その甘い声で この心ときめかせて
ねぇ あなたの事 もっと知りたいから

その甘い声で この心ときめかせて
ねぇ あなたの事 もっと触れていたいから



繰り返す月の満ち欠け
それは あなたを追い掛けて
辿り着いた 二人だけの居場所


ねぇ その甘い声で ときめかせて
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哀悼の詩

2017年12月02日 | 愛の詩
光の中へと 落ちて行く
輝く流星を抱いて 遥かな夜空を 駆け巡る

絡まった糸 優しく抱いて
甘い夢心地の最中 不意に見せた
笑顔を 壊さないように

ねぇ 抱き締めてあげる
二人を包む この夢の途上
離さないで 凍てついた夜の 恋心

華やかに揺れる 花園に 呑み込まれ
身体を締め付けて どうか

ねぇ 抱き締めてあげる
流れた涙の数だけ 赤くなる
唇の冷たい感触
ずっと 忘れないから

絡まった糸 惑いの吐息
それは 解けない迷宮への入り口

ねぇ 憶えてる?
交わし合った唇の感覚
切ない程に 求め合った 盲目の季節を
どうか 忘れないで

絡みつく 哀悼の詩
星空に散らばる 永遠の夢路 ねぇ
あなたの見せた その笑顔
揺らめく花々の 溜息が漏れる中
いずれ壊れ去る 運命だったの?
ねぇ
あなたと揺蕩う 漆黒の夜空
手を取り 慰め合う中で
いずれ 息絶える運命だったの?

どうか 忘れないで
絡みつく唇は 哀悼の印
夜空に散らばる この永久の景色は ねぇ
花々の煌々と眠る 夢の中で
いずれ 崩れ去る運命だったから

風に舞った 花々の香り
絡まった糸 優しく抱き締めてあげる
だから 忘れないで
絡みつく 哀悼の唄を 感じながら
迫り来る 永遠の眠りの瞬間を

今宵も 穏やかな開花の時が来るから
ねぇ 教えて?
あなたと愛し合う この風の吹く夜は
いずれ 壊れてしまうの?
そう 花々の眠る その時までは
ずっと こうして居させて 欲しいから
優しく 抱き締めていて

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