汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

歌詞 雨脚に消されて

2013年08月15日 | 歌詞

雨脚の強くなる 夜の喧噪に 一人
やり場の無い 哀しみ 胸の内にこだまする
感情を押し込めたまま あなたの素肌に 温もりを
さざれ行く愛の まどろみを 瞳に映す 
あなたのその表情に 涙が溢れ 雨粒と重なる
冷たい身体を抱き合う 時は凪がれ 愛を確かめ合う度に

雨粒のさめざめと 夜闇のとばりに 一つ
すれ違い 二人 まだ見ぬ 彼方にある景色へと
嘘と知りながら また あなたの素肌に 優しさを
冷め行く愛に 終わりを知り 瞳を伏せる
あなたのその表情に 愛は薄れ 雨粒に消える
冷たい身体を求める事も 時は拒む 愛を確かめ合う度に
 
それででも 視線の向こうには 
雨に濡れた 景色が霞むだけ

冷たい雨に 身体を冷やすように

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琥珀の月影に

2013年08月13日 | 悲哀の詩

寂しさを感じ 涙さえも 夢と化す
想いと現実の相克が 悩める愛を 映し出す
描き出す 愛に揺れる感情の 理を
総てを剥き出しに 鋼の愛は 夢深く 
あどけない夢に 流れる静寂の涙
願う心 暁に光る月影の 麗しく 怪訝な表出

愛に漂い 身体を求め 霧消を願った 永遠の奏でに
涙さえも 消え去り 欲望と失望に 虚ろう瞳

見えない 消えかけた生命 鼓動は静かに 終焉を待つ
寂しさを抱え 剥き出しの欲望を 枯渇した舌に絡ませる
見つめ合う 瞳の奥に 辛辣に重なり合う 身体
感情は 無作為に あなたの舌を奪い 願う事を赦されない

この辛辣に狂う 瞳が 怪訝に嗤う 自らの肢体に
流れる 血液の温やかな肌触り 心地好い感触
鮮やかな血しょうが飛び散る 琥珀の月影に 光る欲望を
映る肌 その品やかさ 無為が訪れる前に
駆逐されぬように この手で締め上げる 今生の儚さを

触れる身体は 熱を奪う 表情の薄れ行く 琥珀に染まる
鮮やかな血飛沫 妖艶な微笑みの 鼓動を打つ 
愛を求め 腫れ物に触れる 痛みが走り 恍惚を感じる

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夢の澱へと

2013年08月13日 | 妖艶の詩

消えて行くように まるで憂鬱に
愛を無性に 引き付ける 記憶の淵へと
涙さえも 夢に潰えた 身体にかかる雨粒のような

紅い唇に麗しき 流し目の妖艶さよ
さめざめしく流れる 不安の様態に 一途の愛を
夢の中へ 深く愛を感じ 弱さを曝け出す

今にも壊れそうな 自壊する感情
見つめる瞳 流し目の艶やかな 寂しき月照よ
揺るぎない愛は 深く根差した 包容に陰る
静けさに包まれて やがて 終わりを告げる

空しさを空に掲げ 愛おしさに 拠り所を求めた
一抹の宇宙は 想像を超え 不可思議な夢の檻へと
流れ込む情愛を この眼で抱える 艶美なる瞳の 永久へ

傍に居て欲しい 虚空を流れる 密やかな情愛
砂漠の砂を 流すような 悪辣さに 心 怯え
無作為に ただ愛おしさを 抱えて 今何を想う

あなたのその小さな腕に刻まれた 傷
総てが自壊して行く 己を見失い 欲望を剥き出しに
張り裂けそうな胸の裡を せめてもの償いに

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夢追い

2013年08月02日 | 奇想の詩

小さく波打つ 波は よがり惑う 感情の彩
一人水の中で 苦しみ果てる 輪郭に沿い 流れる涙よ
心情の豊かな 鮮やかな花の咲く ここは何処の楽園
涙は晴れやかな 孤独を描き 夢となり 散って行く定め
言葉を現し 指し示す 此処には何も無いと
さめざめと流れる 星の残骸 虚実を入り混ぜた 躍動

笑顔に微睡む 憂鬱の陰 見間違う 幸せの意味を
静寂の流れる 夢は夢の裡に 何も無いと嘆く 空に
願いはまだ 涙が枯れ 決して 赦されない
愛は冷たい雨のように 虚しく口を遮るだけ
愛してはならない あなたのその唇を 愛が滴る
その孤独を愛してはならない 涙さえも 拭く夜でさえも
想い出と 眠るように 舌を這わせる その情動をも

きつく締められた痕に 水が流れる 冷たい憂鬱
傍に居て欲しい 笑顔は微睡む 水に映る 自分の顔のように
美しい言葉を かけるあなたの その唇 夢を追い
果ての無い闇に 身体を賭した 悲しきその瞳
弱さを映し出し 今 許されない愛が 胸を打ち付ける
拉がれて 鬱蒼と繁 森の中を彷徨うように
執着する愛の拠り所を探す 交わる身体の線は ぼやけたままで
寂れ行く まだ見ぬ 表情を見つけられないまま
時の流れ行くまに 表情は消え 無情さに 心を満たす

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遠ざかる日差しのように

2013年08月02日 | 奇想の詩

今にも消えそうな この声を訊いて
犇めく星々 うろ覚えの詩 口遊む 仄かな安らぎ
夢のように まだ見ぬ あなたの表情を想う
拉がれて 落ちぶれて 奏でる騒乱は 暁の明星の現
氷霜の輝き 嬉しそうにはにかむ 狂乱の日々に
夢から醒めて 揺れる焔に 無為なる情愛を写す

ろくでなし 意識は 波に揺られ 間違いを犯す
腐食して行く 花は あどけなく微笑む
あなたへと捧げる この手は 涙を拭う為に
見えない この先が 情動を奏でる 恋情の蠱惑に
水が滴る 小さな音がさざめく 宇宙に瞬く 星のように
さり気なく 笑みを返す その手は美しく 微睡む
視界の中で 無作為に放たれる 弱さを想い
強さに恋い焦がれた 願う事さえも 遠ざかる日差しのように
何処までも虚ろに 揺蕩うだけ

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果てしない無い闇へと

2013年08月02日 | 奇想の詩

夢から醒めて 水音を聞きながら その美しさに
肌に伝う淋しさを 噛み締め 首を締めつける
痕の残らないような 奇麗な真綿で
輪郭を撫でる その愛おしさに 何処までも霧消する
夢は涙を映し出す 優しい声 

探し続けていた あなたのその姿 情愛を
傍に居て欲しい 握り合う手の感触 腐食する身体
擦れ違い 憎しみ合う 滑稽さの流れる
血の匂い香る この苦しみを 果てしの無い闇へと

乱される 感情 声を荒げ 今にも消えてしまいそうな
この冷たい手の感触に あなたは涙を浮かべ 懇願する
夢の鼓動を感じ 濡れた唇の 妖艶な孤独を想う
張り裂ける心臓 打ち付けられた 杭 痛みはさめざめと
この身体を流れる 無数の生命体 動く鼓動
乱れる 感情は 果ての無い 海原の幻想

雨は打ち付ける この寂しさを 
吹き出した血 奇麗な夢の後に 訪れる静寂
夢を形作る 人形の無数の呻き声 寂れた心
雨脚は早くなり 時間の感覚は 限りなく乖離する

愛を求めて 握る手を まるで契るように
振り乱した髪を 掴み 哀悼する瞳を 向ける
想い出を残したまま 出逢いと別れを惜しむ
この手に残るのは 何 僅かな 愛と 憎しみの欠片達

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木漏れ日

2013年08月02日 | 奇想の詩

記憶の無い 海に拡がる 宛の無い感情
無情を知り 身に沁みて想いよがる
不思議な夢の内へ 流れ込む 愛は知れず
接吻を求めた 臆病に手繰り寄せるように
いつまでも怯えたまま 愛は 無為のままに

高揚する 感情は 再び還り着く
手を握り 見つめ合う 弱さを滲ませ
何処までも深い 優しさに触れるように
涙を滲ませ 遠い夢を 馳せた 木漏れ日

愛は 最果てへと 連れ出す
焼けた顔 擦れ違い霧消して行く 定めに在るのなら
何処までも行こう 不可思議な夢の続きを
見る為の 傷跡は 振り出しに転がる 亡骸のように
一人で 泣いている この空の 暗がりの中で

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