汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

闇の袂

2013年05月11日 | 奇想の詩
夜の静寂に 想いを掻き消される
鮮やかな 花弁 何処へと行く 風の便りに
舞う 不可思議な 闇の袂へと

さざめく光 煌めく幻想 生命は踊り
果てしの無い 恍惚の彼方へ
水面に滑る 胡蝶の影 虚ろな眼差しに
惑い 消えて行く 定めの雨

朽ち果てた 花弁は 月影の色彩
寄り添い 虚ろな眼差し 交わす言葉は
雨脚に微睡む 優しい 愛の涙

降りしきり 乱れる心は 浅はかに
狂い 惑う表情の あどけない微笑み
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淋しさの徴

2013年05月11日 | 妖艶の詩
触れ合い 確かめ合う 愛の温もりを
二度とは 戻らない この感情 寂しさを胸に
離さない この手を握り締め 永遠を感じる
感情は まるで海底へ 閉ざされて行くように
身悶えする 深い呼吸に 舌が絡め取られて行くように

見失い 語り明かした この夜の冷たさに
孤独を照らし合わせる 月影のように 何処までも辛辣に
伝わる肌の温もりは 淋しさの徴
もっと深い場所で より 親密に 身体の線に沿って
流れる悲しみに 愛は 孤独の中で 夢を見続ける

見失い 唇は枯れて 瞳を震わせ 見つめる 蠱惑の月のように
愛してる この手を握り 交わす接吻の鮮やかな 幻想を
見つめ合い 涙が溢れ 生命の感傷に 傷は深く 刻まれる
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胡乱な瞳

2013年05月03日 | 奇想の詩
流星 滴る 果てを見た 最愛を奏でる 幻想に
空は流れる 見失い 時間の空隙に 想い出を残して
まだ見ぬ 愛は 冷め行く 畔を歩く 兎の赤い眼

波に ただ揺れて 追憶に浸り 穏やかな 肌の温もりに
その心を許す 涙は 煌めく星の 寂しき 移ろい
優しい瞳 流され 朽ち果てた 身体の 匂い立つ 哀愁

降り出した雨 信じる 夢は虚ろに
灰色の空は 雨脚を呼ぶ 胡乱な瞳の 小さな幸福に
涙は 溢れ 闇を照らす 月影
雨脚は途絶えないままに 言葉だけが 響いている

この胸の中で 移ろい行く 愛を
風に吹かれ 時間は 水面を走る 蜻蛉のよう
虚ろに 微睡む 愛は 最果てを望む 哀愁の声音
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赤い月

2013年05月03日 | 妖艶の詩
寄り添う 傍に居たいと 懇願する
その瞳の 優しき 惑いの 表情
抜け出せない この身体に 宿る 宿命を

目まぐるしく 流れる 感情 赤い月
瞳を震わせ 怯える 何処までも深い 穴の中で
掻き乱れる 感情を 抑えきれない

愛ゆえに 見えなくなる 衝動に取り憑かれ
夢の中で 愛を謳う 溢れた涙に 濡れたままで
表情を強張らせる 恐怖の中
無表情な月は 体温を奪う

この苦しみに 咲き誇る愛の 滴る
強引な唇に 引き寄せられ 感情は潰える
白い屍を遺したままに
愛は散り行く
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十字架

2013年05月03日 | 奇想の詩
溢れる 涙は 暁に輝く惑星
寂しげな 流し目の あなたの蠱惑
冷め行く身体の 自らの意思に反して
壊れ行く 意識を 繋ぎ止める

探す 感情の赴く 迷宮に彷徨うように
寂れた 想いを あるがままの その瞳に
唇は 語り 愛を見失う
言葉は乱立する 十字架のよう
寂れて 涙も出ない 哀れなままの この身に

血は 淡く滲み その手に付着した 悲しみよ
降り注ぐ 雨に 晒された 心は 不乱に
叫び 破壊された 過去に縛られたままで
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