汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

詩 隠していて

2021年12月04日 | 悲哀の詩

隠していて

この心の何処かに

花びらの舞う 心地を

暗い森を彷徨いながら

鮮やかなる夢へ

その声に誘われ やがて朽ちる

この想いは もう叶わないの

握っていて

どうか この広い世界の中で

取り残されないように

もう2度と 還れないのなら

あなたの瞳に写る寂しさ

この手に見せて

咲いた花々は 世界を照らす

涙と引き換えに

心に熱を灯すから

騒々しい 花々の躍る

永遠の眠りに懐かれて

あなたの呼吸を幽かに感じるの

せめて ここに居させて

色とりどりの

夢の潰えた 花吹雪に

心満たされた

引き返す波のような

淋しさを包まれながら

あなたを探した

華々しい

永遠の眠りに包まれて

暖かく この胸を染めるから

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詩 祈る

2021年12月04日 | 奇想の詩

祈る 

ひらひらと

せめぎ合い 不確かなる

闇の世界へと

噴き出して 和やかな唄に

言葉を染める

 

苛立ち 降り頻る

雨に揺られて

爛れ陥ちる

この胸の皮膚を抉る

焼け跡

 

自然の理なら いっそ

これが宿命なら

尚の事

この手を放して

無為と静寂が木霊して

見上げた

破壊と因果が 交差して

尽きぬ生命の

息吹に手をかける

 

爛れ ただれ

抉る えぐる

 

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