汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 運命

2008年12月31日 | 初期中期の詩

僕らは今に生まれた
ともに背負い込んだ十字架は
あまりにも大きすぎて
どこかに理想があるわけでもない
この運命に身をゆだねるだけ

なぜ孤独に思うのだろう
自然を見渡せば繋がりが
大きなシステムになっているのに

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みやすけの詩 虚構

2008年12月31日 | 初期中期の詩

虚構の中の楽園と

湧き上がる黄色いうめき声は

辺りに響き渡り

失意の中に存在する

欲望、感情が

人が涙の佇まいにいる

生きる事、死ぬ事はどこへ行った

生きるでもなく死ぬでもなく

黄色いうめき声は

夜空に響き渡る

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みやすけの詩 蒼

2008年12月30日 | 初期中期の詩

出口はありますか

そこから見える景色は綺麗ですか

周りにはひっそりとした木があるだけです

やさしい眼で

やさしい出で立ちで

この世界の中で生きている

そして今、彼らに抱かれて

今を涙するだけです
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みやすけの詩 ちっぽけ

2008年12月30日 | 初期中期の詩

ちっぽけだ
こんな僕に託された運命を
一筋の流線の明日の混沌を

一点の起点に
溶け合った過去と未来が
僕のこんなちっぽけな存在と
他のたくさんのちっぽけな存在が

明日を鮮やかな模様にするのだろう
幻想的で繊細で
魅力的でいてそして病的な
その運命のなかで

形を失う僕の存在
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みやすけの詩 懊悩

2008年12月27日 | 初期中期の詩

暗闇に彷徨い

外灯さえも意味を成さない孤独

頭を抱え、悶え、苦しみ

果てに見た一縷の幻想が闇に木霊する

一つのものが形を成したそのとき

閃光は走り闇は消え去り

世界は始まるのだ
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みやすけの詩 眠れない夜に

2008年12月24日 | 初期中期の詩

ゆりかごに揺られ
夜のとばり
哀愁の音楽は
今夜も鳴り止まず

外の空気は冷たくて
夜は思った以上に寂しくて
でも感じる心は穏やかに

深く深く暗闇に潜り込んでいく
安心する場所はどこにある

深く深く見つめていく
僕の心の中の奥底を

眠れない夜の中
体を丸めては流す涙
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みやすけの詩 これから

2008年12月23日 | 初期中期の詩

この世界に生きて

この世界を感じて

広い海を越えて

どこまでも行こうじゃないか

悲しみはいつもの思い癖

見上げる空はどこ吹く風

僕らは成長した

僕らはこれからを歩んでゆく

もう戻れないあの頃を

心にしまって
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みやすけの詩 いつかまた

2008年12月22日 | 初期中期の詩
季節は廻って
僕らは大きくなった

一緒に遊んだあの頃を思い出に
それぞれの道へ別れていく

僕らは違う宿命の中
時たまあの頃に戻る

懐かしい記憶の片隅に
温かいキミの頬を撫でて

僕は哀しんだ

僕らがいつかは戻る居場所に着いたとき
本当の喜びを

僕らは感じることができる
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みやすけの詩 荒れる

2008年12月21日 | 初期中期の詩

風の吹き荒れる

大地に根を張った生きる屍

悲しみはとうに過ぎ

形は崩れ去り

僕自身は大きなそれになる



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みやすけの詩 僕ら

2008年12月21日 | 初期中期の詩

世界にはこんな花があって
世の中にはこんな動物がいて

僕らは手をつないでいるはずなのに
世界と僕らは繋がっているはずなのに

一人見上げる空はいつも泣いていて
悲しみはいつか夜空に散って

奏でる音楽は一つのやすらぎ
こうして包むひと時の安心
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