感情の赴くままに 見境の定まらぬ 波に
消え行く灯火の 幻影を見た
甘く仄かに 香るあなたの声に 導かれ
揺られ 寂れてしまった この胸の裡の鼓動を
聴かせる子守唄のように
最愛 墜落して行く
感情が 刹那の悦びに喘ぐ頃
契りを交わし 身体で確かめ合う 甘い旋律
確かなものを 漂う生命の波に呑まれ
あなたへと続く この途を行く
溺れ この身が壊れても さざめく感情があるから
幽かに聴こえる この手に宿る 息吹に
確かな 繋がりを見る 不思議な夢のような居心地
総てが終わる その手の優しさに 送る微笑みを
いつまでも そばに居て
歯止めの効かない感情 移ろう季節が
貪欲に この身体を呑み込んで行く
せめぎ合う 愛と苦悩の 欲望の対象
愛は虚ろに その瞳を宙へと向けた
絡み合う 身体は 未知なる場所へ 導く
果ての無い 海に揺られ 絶望と希望の道連れに
この身を委ねるのなら 彼処に辿り着く その日を待つだけ
温もりも 安らぎも無い 闇に織り成す 運命の流れ