触れられぬあなたの素顔 想い重ね 交わす視線
この場所には何も無い
ただ拡がる蒼空に 差し伸べる手が冷たかった
あの時の涙 その意味にさえ気づけなかった
季節は移ろい 降り散る細雪が 頬を赤く染める時節
その降り積る冷たい眺めに 寂しげな手は 再び重なる
その淋しげな瞳に絡まる 一縷の願い
しかし それを求めれば求める程に
かけがえの無い温もりをも見失ってしまうから
果てなき蒼空に 舞い上がる雪
その冷たい温度から 身を護るように抱き合った
交わし合う温かな口づけ その最中にも関わらず
この想いも また 優しい言葉の綾に埋もれて行くのだろう
そして降りしきる雪の煌めきに 惑わされていた
あなたの涙の訳もろくに知ろうとせず
ただ深々と降り積もる雪は その理由をも隠してしまうから
時の移ろいは 無常にも 早く
その冷たき瞳から伝わる 時間の空白が切なくて
いつも以上に無理に微笑みかけた
それでもあなたを斥けてしまう
大切に想うこの心は 決して 見えないように
あなたのその笑みと共に あの麗らかなる風花に眩んで行くから
降りしきる雪の放つ彩光が 涙の跡を隠すように
乱反射する光に包まれる その手を握り締めた
やがてこの歪んだ景色に 涙の滲んだ理由が 重なる瞬間
あなたの眼に浮かぶ哀しみは 柔らかな微笑みに変わる
それは 散る雪の最中に 誇らしく交わされた温もりの筈だった
そう もう戻れない あの頃のような 優しき瞳の筈だった
それでも温かく舞う粉雪に照らされて
薄っすらと微笑みを浮かべる あなたは
交わし合う指の優しき色に ためらっていた
降り止まぬ細雪
その輝きは あの涙の痕さえも見えなくしてしまうから
この場所には何も無い
ただ拡がる蒼空に 差し伸べる手が冷たかった
あの時の涙 その意味にさえ気づけなかった
季節は移ろい 降り散る細雪が 頬を赤く染める時節
その降り積る冷たい眺めに 寂しげな手は 再び重なる
その淋しげな瞳に絡まる 一縷の願い
しかし それを求めれば求める程に
かけがえの無い温もりをも見失ってしまうから
果てなき蒼空に 舞い上がる雪
その冷たい温度から 身を護るように抱き合った
交わし合う温かな口づけ その最中にも関わらず
この想いも また 優しい言葉の綾に埋もれて行くのだろう
そして降りしきる雪の煌めきに 惑わされていた
あなたの涙の訳もろくに知ろうとせず
ただ深々と降り積もる雪は その理由をも隠してしまうから
時の移ろいは 無常にも 早く
その冷たき瞳から伝わる 時間の空白が切なくて
いつも以上に無理に微笑みかけた
それでもあなたを斥けてしまう
大切に想うこの心は 決して 見えないように
あなたのその笑みと共に あの麗らかなる風花に眩んで行くから
降りしきる雪の放つ彩光が 涙の跡を隠すように
乱反射する光に包まれる その手を握り締めた
やがてこの歪んだ景色に 涙の滲んだ理由が 重なる瞬間
あなたの眼に浮かぶ哀しみは 柔らかな微笑みに変わる
それは 散る雪の最中に 誇らしく交わされた温もりの筈だった
そう もう戻れない あの頃のような 優しき瞳の筈だった
それでも温かく舞う粉雪に照らされて
薄っすらと微笑みを浮かべる あなたは
交わし合う指の優しき色に ためらっていた
降り止まぬ細雪
その輝きは あの涙の痕さえも見えなくしてしまうから