健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

高大連携で大学生が高校で補習

2010-05-15 07:30:18 | 日記
高校と大学が連携して、高校生の教育活動を大学側がサポートし、大学側は将来の入学者の確保につなげるという「高大連携」が盛んに行われるようになっています。高校側のニーズとうまく合えば、両者にとってメリットは大きいものと考えられます。こうした高大連携の1つとして、高校側が提携先の大学生を聴講生として受け入れるということがニュースになっています(YOMIURI ONLINE)。提携したのは、埼玉県立吹上秋桜高校と、県内にある大東文化大学、ものつくり大学ということです。高校生が大学で講義を受けるなどの「高大連携」を3月に締結した際、学力不足の学生の受け入れでも合意したとそうです。大学生は高校生と一緒に授業を受け、授業料は1科目年間1750円前後とのことです。対象となる科目や学生など詳細は今後決めていくようです。学生の学力不足を補うため、補習授業を実施する大学が増えています。これは本学でも同じです。文部科学省によりますと、1996年度の実施大学は572校中52校(約9%)だったが、2007年度は742校中244校(約33%)になっているそうです。だが、大学で行うことが可能な補習は限られていることから、高校での補習という試みは面白いかもしれません。ちなみに、今回大学生を受け入れることになった高校は、4月に開校した昼夜開講の単位制学校とのことです。「地域社会に開かれた学校」を目指し、在校生以外を対象にした科目履修制度もあるそうで、授業は午後9時までで、制服もなく、大学生でも学びやすいと考えているようです。大学生側にしてみると、勉強できると歓迎する声と、恥ずかしくて通えないという反対する声の両方のようです。さて、今後の動向が注目されます。
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