健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

腕のリハビリ装置

2013-06-10 08:30:00 | 研究
先日、株式会社安川電機は腕のリハビリ訓練装置を鹿児島大学と共同開発したことを発表したそうです(QLife Pro)。脳卒中患者の増加により、リハビリを行う療法士が不足していることに対応することを目的としているそうです。九州の3つの医療機関で9月から臨床試験が始められ、製品化されるのは2015年末の見込みだそうです。装置上部からたらされたワイヤーで患者の手首を支えることで負荷を軽減し、曲げ伸ばしの訓練を行うそうです。神経の興奮状態を高め動きをよくするために、電気や振動といった刺激を加える機能も備えられているそうです。装置のモーターに安川電機の制御技術が生かされているとも。複数の刺激を与えながら麻痺した部位の運動を行わせる方法は「促通反復療法」と呼ばれています。優れた効果はあるものの用いるのには技術が必要で、行うことができる療法士は少ないそうです。したがってこの方法による治療を受けることのできる患者もわずかにとどまっているそうです。前腕や指、下肢、歩行など、他の部位の訓練装置についても開発が進められているそうです。
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