健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

成人の注意欠陥・多動性障害患者

2013-06-22 08:30:41 | 研究
注意欠陥・多動性障害に関する記事の紹介です(QLife Pro)。注意欠陥・多動性障害とは、不注意、多動性、衝動性を主症状とする障害で、7歳未満の幼児期から起こりはじめるそうです。全児童数の3%を占めるとのデータも。具体的な症状は、集中することができず、必要なものをなくしたり、話しかけても聞いていないなど、不注意な態度が目立つ、手足をしじゅうそわそわ動かしていたり、座っていなければならないときに席を立って走り回る(多動性)、他人の会話や遊びを妨害する、順番を待てない(衝動性)などがみられるもの。発症のメカニズムはまだはっきりとは解明されていないそうですが、抑制にかかわる脳の機能がなんらかの原因によりうまく働いていないのではないかと考えられているそうです。本疾患の要因の1つに、鎮痛、催眠、精神安定などに作用する脳内伝達物質セロトニンの不足が指摘されているそうです。また、亜鉛も。さらに神経の興奮を抑えるカルシウムも同様に指摘されているそうです。なお、チョコレートなどの甘いもののとりすぎ、あるいは合成着色料などの食品添加物が症状を悪化させるという実験結果が数多くあり、こうしたものを避けるべきであるということです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする