健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

砂糖入り飲料の摂取

2015-07-12 08:30:52 | 研究
炭酸飲料などの糖入り甘味飲料を原因とする死者数は、世界で年間最大18万4000人に上るとの研究結果が、Circulationに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。糖分の多い飲み物の摂取に関連する、糖尿病、循環器系疾患、がんによる世界の死亡リスクを分析した初めての研究になるそうです。研究チームの試算によると、論文中で「糖入り甘味飲料」と呼ばれているものの摂取に起因する糖尿病での世界の死者数は約13万3000人。また、循環器系疾患では同約4万5000人、がんでは同6450人。論文によると、糖分の多い飲み物に起因する死亡率はメキシコが最も高く、推定される死亡者の割合は成人100万人当たり450人、米国の成人100万人当たり125人がそれに続くそうです。また、砂糖の国内流通総量と糖尿病、循環器系疾患、がんの国内発症数とに関係性があることを確認したそうです。さらに、炭酸飲料などの糖分の多い飲み物の摂取に関連する死亡例の約76%が低・中所得国にみられること明らかになったとも。世界の51か国で1980年~2010年に実施された食事に関する調査62件を分析した今回の研究では、果汁飲料は対象外とされたそうです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする