ヒトとチンパンジーは音のリズム音に対して類似した傾向を示すという論文がPLOS ONEに発表されたそうです(財経新聞)。音楽に合わせて歌ったり踊ったりする行為は、ヒトがグループ内での繋がりや協力を高めるために進化させたユニークなコミュニケーション方法だと考えられているそうですが、どういった進化的起源を経てこの能力を獲得したのかは解明されていないそうです。今回の研究では、光ナビゲーション機能のついた電子キーボードを用いて、1オクターブはなれた2つのキーを30回タッピングするよう、ヒトとチンパンジーに訓練。その結果、ヒトもチンパンジーも、1つのキーから次のキーを叩くまでに、およそ400ms~600msかかることが分かったそうです。ただし、チンパンジーのタッピングはテンポの変動が大きい一方で、ヒトは安定したテンポでタッピングを行うことが明らかに。こうした訓練の後、タッピングの最中に、様々なテンポの音刺激を呈示し、どのテンポの音に対して、タッピングのタイミングを合わせるのかを調べたところ、自分のタッピングの速さに近いテンポのリズム音を聞いた時に、ヒトもチンパンジーも自発的に音のリズムに合わせてタッピングする傾向があることが明らかに。音のリズムに対する同調行動は、複雑な音声コミュニケーション能力と関係があるかもしれないという仮説が唱えられているそうですが、今回の研究結果は、ヒトがそうした複雑な音声コミュニケーションを行うずっと以前から、音のリズムに対する感受性をもち、それに対して敏感に反応していたことを示唆しているものだそうです。また、複雑な音声コミュニケーションをもたないチンパンジーで類似した傾向がみられたことから、リズムに対する感受性や反応は、霊長類の中で発声能力以外の要因で発達していった可能性が考えられるとも。
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