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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

6500万光年先で「ありえない」発見

2018-04-12 08:30:11 | 研究
宇宙の4分の1を構成するとされ、目に見えず解明もほとんど進んでいない「暗黒物質」のない銀河の存在を初めて示す研究論文が、Natureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。今回の発見によって、銀河の形成方法に関するさまざまな仮説の見直し、あるいは大幅な修正が必要となる可能性があるそうです。地球から約6500万光年離れた「NGC1052-DF2」、略して「DF2」銀河は、太陽系を含む天の川銀河(銀河系、Milky Way)とほぼ同じ大きさだそうですが、恒星の数は1000分の1~100分の1しかないそうです。暗黒物質の存在は、暗黒物質の引力の影響を受ける天体の動きから推察されるそうです。そして、この暗黒物質はすべての銀河に不可欠で、銀河をつなぎとめる接着剤、銀河が形成される際の足場と考えられてきたそうです。
今回の研究では、米ハワイ州にあるW・M・ケック天文台(W. M. Keck Observatory)の大型望遠鏡を使って、「DF2」銀河内の約10万個の恒星で構成されるいくつかの星団の動きを追跡。その結果、これらの星団は銀河と同じ速度で移動しており、星団自体が宇宙を移動していることが判明。もし暗黒物質があれば、星団はより速くまたは遅く移動するはずだというのです。暗黒物質がまったく存在しない銀河というのは難問であり、天文学者らを悩ませているそうです。これは、銀河の仕組みに関する標準的な考えに異を唱えてるものだそうです。銀河ほどの大きさのものが暗黒物質なしでどのようにまとまっているのかを解明するのは難しいそうで、そもそもどう形成されたかを理解するのはなおさら困難だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3169179?cx_position=18
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