世界一辛い唐辛子を食べた米国人男性が「雷鳴のような激しい頭痛」に襲われた事例がBMJ Case Reportsに報告されたそうです(AFPBB NEWS)。報告によると、2016年に唐辛子コンテストに参加した男性(34)が「キャロライナ・リーパー(Carolina Reaper)」と呼ばれる唐辛子を一つ食べたところ、すぐに吐き気を覚え、首と頭部に激しい痛みが発生。その後数日間、「雷鳴のような激しい頭痛」が数秒間続く症状が繰り返し発生したそうです。男性は救急治療を受け、神経系の検査を受けたが問題は見つからなかったそうです。最終的に医師らは男性の症状を一時的に脳への血管が攣縮する可逆性脳血管攣縮症候群(reversible cerebral vasoconstriction syndrome、RCVS)と診断。唐辛子を食べてRCVSと診断されたケースは初めてだそうです。RCVSはある種の処方薬や違法薬物を摂取した際にも起きることがあり、「雷鳴頭痛」とも呼ばれる激しい頭痛を伴うそうです。唐辛子を食べるときは注意を払い、このような症状が現れたらすぐに治療を受けると注意を促しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3170615
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