縄文人の祖先

愛知県の伊川津貝塚から発掘された約２５００年前の縄文人は、東南アジアの狩猟採集民族にルーツを持つ可能性があることがわかったとする研究結果がScienceに掲載されたそうです（YOMIURI ONLINE）。この結果は、縄文人の人骨から全遺伝情報（ゲノム）を初めて解析して、明らかになったそうです。研究では、縄文人の遺骨のほか、ラオスやマレーシアなどの遺跡で発掘された約８０００年～２０００年前の人骨計２５人分のゲノムを解析。縄文人と比べると、ラオスの遺跡（約８０００年前）から発掘された狩猟採集民族やマレーシアの遺跡（約４０００年前）から見つかった人骨のゲノムとよく似ていたというのです。北方から日本列島にやってきた祖先とは別に、南方から来た祖先のルーツも今後明らかになる可能性があるということのようです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180721-OYT1T50118.html?from=ycont_top_txt