米国航空宇宙局(NASA)は先日(8月12日)、太陽の外層大気コロナの直接観測に挑む「パーカー太陽探査機」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げたそうです(YOMIURI ONLINE)。これまでの探査機の中で、太陽に最も近付く予定だそうです。パーカー探査機が最初に太陽に接近するのは、今年11月頃とのこと。7年間で太陽を24周して、少しずつ近付いていくそうです。コロナの内部に突入し、2024年に約600万キロ・メートルまで近付くそうです。機体は1400度の高温にさらされるため、厚さ約11センチの炭素素材で内部の機器を守るそうです。これまでの太陽への最接近は、1976年のヘリオス2号で、太陽までの距離は約4300万キロ・メートルだったそうです。太陽は表面温度が約6000度なのに対し、コロナは100万度を超える高温になっているそうです。温度差が生じる仕組みは未解明で、今回の直接観測で解明が期待されるそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20180813-OYT1T50027.html
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