健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

全国学力・学習状況調査

2010-05-03 06:18:57 | 研究
新政権により全校参加から抽出方式に変更された「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)を検討会議を新たに設置して、抜本的に見直すことになったようです(YOMIURI ONLINE)。教育現場での「競争排除」を求める日教組の反対などで中止になった全国学力テストは、43年ぶりに全員参加方式で平成19年度に復活して、3年間行われました。民主党主体の政権に代わり、3年間続いた全校参加方式を取りやめ、小中学校全体の3割にあたる抽出校を対象として実施されました。しかし、希望参加校が殺到し、その数は全体の4割を超え、結局全小中学校の7割を超える学校が学力テストに参加したそうです。
しかし希望参加の場合、採点・集計の人員や費用は原則学校負担とされたため、県などが費用負担し全校で参加した自治体がある一方で参加を見送るケースも目立ったとのことです(YOMIURI ONLINE)。各教育委員会などからは「国費で実施するのに自治体の財政力により受けられない児童生徒が出るのは不公平」「学校ごとのデータ把握が不可能になった」などの不満が出ていたということです。結局、こうした制度変更の迷惑を被るのは生徒たちでしょうか。何のための抽出方式への変更だったのでしょうか。学校の生徒やその家族などからの要望ではなく、学校現場からの競争の強制排除という考えに則った政策ではないかと思いますが、それは現代社会になじまないということでしょう。情報化社会の現代では、様々な情報が入手可能なのに、自分の学力水準についての情報はなかなか入手できないという現状があります。資金的に余裕がある人は進学塾など通うことで、こうした情報にアクセスできる権利を持ちますが、もちろん様々な事情により権利を持てない場合があります。ですので、教育の公平性から考えるとこちらの方が問題ではないでしょうか。競争の原理、確かに全てが善とは言い難いですが、悪い面だけ強調されるのはいかがなものでしょうか。学力テストについて根本的に検討する際には、是非とも教育現場における「競争原理」についても検討してほしいと思います。
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マニフェストの延期も!?

2010-05-02 07:13:19 | 日記
仙谷由人国家戦略担当大臣が、民主党の参院選マニフェスト(政権公約)について、「時期設定された項目について、期間を延期するとか、部分的にやるということは十二分にあっていい」と述べ、財政規律を重視し衆院選マニフェストを修正すべきだとの考えを改めて示したそうです(時事通信)。これって、どういうことでしょうか。つまり、ひょっとしたらできないかもしれないマニフェストって?マニフェストではないですね。日本の政治はこれまで長い間にわたり自由民主党のみが政権を担当してきたので、結局は他の政党には実施可能なマニフェストを立案するために十分な情報が得られないということなのでしょう。それでは、マニフェストは意味がないと思いますがいかがでしょう。逆に、実施可能かどうか分からない、あるいは実施すれば国家財政が危うい状態になってしまうようなマニフェストを提示されても、国民はそれにつられて投票してしまうのではないでしょうか。だとすると、日本の政権選択の選挙っていうのは、国民が日本国を・・・・・。そんな危ういマニフェストは提示すべきではないと思います。少なくとも次の参議院選挙の際には、実現可能なマニフェストのみを提示すべきで、前回の衆議院選挙の際に提示したマニフェストの修正があるならば、しっかりと全てを提示すべきと思います。でないと・・・・・。
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高速道路渋滞!

2010-05-01 07:06:32 | 日記
本格的にゴールデンウィークに突入しました。高速道路は朝から渋滞しているようです。中央高速道路や東名高速道路では6時前から渋滞していました。報道によりますと、東名高速道路では午前零時の段階で渋滞が発生していたということです(YOMIURI ONLINE)。特に高速道路は休日1000円という割引き制度が5月で終了することを受けて、車で旅行を考えている人たちは、この連休を利用しない手はないでしょう。高速道路だけでなく新幹線や飛行機も満席状態だそうです。景気が悪いと言われていますが、やはり休みには何処かへ行こうというのが定番なのでしょう。
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私立歯科大・歯学部で大幅定員割れ

2010-05-01 06:48:53 | 研究
私立歯科大学や私立大学歯学部で、全国17校のうち11校の入学者が定員を満たさず、定員割れ状態になっていることが「日本私立歯科大学協会」のまとめでわかったと報道されています(YOMIURI ONLINE)。記事によりますと、今春の入試では、募集定員1891人(前年度比13人減)に対し、4318人(同655人減)が受験、1489人(同213人減)が入学した。昨年度も定員割れであったが、定員割れの校数は昨年度と同じで、全体の欠員率は昨春の倍の2割に達したということです。こうした歯科医師志望学生の現象の背景には、 歯科診療所の過当競争で「歯科医師は高収入」といったかつてのイメージが崩れていることなどがあるとのことです。なりたい職種というものや憧れの職種というものを持っている受験生が大きく減少しているのでしょうか。現実を見据えて、いや見すぎているのでしょうか。私立大学歯学部の学費は高額であることは周知の事実です。ですので、歯科医師を目指すなら国立大学へ進学するということでしょう。学費が高すぎて将来の回収も見込めないというのもあると思いますし、経済状況が影響して学費の確保が難しいというのもあるでしょう。定員割れの程度は結構深刻のようで、奥羽大学歯学部の入学者数は定員の3分の1の32人、松本歯科大学、北海道医療大学歯学部とともに欠員率が5割以上というものです。昨年度では、定員割れしても5校が欠員率1割以下だったが、今春は11校すべてで欠員率が1割を超え、2割以上も9校を数えたそうです。でも、5割以上の定員割れというのは深刻で、この状態が続けば大学閉鎖や学部閉鎖となるところもでてくるのではないでしょうか。また、一定レベルの学力を有する学生の確保が困難となり、将来的に歯科医師の供給不足へ転じる可能性も考えられます。
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