健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

新種アメンボ

2018-08-21 08:30:04 | 研究
長崎県立長崎西高の生物部に所属する女子生徒3人が大村湾で新種のアメンボを発見し、その研究成果がカナダの国際学術誌(電子版)に掲載されたそうです(YOMIURI ONLINE)。長崎西高は先進的な理数教育を行う文部科学省指定の「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)で、外部講師として週に数回、実験の指導などを行うアメリカ自然史博物館研究協力員ら、アメンボに関する専門的な話を聞くうちに、生態への関心が高まったそうです。アメンボには池や川などにいる「淡水性」のほか、海水に生息する「沿岸性」などがおり、世界に約500種以上いるとされているそうです。3人は昨年6月から、珍しい種類がすむとされる大村湾で絶滅危惧種の調査を開始。すると、淡水に生息する種に見られる細長い体の個体を発見。海岸などにいる種は体が丸みを帯びているのが一般的で、採取して調べたところ、淡水性の種とは触角や脚の長さが違うことが分かったそうです。夏休み中には、50回以上、現地に。学校では、4個の衣装ケースやモーターなどで作った特製の“水槽”で飼育。産卵にも成功し、塩分濃度が低い環境で繁殖することを確認したそうです。さらに、メーカーから無償貸与された高性能の電子顕微鏡を使い、雌の産卵管が淡水性の種より大きいことを確認。これが新種と判断する決め手となり、研究成果を論文にまとめ、今年5月に学術誌に掲載されたそうです。アメンボの新種発見は60年ぶりとのことです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180819-OYT1T50017.html?from=ycont_top_txt
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

電動キックスケーターのシェアサービス

2018-08-20 08:30:09 | 研究
大人気の電動キックスケーターのシェアリングサービスがあるそうです(AFPBB NEWS)。米国サンフランシスコなどの都市の通りでサービスが開始され、市民に迷惑だと認識され、地元政府が規制の検討を始めるぐらいのスピードとのこと。多額の投資を引き寄せ、動きの速いスタートアップ企業は何十億ドルにも及ぶ評価額に達しているそうです。米首都ワシントンD.C.では、自転車専用道路を電動キックスケーターが走る姿をよく見かけるようになったそうです。最高速度は時速25キロと非常に速く、禁止の警告に反し歩道で走っている人もしばしば見るそうです。電動キックスケーターは、「ドックレス」と呼ばれるシェアサービスで貸し出されているそうです。どこへでも乗り捨てることができ、スマートフォンのアプリで鍵を開けたり車両の位置を確認したりできるようです。シェア自転車のスタートアップと同じようなビジネスモデルを採用。多くの企業で解錠に1ドルかかるほか、利用料金は1分15セント、10分2ドル50セント。今年だけでも、米国内の十数か所の都市や大学で電動キックスケーターのシェアサービスが導入されているとのこと。カリフォルニアを拠点とするライムバイク(Limebike)は6月22日、海外展開の一環としてフランスのパリで電動キックスケーターのシェアサービスを開始したそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3182996
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津波予測を大幅修正

2018-08-19 08:30:42 | 研究
気象庁は先日、津波警報や注意報の発表に用いる海底地震のデータの大幅な見直しを行ったと発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。2016年11月に福島県沖で発生したマグニチュード7・4の地震で、宮城県の津波を低く見積もったことがきっかけだそうです。見直しは海底断層がある93か所で行い、7月中旬から津波予測の運営に反映させたそうです。気象庁は現在、地震発生から約3分後を目標に津波警報や注意報を発表しているそうです。できるだけ迅速な発表を行うため、あらかじめ全国の海底断層による地震を想定、津波の高さや沿岸への到達時間を計算し、データベースに登録してあるそうです。地震が起きた場合は、データベースから似た地震を瞬時に探し出し、津波の大きさや到達時間を予測する運用を行っているとのこと。ただ、津波は海底断層の向きやずれる方向で到達時の大きさが変わるそうです。気象庁はこれまで、断層の向きについて、列島の沿岸もしくはプレート境界に平行する2通りしか想定していなかったそうです。福島県沖の地震では南北方向を想定していたが、実際には北東―南西方向に延びる断層が動いたそうで、その結果、気象庁は宮城県に到達する津波を過小評価し、警報の発表が遅れたとのこと。津波を過小評価すると大きな被害につながりかねないため、気象庁は詳しい観測記録のある1994年以降の地震データを用い断層の向きを精査、93か所について修正を実施。従来より適切に警報が出せるようになったということです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180802-OYT1T50077.html?from=ycont_top_txt
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小惑星リュウグウの表面の水

2018-08-18 08:30:33 | 研究
探査機「はやぶさ2」による小惑星リュウグウ(直径約900メートル)の初期観測で、小惑星の表面の鉱物には水がほとんど含まれていないことがわかったそうです(YOMIURI ONLINE)。この結果は、はやぶさ2からリュウグウに近赤外線を照射し、表面の成分を調べたことによるものだそうです。全表面の9割以上を観測したそうですが、水の存在を示すデータがほとんど得られなかったというもの。リュウグウに似たタイプの小惑星は、大半が水を含むことが、地上からの観測で分かっていたそうです。したがって、リュウグウについて太陽光で加熱され、脱水したなどの可能性が考えられるようです。また、未観測の極域や地下にも水が存在しないかどうか、さらに詳しく調べるそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180802-OYT1T50097.html?from=ycont_top_txt
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォッサマグナ

2018-08-17 08:30:29 | 研究
日本列島を地質的に東西に分断するフォッサマグナ(大地溝帯)の糸魚川―静岡構造線が見られる新潟県糸魚川市の「フォッサマグナパーク」の改修工事が完了し、2日から一般公開されたそうです(YOMIURI ONLINE)。同パークは断層見学公園として1990年11月にオープン。同構造線を掘削して露出させたが、断層露頭の崩壊を防ぐために大部分をコンクリートで覆っていたそうです。そのため、来園者から「断層の位置がよくわからない」などの意見が寄せられ、世界ジオパーク認定に向けた現地調査でも展示改善の指導を受けていたそうです。市は昨年11月から、総工事費1億4800万円をかけて、断層の露出部分を増やすための改修工事を実施。改修の結果、東側の約1600万年前の岩石からなる北アメリカプレートが茶色、西側の約3億~4億年前の岩石からなるユーラシアプレートが青みがかった灰色と、色の見分けがはっきりつくようになったそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180803-OYT1T50051.html?from=ycont_top_txt
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オウサマペンギン

2018-08-16 08:30:01 | 研究
オウサマペンギンの世界最大の集団繁殖地が30年間で90%近く縮小したと警鐘を鳴らす研究結果がAntarctic Scienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。アフリカの南端と南極のほぼ中間に位置する仏領クロゼ諸島(Crozet archipelago)ココン島(Ile aux Cochons)に科学者らが最後に足を踏み入れた当時は、200万羽に及ぶオウサマペンギンで島が覆い尽くされていたそうです。飛べない鳥のオウサマペンギンは体高が約1メートルに達するそうです。ですが、最新の人工衛星画像とヘリコプターから撮影された最近の写真により、オウサマペンギンの個体数が急減した結果、20万羽が辛うじて残っている状況にあることが明らかになったということです。定住型の鳥であるオウサマペンギンは、餌探しの時に成鳥が数日間海に出るが、渡り(季節移動)はしないそうです。ココン島のコロニーがこれほど大幅に縮小した理由は謎だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3184384
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キツネザルの95%が絶滅危機

2018-08-15 08:30:30 | 研究
マダガスカルのみに生息するキツネザルの95%が絶滅の危機に直面しており、地球上で最も絶滅に近い霊長類となっている。国際自然保護連合(IUCN)が先日明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。IUCNがキツネザル個体群に関する最新情報を発表するのは、2012年以来6年ぶりだそうです。IUCNによると、突き出た鼻と長い尾を持つ樹上性霊長類で、マダガスカルにのみ生息するキツネザルは、熱帯雨林の破壊や無秩序な農業、森林伐採、鉱山開発などにより破滅的な影響を受けているそうです。IUCNによると、合計111種のキツネザル種および亜種のうちの105種が絶滅の危機に陥っているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3184650
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プラスチックから温室効果ガス

2018-08-14 08:30:45 | 研究
プラスチックの劣化が進むと、メタンやエチレンなどの強力な温室効果ガスが放出されることが分かったとする論文がPLOS ONEに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。プラスチックの劣化はこれまで、温室効果ガスの発生源としては考慮の対象になっていないそうです。研究では、プラスチック製の飲料水ボトルや買い物袋、食品容器や工業用プラスチックなどのあらゆるプラスチック製品を対象とする実験を実施。その結果、温室効果ガスを最も多く放出するプラスチックはポリエチレンだったそうです。レジ袋に使われているポリエチレンは、生産量と廃棄量が世界で最も多い合成高分子化合物だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3184681
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノルウェー北極圏も31度超え

2018-08-13 08:30:09 | 研究
猛暑に見舞われているノルウェー最北端で、避暑のため自動車道のトンネル内に逃げ込むトナカイが増えているとして、当局がドライバーに注意を呼び掛けていたそうです(AFPBB NEWS)。ノルウェー公共道路庁の担当者は2日、「ノルウェー北部では猛暑が数週間続いている」とAFPの取材に説明。「トナカイも羊も、少しでも涼しい場所を求めてトンネルや日陰に逃げ込んでいる」というのです。これはノルウェーでは珍しくない現象だが、ノルウェー最北端で猛威を振るう記録的な熱波の影響で、例年より多くの動物がトンネルに避難している可能性があるそうです。ノルウェー気象当局によれば、北極圏でトナカイの放牧が盛んなFinnmark県では1日、31.2度を記録。同県では、夜間も気温が20度を下回らない「熱帯夜」が今年すでに12日もあったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3184835?cx_part=top_category&cx_position=4
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プラスチック袋使用禁止法

2018-08-12 08:30:03 | 研究
チリで先日3日、南米で初めて商業分野でのプラスチック袋の使用を禁じる法律が公布されたそうです(AFPBB NEWS)。3日付の官報(Diario Oficial)によると、衛生または食品廃棄防止に必要な基本的包装以外のプラスチック袋は全面的に禁止されるとのこと。大規模事業者は6か月、中小企業は2年間でプラスチック袋の使用を段階的に廃止し、当面は1回の買い物で配布するプラスチック袋は2枚までに制限されるそうです。法案は6月1日に議会で可決され、同国のプラスチック産業協会(Asipla)が違憲だとして憲法裁判所に提訴したが、憲法裁は法案は有効だとする判断を下していたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3184930?cx_part=top_category&cx_position=1
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする