イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

知り合いしか使わないならDawkinsをコーチとして呼び戻して欲しい

2011-02-08 21:56:00 | イーグルス
 空席だったディフェンスのポジションコーチ選びはコーチ見習いの2人を昇格させる地味な結果となりました。NFLの中で優秀なポジションコーチを引き抜くのは楽な事ではないですから(今回のJim WashburnのようにHC入れ替えの余波でもないと契約切れになりません)カレッジから引き抜く事を期待していたのですけれど、結果が出なかったコーチ陣から若手を抜擢する意図の理解は難しいです。

 LBコーチにはMike CaldwellがLBコーチアシスタントから昇格しました。1993年にCLEに入団し、95までCLE。96年にそのまま新球団BALの所属になります。97年はARIに移籍し98年から2001年までLBとしてよりもSTとしてチームで活躍した後に2002年CHIへ移籍、03年にCARで引退しています。その後2008年からコーチ見習いとしてチームに帯同し、2010年からLBコーチアシスタントに昇格、そして今回のLBコーチ昇格となります。個人的にはSTコーチへの転身を予定しているものとコーチ見習いの時から決め付けていたのですが、LBコーチになってしまいました。
 現役時代はLBとしてはずっとバックアップで、FAでCHIに引き抜かれる直前の2001シーズンだけWLBとしてスターターでプレイしていました。CHIではスターター扱いだったのですが、すぐに怪我をしてしまった記憶があります。STのキャプテンを務め、オンサイドキックリカバーやリターナーの前での強烈なブロックでの働きの方がLBとしてのプレイよりもはるかに輝いていました。
 39歳で見習いを含め3年間チームに居ますし、ポジションコーチになる時期が来たと言う事なのでしょう。能力が有るか無いか、Andy Reidの部下選びは能力よりも縁故なので大きな期待をしない方が良いとは思いますけれど、解雇された前任のLBコーチはCaldwell以上にReidの子飼い(HCアシスタントからの昇格)ですから能力で上回っていると思いたい所です。


 Dick JauronがCLEのDCに引き抜かれて空いたDBコーチにはMike Zordichがコーチ見習いから昇格します。1987年にNYJに入団後89年からPHX(現ARI)に移籍、94年からチームで98年までプレイしていました。Sの控えで怪我人が出るとFAから契約、怪我人が治ると解雇されるがどこも取らないから潜在的にPSのような確保をした記憶があります。
 その後高校でコーチを始め、2009年にコーチ見習いとして帰ってきて2年、DBコーチに昇格しました。47歳とNFLのコーチ暦2年の割りに高年齢です。12年と現役生活が長かった事と高校でのコーチが長く、カレッジやNFLでのコーチ暦が非常に短いのは気になります。


 お友達人事を貫き通すReid内閣、本当にこれで良いのかは1年後(またはプレシーズン緒戦)に判断する事になります。新DC Juan Castilloが4-3か3-4かすら発表しない現状、ディフェンスがどう変わるのかは予想が出来ません。オーソドックスな4-3になるのではないかと考えていますが、ドラフトやFAに向けて動くこの時期に、方向性が見えないのはここの文章も書きにくいですし、ドラフト候補をチェックしていてもつまらないです。

素晴らしい試合でした

2011-02-08 02:04:00 | イーグルス
 スーパーボウル、本当に良い試合でした。横からヘルメットが飛んできたり、パスラッシュの手が掛かってのINTとかプレイで不運が有ったPITと攻守の軸を怪我で欠いたGB、共にアクシデントを乗り越え続けるコーチ陣の対応も素晴らしく、選手もつまらないミスの少ない締まった試合でした。

 去年のDrew Breesを見ていてDonovan McNabbじゃあこう言うプレイは出来ないんだよなあ、それを今年はMicheal VickじゃあAaron Rodgersみたいなプレイは出来ないんだよなあ。同じ事を考えてしまいました。セットの時点での予測と対処、プレイが始まってからのブリッツが来たらこうするカバーが厚かったらこうする、1秒ごとに変わる状況の中での的確な判断、Roddersはスーパーボウルを勝つQBにまで成長していました。
 ただ、去年とは違いレベルの差に絶望はしていません。私個人の好みではないのですが、Vickを中心としたチームでもGBに勝てなくは無いと思います。サードダウンをどう取るのかの方向論が全く逆になるのですけれど。

 個人的MVPはChad Cliftonです、Rodgersの背後を完璧に守り続けました。同時に手を変え品を変え正面を守ったRT.TE.FBも素晴らしかったです。試合前に話していたのですが、Trent Cole.John Abraham.Julius Peppersから背後を守り続けたCliftonは本当に素晴らしいプレイを続けています。
 
 Hines Wardのどうマークしても付いて行ける訳が無いステップからのTD。マンでもゾーンでもパスプロテクトさえ持てば絶対に開くようにデザインされたGreg Jenningsへの右コーナー、個々のプレイでも素晴らしいプレイの連続でした。

 PITの敗因はWilliam Gayが狙われてしまったDB層の薄さ、Troy Palamaluが万全でなかった事、ファンブルロストが最悪のタイミングで出た事でしょう。パスラッシュが届かなかったのはGB側のプレイが良すぎただけで、あのDBではPolamaluのブリッツを期待する事は出来ませんでした。

 本当に良い試合を見せてもらいました、良いQBがスーパーボウルに勝つためには必要な事を再確認する試合でもありました。Vickがエース待遇でどこまで成長するか、Vickが頭脳面で成長を見せれば可能性は低くないと思います。来年は舞台に立ちたい、そう思える試合でした。