2巡54位で指名したのはJaiquawn Jarrett(ジェイクワンと発音するようです)NY出身で高校時代はNY州のディフェンスMVPに輝き、NY-NJオールスター戦でキャプテンを務めています。同時に陸上の100と200メートルの選手でもあったそうです。
NCAAディビジョンⅠで唯一奨学金のオファーが来たPhiladelphia中心部に有るTemple大に進学後、FS/WR/KRとして1年目から12試合に出場し6試合でFSとしてスターターで出ています。2年生でも両面で使われ12試合出場で6試合先発しています。3年生からはFSのスターターに定着し13試合全てでスターターに成り、チームのMVPに選ばれています。4年生はチームキャプテンに選ばれ、全試合FSのスターターとして出場しました。3年生と4年生の2回MAC(Mid-American Conference)のファーストチームに選ばれています。
1年生 12試合出場 61タックル 1INT
2年生 12試合出場 88タックル 3INT
3年生 13試合出場 76タックル 3INT
4年生 12試合出場 74タックル 2INT
身長5-11に7/8、体重198ポンド、40ヤード4.65、ショートシャトル4.14、スリーコーン6.95、垂直飛び30インチ(76.2cm)、幅跳び9フィート5インチ(282cm)、ベンチプレス14回、ワンダリックテストは19点を記録しています。
Temple大はカバー2システムを採用していると一部の記事に有るのですが、ハイライトを見ると4-4でFSとして最後方を1人で守っている時も多く、4-3の時もSSがスクリメージまで上がってTEに付く場面も見られました。
4-4のFSだと完全に最後の砦ですから、積極的に飛び込むプレイよりもボールキャリアーを見つつスクリメージを破られた所から前に出るタックルと10ヤード程度のパスを取った瞬間にハードヒットするプレイが目立ちます。タックルは両腕で腰から足にしっかり回すタックルをしていますし、ハイライトなので割り引かなければなりませんが重いタックルをしているように見えます。パスカバーはゾーン主体で反応は悪くないですが、出足もトップスピードもそれなりですね・・・
コンバインで1番好きなバックペダルから3回ターンするドリルでは腰が高く感じましたし、一瞬の加速のようなものを感じません。スピードよりも嗅覚で勝負するタイプでしょうか。
長所を並べると、嗅覚が鋭く、ボールの有る場所、ボールが落ちてくる場所を読み取る能力が高い。鋭いタックルでオープンフィールドでも信頼出来る。練習熱心で試合中も声を出して鼓舞するタイプのリーダーに成れる。計測タイムよりもフィールド上で速く見える。
短所は加速もトップスピードも普通、カバーエリアは狭く高いボールに弱さが有る。腰が堅く横に流れながら下がる時にスピードが落ちる。マンカバーは下手でカットを切られた時に付いていく足が無い。
身体能力は2流で頭脳面でカバーするタイプのランストッパー/ゾーンカバーのSと言う事でしょう。カレッジではFSでしたが、プロでFSをやるスピードは無い為にSSでの起用が予想されています。STでも素晴らしい働きが出来るようですし、リーダーシップも素晴らしいと評価されています。
気になるのは、前に出るタイプのランストップSSと評価する所が多い中、このサイズとパワーじゃプロでスクリメージ近くにセットする事は出来ない。と評価する声が有る事。実際ハイライトを見ても後ろから上がっていくプレイが多く、スクリメージ近くでTEのカバーやブロックを外してタックルするような場面はあまり見ないです。もちろん、やれば出来ると判断して指名したのでしょうけれど、4人目のLBとしてプレイする事が多いうちのSSでこの欠点が出るようだと致命的かもしれません。
シニアボウルでは怪我を負っていたようで、練習を休んだ日も有ったみたいです。その為か良い評価はあまり見つけられませんでした。スピードがいまいち、リードブロックに呑まれた、そう言う表記があります。
2巡で指名した事を考えればQuintin Mikellとの再契約はしない可能性が高くなりました。Nate AllenにKurt Colemanと若い3人+αでS陣を形成する事になるでしょう。Allenの膝は開幕に間に合うと見られていますから、即スターターになれなくてもSTから始める事も考えられます。しかし、1巡候補が落ちてきている中、3-4巡候補を54位で指名したのですから、能力を高く評価しているはずです。(今年のSはRahim Moore以外の2番手グループは3-4巡程度の評価しか得ていませんから、複数指名候補が居たならば2巡で取る必要は無かったはずです。Jarrettを狙っているチームが有ると判断しての上位指名でしょう)
SSのランストップ能力を重視するシステムの割にカバーが出来ないと使わないと言う矛盾を解決する為にランストップ型のFSを使う事にしたのだと思います(MikellもColemanもFSからSSに変わっています)2巡指名のSですしスターター定着する事が1年目から要求されます、頭脳面に大きな問題は無いでしょう、マンカバー能力とパワーアップで開幕戦SSのスターターを務めている事を期待します。
NCAAディビジョンⅠで唯一奨学金のオファーが来たPhiladelphia中心部に有るTemple大に進学後、FS/WR/KRとして1年目から12試合に出場し6試合でFSとしてスターターで出ています。2年生でも両面で使われ12試合出場で6試合先発しています。3年生からはFSのスターターに定着し13試合全てでスターターに成り、チームのMVPに選ばれています。4年生はチームキャプテンに選ばれ、全試合FSのスターターとして出場しました。3年生と4年生の2回MAC(Mid-American Conference)のファーストチームに選ばれています。
1年生 12試合出場 61タックル 1INT
2年生 12試合出場 88タックル 3INT
3年生 13試合出場 76タックル 3INT
4年生 12試合出場 74タックル 2INT
身長5-11に7/8、体重198ポンド、40ヤード4.65、ショートシャトル4.14、スリーコーン6.95、垂直飛び30インチ(76.2cm)、幅跳び9フィート5インチ(282cm)、ベンチプレス14回、ワンダリックテストは19点を記録しています。
Temple大はカバー2システムを採用していると一部の記事に有るのですが、ハイライトを見ると4-4でFSとして最後方を1人で守っている時も多く、4-3の時もSSがスクリメージまで上がってTEに付く場面も見られました。
4-4のFSだと完全に最後の砦ですから、積極的に飛び込むプレイよりもボールキャリアーを見つつスクリメージを破られた所から前に出るタックルと10ヤード程度のパスを取った瞬間にハードヒットするプレイが目立ちます。タックルは両腕で腰から足にしっかり回すタックルをしていますし、ハイライトなので割り引かなければなりませんが重いタックルをしているように見えます。パスカバーはゾーン主体で反応は悪くないですが、出足もトップスピードもそれなりですね・・・
コンバインで1番好きなバックペダルから3回ターンするドリルでは腰が高く感じましたし、一瞬の加速のようなものを感じません。スピードよりも嗅覚で勝負するタイプでしょうか。
長所を並べると、嗅覚が鋭く、ボールの有る場所、ボールが落ちてくる場所を読み取る能力が高い。鋭いタックルでオープンフィールドでも信頼出来る。練習熱心で試合中も声を出して鼓舞するタイプのリーダーに成れる。計測タイムよりもフィールド上で速く見える。
短所は加速もトップスピードも普通、カバーエリアは狭く高いボールに弱さが有る。腰が堅く横に流れながら下がる時にスピードが落ちる。マンカバーは下手でカットを切られた時に付いていく足が無い。
身体能力は2流で頭脳面でカバーするタイプのランストッパー/ゾーンカバーのSと言う事でしょう。カレッジではFSでしたが、プロでFSをやるスピードは無い為にSSでの起用が予想されています。STでも素晴らしい働きが出来るようですし、リーダーシップも素晴らしいと評価されています。
気になるのは、前に出るタイプのランストップSSと評価する所が多い中、このサイズとパワーじゃプロでスクリメージ近くにセットする事は出来ない。と評価する声が有る事。実際ハイライトを見ても後ろから上がっていくプレイが多く、スクリメージ近くでTEのカバーやブロックを外してタックルするような場面はあまり見ないです。もちろん、やれば出来ると判断して指名したのでしょうけれど、4人目のLBとしてプレイする事が多いうちのSSでこの欠点が出るようだと致命的かもしれません。
シニアボウルでは怪我を負っていたようで、練習を休んだ日も有ったみたいです。その為か良い評価はあまり見つけられませんでした。スピードがいまいち、リードブロックに呑まれた、そう言う表記があります。
2巡で指名した事を考えればQuintin Mikellとの再契約はしない可能性が高くなりました。Nate AllenにKurt Colemanと若い3人+αでS陣を形成する事になるでしょう。Allenの膝は開幕に間に合うと見られていますから、即スターターになれなくてもSTから始める事も考えられます。しかし、1巡候補が落ちてきている中、3-4巡候補を54位で指名したのですから、能力を高く評価しているはずです。(今年のSはRahim Moore以外の2番手グループは3-4巡程度の評価しか得ていませんから、複数指名候補が居たならば2巡で取る必要は無かったはずです。Jarrettを狙っているチームが有ると判断しての上位指名でしょう)
SSのランストップ能力を重視するシステムの割にカバーが出来ないと使わないと言う矛盾を解決する為にランストップ型のFSを使う事にしたのだと思います(MikellもColemanもFSからSSに変わっています)2巡指名のSですしスターター定着する事が1年目から要求されます、頭脳面に大きな問題は無いでしょう、マンカバー能力とパワーアップで開幕戦SSのスターターを務めている事を期待します。